絶縁抵抗測定で0.1MΩなら合格にしますか?

去年絶縁抵抗測定で20MΩが今年0.15MΩ、確かに
法定基準値はある!貴方ならどうしますか?ただ
経年劣化のみで1年で絶縁がこれほど下がるのはあ
りえない、絶縁が良好とは100Vメガで20MΩある
のが常識
なのです。そうならないのは何かの原因
があり、その中には法定値あっても様子見するに
は問題があるケースもあります。内線規程が推奨
する絶縁抵抗は1MΩ以上が好ましいが現実的です。

通常のビル内の対地電圧100V回路の絶縁抵抗は
これが常識です。もちろん年数経過すれば絶縁
はゆっくりは低下します。その将来の低下限界
値が法定値です。ただ1年で20MΩが200分の1に
なるのは経年劣化以外の低下原因があり貴方の
電気管理過程において変圧器地絡や店舗全停電
に至る可能性が極めて高いと理解すべきです。
0.1MΩ状態を軽く考えてるとヤバイです。
管理は絶対的な何かだけでなく相対的な思考
もあって最善な保守管理と言えます。0.1MΩ
あるだけ確認管理なら中学生でもできます。

0.15MΩはこんな状況になってる可能性がある。
だから調べないといけないんです。出火でも
したら何を点検したんだ!という話になります。
何回かこういう経験は私もあり、取替したら
20MΩになりました。やはり基準値ギリ合格
はいけないんだと痛感しました。MCB⇒VVF
⇒コンセント⇒機器プラグの絶縁は正常なら
20MΩ以上はある、それが0.1MΩになってる

(0.01MΩでも30mAのELBは切れないです)
わけです。もし出火して法定値あったから
様子見したと返答したら君はそれだけ絶縁
が低下してるのにおかしいと思わないのか?

と鋭いオーナーならば指摘されます。法定値
とはある意味限界値、正常な時の各現場値は
法定値よりかなり高い
のです。

人が電気を感じる電流を1mAとして対地電圧100V
ならオームの法則で求めた抵抗値が0.1MΩ、そう
絶縁基準値の根拠なんてそんな程度です。対地
電圧が200Vならだから0.2MΩ。300Vを超える物
なら0.4MΩと定義されています。ただこれは
メーカー資料にある製品の管理絶縁抵抗値で
はなくモーターなら1MΩ以上です(三菱、日立)
法定値の絶縁抵抗基準は人が基準なのです。

これから初電気主任をされる方に知ってほしい
のは普通の乾燥した事務所では100Vメガで20MΩ
あるのが当たり前なんです。ただ電気担当をし
てると下の≒0MΩに遭遇します。その時に初め
て貴方のスキルを問われます。テナントに絶縁
が悪いので業者に連絡してください、ではない。
それを調べ軽微な不良は修理、場合により業者
修理や取替をアドバイスするのが電気主任のお
仕事なのです。

もし10MΩになっていたら?違うメガでもう一度
測定してみる、同じ結果なら毎月その盤主幹で
I0を測定してるなら様子見でもいいでしょう。
でも次の年に5MΩなら自然絶縁低下にしては
低下が早すぎで何か原因がありそうです。0.01
MΩより低下すると主幹I0測定でも変化がわかる
様になります。主幹1mA⇒主幹10mAとか上昇。
遅くてもI0が10mAを確認した段階では対応して
ください。
主幹ELBなら店舗全停電に半年以内
には至る、年1のメガ確認だけの管理では対応
できない事例です。

変圧器B種接地の50mA未満の基準では元々低いと
上昇しても50mA未満だからと見逃す可能性はあ
ります。私はI0を14時に測定する事に決めてい
るのですがその測定経験から言えば倍もI0値が
上昇する事はなかったです。私的には下なら
30mAになったら別日に測定するこの変圧器が
絡むテナント主幹I0測定では注意して測定し
ます。この方法で0.01MΩの絶縁不良回路を
B種接地が50mA未満でありながら発見した事
が過去何回かあります。

初電気主任として着任したならまず最初に確認し
てほしいのは各変圧器のB種接地電流、大まかな
建物の絶縁状態、リークカットONで50mA未満か?
もし100mAを超えていたらその先には0.01MΩの
回路がたぶんいる、年1のメガ測定でそれが見
えないのはメガは停電させて測定するから電子
SWが切れ試験電圧が機器内部にかからないから
発見できないのです。幹線とかが絶縁不良にな
る事はまずない、入居して10年以上のテナント
は要注意
しておいた方がいいです。特に飲食!
共立漏れ電流クランプメータMODEL 2431は変圧器
B種接地電流測定ではお勧め
です。(2万7千円位)
必ず50/60Hzレンジで測定しないといけません。

電気に興味がある設備の仲間にはこう説明してあげて
ください。実際に管理してる電気主任でもこういう事
を理解してない人が多い、漏電は電気が漏れると言う
けど奥が深いです。エジソンが最初に発明した直流送
電の時代にはなかった、交流を扱う上の代償です。

まったく同じ能力で環境なのに1台のモーターだけが
なぜか約2MΩはなぜ?もちろん2MΩなら法定基準は
満たしますが私はこういうのが気になるのです。
サーモグラフィーで温度を色で見た時にその2MΩの
モーターだけが熱く、感覚では3倍速く温度が上昇
する事に気がつきました。やはり極端に違いがある
物は何か違いがあると再認識しました。いわゆる
これは実測、私の未熟な頭脳が及ばないからこそ
価値と得る何かがあるのです。現場はお金(給料)
を頂けながら観察もできる良い側面があります。
本やNETで他人に意見を聞くより実測こそが完全
なる正解とヒントを教えてくれるのです。

音が聞こえなくても一番奥のモーターは停止してる
のはわかります。同じ条件で運転する複数のモータ
ーの温度を色で同時に見た場合、熱く成り方の違い
とか内部絶縁体の劣化を示す兆候なのかもと最近
は考えています。この2台のモーターは完全に色
が一致している。だから中の絶縁物の状態も同じ
なのではと理解しました。わからない事ばかりで
すが楽しんでいます。エアコン室外機をこういう
感じで確認すると放熱面の色にばらつきがある。
冷房運転なら色の青い部分が閉塞してるのかも?
温度を色で見ると今まで見えてなかった事が見え
ます。同じ状態の物を3台以上赤外線で比較する。
1台で明らかに違いがあるなら、そこに何か問題
発生の予兆があるというのが私の見解です。


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★空調機Vベルト10分で交換方法
今から説明する方法は正規方法ではありません。
正規にはVベルト交換はモーターを移動させ取替します。
ただ短時間で即取替する時にはこれが一番早い、厨房関
係ですと排気ファンと調理器具が連動してるので排気が
できないと調理ができない、早くなんとかしろ~!と
料理人から怒鳴られるかもしれません。特に定期的に
Vベルト交換をしない現場では急な取替もありえる。

モーター電源を切る、ベルトを持ち自重を外側に
かけ引きながら左回転、レールから脱線させると
Vベルトは簡単に外せます。道具も力もいりません。
真ん中ベルトはまず手前側の溝に脱線移動させて
最後に完全にプリーから脱線、一番奥も同じ要領
で行います。必要なのはグリップの効いた手袋
けです。腕の力でベルトを引くのではなく自分の
体重をかけるのがコツ。腕力でするのではない!
回転させながら流れに沿って静かに脱線させます。

新品のベルトを3本、中に通します、手前側から
取付開始、小プーリーにVベルト片側を完全にか
けます。

大プリ―の溝にベルト一部をはめたならプリーだけ
を両手で持ち、息を止めて一機に左回転させます。
脇を絞めて小さく短く力を1点に集中させる感じ!
力のかける方向は円に対して真っすぐ接線方向です。
ベルトを持ち指をつめると相当に痛いから絶対にプ
ーリー以外は持たないでください。撮るために一人
で作業をしてるので両手でプーリーを持ってる様子
は撮れませんでした。
意味はわかると思います。
初めて自分でしたら"嘘、こんなの入るわけない"と
思うでしょう、力の掛け方だけは目に見えないから
正確に説明できません。自分でしてそれに気がつく
しか実際はないと思います。

2本目も1本目と同じ作業で完了です。力のかけ方が
悪くてベルトがはめた瞬間に反転したならばその瞬
間にベルトを今度は右回転させて指で押し込めば修正
できます。上で言った円に対して接線方向への力がず
れるとそういうベルトの裏と表がひっくり替える現象
が発生します。それを修正しようとドライバーとか
突っ込んで力づくをするとベルトに傷をつけます。

3本目完了、説明すると難しい作業に聞こえます
が3本取付なら私で2分あればできます。交換が
終了したら全体を手で強く抑えます、凹みが5mm
程度なら大丈夫です。カバー撤去、既存Vベルト
撤去、取替で10分くらいでしょうか。ここまで何
の工具も必要ありません。ゴム手袋だけ必要。

この取替方法は正規ではないと言いましたがこの
方法でVベルト交換をしてる現場は実際多いです。
上手な先輩がいればよく観察されてください。

ただそういう現場でドラバーとか準備してされる
先輩はあまり上手ではないから見本にはしないで
ください。プリーの持つ自重を利用して回わせば
女の子でもVベルトなんて交換できます。自然な
動きに逆らい力づくでするから入らない
のです。
特にCタイプのVベルトは太いので力任せ方法では
相当に交換作業がキツいはず、Cの4本を一人で交
換できるならどこのビル現場でも困る事はないで
しょう、もちろん私もできます。

Vベルトはこんな感じで割れてると即交換が必要!
何年も取替してないと硬くなりこうなるのです。

VベルトのA.B.CとはCが一番ベルトが太い。30KWの
モータとかはCの4本がけとかです。

ベルト交換してあまりにたるみがある場合このタイプ
は裏にある調整ネジで高さLを変更してベルトの張り
を調整できます。そこまでは頻繁にはありません。
ただそれを完全に緩めてベルト交換する正規方法で
は最後に必ず張り調整が必要です。1回もモーター
を動かしてベルト交換した事がない現場では固着し
調整ボルトが回らない、屋外では錆びついてダメ
とかいう状況になってるケースが多い。モーター
やその周りを1回も掃除した事がない現場です。

ファンカバーを取付する前に試運転します。ベルト
は新品ですから負荷が交換前よりかかる事で電流値
が上昇したり、少しハンチングとかしていたらそれ
が僅かになります。それだけ確認したならファンカ
バーを取付して終了です。カバーをつけて不具合が
判明すると再度カバーを外すのは面倒です。
又運転電流が38A⇒36Aに下がればVベルトが劣化。
同じ負荷で2Aも下がる事はない、40Aを超えたなら
駆動軸に余分な負荷がかかっている。管理をして
いて運転電流±0.5A程度が電流の変化幅と判断し
ます。電流は駆動系の異常を確認しているのです。

今回B-59Vベルト3本で6000円それに人件費を加算
してオーナーには請求するのですが、もし定期的
に全空調機分を交換したら結構な費用になります。
それをオーナーが嫌がるのです、単にお金の問題
オーナーも人が変わるとお金がかかっても定期交
換を望まれる場合もありますから、その時のオー
ナーの考え方次第です。

ついでにポンプグランドパッキンの交換を説明します。
まず1ナットをサイズの合ったスパナで外す。モンキ
ーレンチはサイズフリーでも隙間がずれるから私はこ
ういう作業ではスパナしか使いません。外したら2の
隙間にスパナの先を刺して少しづつ起こばグランド押
さえが前に出てきます。1と2を外せば中にグランド
パッキンという物が順番に挿入されてるのが見えます。

グランドパッキンを抜く専用ツールが設備職場には
あるのでそれで引っ掛けて抜き出せばいいのです。
その時にシャフトには傷をつけないでください。
交換作業を毎年してる現場ならいいけど絞めれなく
なり取替する現場では奥が固着して抜くのが大変。
ベルト交換でも本来は毎年するのがメンテは楽なの
です。


これが新品のグランドパッキンでこれを抜いた後に
挿入すればいいだけです。シャフトに巻く時に切れ
目は互いに90度ずらして挿入します。ビルの電気
主任はビル設備員でもある
のでVベルトやこのグラ
ンドパッキン交換も覚える必要があります。後は
ドアクロザー交換や簡単な水関係のメンテですね。
職場の仲間のできる事も全部できないではリーダー
にはなれないです。又そうなれて仲間は同格と認め
てくださいます。

ドアクロザーの調整と交換
通常は速度調整ネジでドア開閉速度を調整するだけ
ですが古くなり中のオイルが漏れてきたら交換しま
す。貴方の家にもあるでしょうから観察してくださ
い。家にあるのを外して取付する練習ができます。
工場とかでは中のOリングやオイル交換を行う現場
もある様ですがビル管理でOHはないと思います。

こういう蛇口交換とかビル管理に就職して私は覚え
ましたが生活に役に立つ作業が多いから仕事のため
と言うより結構楽しめます。モーターレンチ、パイ
プレンチ、プライヤーとかどういう作業の時にどん
な工具を使うとか工具の扱いが悪いと良い作業の前
に物を破損させる事もあります。コンクリートや金
属に穴を開ける事も年に数回かあり貫通作業とかも
覚えれます。もちろんコンセント、タンブラSW取替
も設備員のお仕事、ビル管理は学ぶ気ならいくらで
も楽しい職場。
特に日常大工が趣味の人には向いて
る職種です。プロレベルの技量は不要でそつなく幅
広く基本的作業ができるを目指しましょう。

作業慣れされてない方がマニアルを読んだだけでは
簡単にできないのは、紙の手順では力の掛け具合と
かわからないからです。何事も力の量と方向がどう
なのかを感じる努力
をしてください。最初に説明
したVベルト交換作業と同じです。ただ回せばいい
とかそういう認識では作業は上達しないし破損させ
るケースもあります。特に工具を使う作業では貴方
の普通の力は何倍にもなるので注意してね。

新築以外はすべてLED化されていません。中にはランプ
着脱が難しい物もあり、ランプを割り口金がソケット
に残ると面倒な事になるので電球交換も慎重にされて
ください。又そういう理由で安定器交換も多くの設備
現場で今だされています。
FLR器具にFHFの安定器を取
付する場合黄色線の並列部分が違います。最近は直管
ランプはバイパス工事をしLEDランプにする作業
も増え
ました。安定器交換よりバイパスLED工事が一番簡単。
照明SWはたいてい片切りなのでそれがOFFでも200V照明
では片線は対地電圧100Vで感電しますので注意です。
(単相線間200Vの対地電圧は100Vです)

LEDバイパス工事は片側給電方式LEDならば既設の
並列接続側の黄色線と電源を直結するだけ、他の
配線は切断してすべて不要です。ただ使用する
LEDの口金はG13タイプでないと使えません。テナ
ントやオーナーに依頼されて設備で作業する場合
は購入するランプ選定は要確認!参考までに40W
白直管⇒バイパス工事⇒LDG32T・W/17/25がいけ
ます。尚、バイパス工事をした後は今までの40W
ランプは使えない。短絡しますので器具に指定
ランプ以外は取替禁止のテプラ―を貼ります。