2023年6月5日月曜日

温度制御コントローラーTIC

日常巡回時の自動制御確認事項。。温度制御コントローラーをTICという。 空調機は基本TICでポンプ関係はPIC。1が現在温度、2が設定、冷房ならば1>2状態では インジケーターでバルブ開放出力あり、もし1>2なのに点灯してない場合は画面をFBに して冷温水バルブ開度を確認する。故障要因の1個を紹介。。。夏冬切替が冬のままだと 1>2ではバルブが開かない。ここで図面を見るとSWX1のa接点が関係している!この回路 ではここが閉じる事で・TICは冷房運転と判断するのです。

SWX1という事は・この現場は中央監視で夏冬切替をしている。現場によっては現地の セレクターSWにて手動で行うケースもある。自動というのは便利だけどそれだけ故障 要因が増えるという事です。手動ならば・人が操作しない限り設定が無断で変更しない

強制的に容易に・TICを夏モードにするならTIC裏のそこをジャンパーすれば可能です。 それで正常ならばSWX1のリレーが閉じていません。それでもダメならTICの取替30万円 という世界です。もちろん取替は業者作業です。

TIC画面がBLACKならば・TIC裏のそこの電源入力1ー2を測定してみればいいです。 空調ではないんだどこうした物の電源入力が0で画面BLACKを経験した。電源は コンバーター経由でDC入力、そのコンバーターが故障・業者来るまで待てない・ ので隣のコンバーターからVAで分岐電源供給させた事がありました。

制御が稼働できない・重要設備が使えない・午前はダメ・業者待ち・電気主任は ギブアップという状況は避けたい。電源が来ないだけなら・代替え策は通常ある。

温度表示が安定しないならば・温度センサー配線を増し締めしてみればいいです。 空調機の長年の振動もあるので緩み可能性0とは言えません。センサーなんて よほどでないと故障しません。

私はこういうのがスキなので・遊び気分で故障想定をし・自分ならどう対応するか・ 図面と現地配線を見ながら・勉強ではなく・研究しました。各電気担当の方もぜひ! そういう意識で現場を見てほしいです。

冷温水バルブは場所によっては空調機の上部にあり、その場合は脚立を使ってまで 目視確認はしないでください。落下事故で骨折でもしたら私も困ります。TICの とこで開度は見れます。

開度が100%ならば・TICではどうにもできません。空調機の能力不足・熱源に トラブルが発生しているかです。8月頃ですとデパートや病院では事務所と違い 常時100%になる状況が多いです。間仕切りのない広いスペースは仕方ありません。

開度100%の場合・最後に確認するのは夏なら冷水温度です・そこが15℃なんて 冷温水発生器に問題が100%発生しています。後冷水の入が10℃なら・夏では 出口は14℃~19℃程度になる
・熱交換するからです。この辺も巡回点検では 目視確認します。

TICやPICを触りたがらない設備の人いますが、それでは設備員とは言えない。 ・Displayボタンを押していくといろんな状態表示が見れるのです・まず見る事! 下のENRETボタンさえ押さない限り・制御がおかしくなる事はありません。

こういう温度変更は・この状態からならENRETを押すと黄色文字が点滅する。 矢印ボタンで値を変更してENRETを押せば新しい条件で自動制御が開始される。 中央監視にこの機能を入れてない現場では、現地で設備員はこういう操作を されています。

ただですね・・・設定22℃で25℃がまったく下がらない・インジケーター表示 は上昇して最後フル点灯になります。それが故障なのか・正常なのかを見極め できる様になってください●設定・現在温度・バルブ開度の3点をここで確認 して操作するのです●

TIC★設定と現在温度の差・設定と現在温度がずれてる時間・瞬間の変化率が 自動制御の基本ではあります。自動制御は値の差だけでなく・ずれが生じてる 時間も関係します。ただ温度自動制御については家庭エアコンの方がはるかに 進化しています。