ビルの電気主任技術者はこういう作業もします。

空調機のVベルト交換手順を以前記事にしましたが
今回は排気ファン、でも天井裏にある交換が面倒
な場所にあるケースです。3人で4か所交換をする
事にしたので二人はペアでしてもらいビル管理8年
生の私は一人で作業しました。電気のお仕事をする
以上は天井裏にはそれ以外でも入る事があるのです。
設備仕事をされた事がない方のために将来の参考ま
でに記事にしました。まず点検口から天井裏に入る
脚立は可能な限り高い事、けして点検口の枠などに
手をかけない
様に、余計な物が緩んだり外れては余
分な作業が増えます。私はそういうのが嫌なんです

吊り金具のあるとこに足をかけるのです。軽い気持
で天井裏に入り天井を破壊すると場所によってはそ
の場所で営業活動ができなくなります。修理費用も
かかるわけで細心の注意をします。脚立から天井内
に入る時も点検口近くの吊り金具を持って上の空間
に侵入します。だから脚立の最上部で体が天井内に
半分以上入る脚立の高さ
が必要なんです。脚立から
吊り金具以外を持ち上に登るという行為を私はしま
せん。この天井は3メートル以上あるので日常生活
で使う脚立より高い。労働基準法では...知ってる
けど、この程度で軽作業のたびに足場なんかしてる
現場はない。設備のお仕事では時々高所作業もあり。
VAVがない現場の天井空調アネモ調整でも同じです。
最後に空調ダクトの上を乗り超えて反対側に排気
ファンがいました。左右上と順番に固定ボルトを
スパナで外す、必ず上を最後に外します。スプリ
ングワッシャがある場合、ボルトを緩めても容易
に抜けませんが気にせず回せばボルトは外れる。
作業経験の浅い方はまずこのカバーを外せるかが
第一関門ですね。板をここまで持ってこれないの
と足元が空洞の上悪いので踏み外して天井を抜か
ない様にどこに足をかけたら踏ん張れるか
考えま
した。ファンの周辺から天井に侵入できないので
こういう経路でしかこの場所に来れない。このフ
ァンを天井に取付工事をした後に天井工事をして
るのですがメンテナンスという事をまったく考え
てないです。

始めて作業では"こんなの外せるの?”と思うで
しょうが私は昔父から習ったスライド法で外し
取付をしています。Vベルトに体重をかけ引き
ながら回せば簡単に脱線させられます。真ん中
は脱線させて一旦一番手前の溝にかけてから最
後に外に外します。奥は同じ要領を2回繰返す。
工具は何もいらない、グリップの効く手袋だけ
あればできます。指の位置を常に意識してる
でプーリーとベルトの間に指を挟む事はありま
せん。ベルトを入れる時はその逆をすれば何本
がけのベルト交換でも難なくできます。

入れる時は逆にベルトを押しながら回していけ
ばいいんです。もし途中でベルトが反転(裏と
表が逆になる)したら、即逆方向に回して押し
込めば修正できます。力ではありません。イレ
ギュラーな向きの方向の力を少しだけ横から
かけプーリーの回転と重みを生かしてゆっくり
自然にプリーの溝に挿入させます。回すのは
ベルトを引くのではなく丸いプリーを右手で
回すのです。常に左手の位置を意識してください。

言葉では長くなりましたが3本なら1分で撤去可能。
モーターの方には行けそうにないのでこの位置で
ベルト取付を行う事にしました。グリースアップ
作業をこのタイミングで行うと油がベルトに付着
する可能性があるので、それはべルト交換後に行
います。
管理基準は1年1回ベルト交換と半年に
1回のグリースアップを行います。今回張りは問
題ないけどここは足元が悪いので、張り調整が必
要な時は業者にさせる事にしました。張り調整と
はモーター固定ボルト緩め移動させてベルトを少
し張り、緩みをなくす事です。

手順を撮る余裕がなかったのですが3本交換終了。
手回してきちんとはまっているか確認をします。
次にベルトを上から強く押さえて5ミリ程度凹む
程度ならOKです。スマホで連絡して運転をして
もらい、音や振動を確認します。電流測定でも
問題ない
と連絡がありましたのでカバーを取付
して完了です。工場ではもっとヤバい状況のフ
ァンもあったのでそれから考えたらビルの天井
排気ファンの作業は誰でもできます。カバーの
取付のボルトは先に上を仮締めで固定、この時
完全に絞めると左右に移動しないため、左右の
ボルトがかからなくなるので注意してください。
最後に脚立から降りたのは30分後でした。この
時に高い脚立の良さを痛感するでしょう、低い
脚立で無理に登り、降りる時に落下打撲事故が
時々ある。
天井から脚立に移動する時は要注意!

電気主任も設備員の一人なのでメンバーと同等の
作業はしないといけません。特にこれが厨房関係
の排気ファンですとベルト切れで排気不能になる
と料理ができなくなるので定期交換は必須です。
それと既設を外した時のベルトの汚れが下の様
についた時はウエスで拭けば綺麗になります。

これがVベルトの規格です。30KWのモーターは
Cタイプで4本程度です。ベルト交換は設備員の
必須作業なので苦手とならない様に練習されて
ください。私みたいに設備の先輩は丁寧には教
えてくれないので要点だけは覚えておいてね。

Vベルト交換ではサイズの合うスパナ1本とグリップ
手袋だけあればいいです。ベルトをはめるのにドラ
イバーを使う人がいますがベルトに傷がつきます。
特に平地作業ではない場合、持ち物は軽く最低限に
しないと不都合ですね。ビル管理で電気主任技術者
とは+設備員業務もします。
電気の事だけをするわ
けではない点をこれから目指す方は知っておいてく
ださい。

私、体のラインの割には力があるのでファンカバー
を外したりベルトの着脱、取付は男性と同じ様にで
きます。2ヶ月個人レッスンと後は1年個人でトレ
ーニングをしました。力がすべてではないと言いな
がら握力が30Kgもなくては自分も仲間の戦力にも
ならないと痛感。今は握力は右が51で左が47です。
壁の絵は私が描いた趣味の絵です