深夜1時の漏電★夜勤者からLGRが発生しB種接地を測定したら250mA発生したままと
連絡を受けました。え?動力ですかこの時間はすべての機械停止中なのに?普通LGRと
言えば1の様に単相変圧器のはず⸜( •⌄• )⸝緊急出勤!変圧器各二次側を測定。170mAも
流れてる回路発見、え屋上?意味わからない。●漏電は常に現場にこそ正解がある
理由はわかった!この自動制御は三相200RSTの線間から単相200Vを出して使用して
るからです。だから動力回路その物ではないのです。
その自動制御盤主幹を測定。。。あれ30mAもある。自動制御盤の漏れ電流は通常
1mA未満が常識です。漏電とは値が変動するわけで・測定瞬間はこういう値という
意味です。ですが★自動制御回路でこの値は明らかな異常です★
まずここが自動制御回路であるから・100Vメガでも安易なメガ測定はしたくない・
そこでこの状態で・各回路CPを1個づつ切ると・ある回路で急に0.5mAまで減少
を確認しました。
確かこの業者の製品のパネル裏には~衝撃電圧試験禁止~なるラベルが貼って
あるのを意識したのです・絶縁抵抗試験とあえて記載してない点が微妙・後で
★電気担当の人がメガをしたから余計な故障まで発生した★なんて言わせない
ためもあります。
図面で調べると・36ー37線の配線はCTの希釈用電磁弁の電源である事が判明。
電源常時直送で現地ユニットは電気伝導度で制御してるのです。
今夜できる対応は・まずこの回路への通電を停止させ・36と37の配線を抜く。
希釈なので使用できなくても・朝の冷房運転に支障はすぐ発生しません。
事務所に戻りmailで状況写真をつけて点検依頼をしました。自動制御はフルメン
契約なので・故障による点検に余分な費用はかかりません。(現場により違う)
ただ・36~現地装置の配線の漏電を懸念しないといけません・盤から屋上設備
まで30mはありそう・配線絶縁不良であれば自動制御業者の修理範囲ではない。
業者に装置の電源入力をフリーにさせる。その状態でメガを測定すると20MΩ
配線は問題なし・ですから装置内部の漏電が判明しました★ここまでが私が
すべき確認事項なのです★
装置のとこまで行き、装置電源入力のとこで30mAが出てれば装置の絶縁不良
はわかりますが・屋外施工なのでそれは難しい。だから装置内の電源入力を
抜いてもらうのです。専用装置のパネルを外してという行為は自らしません・
・そのために業者がいるのです・古い装置でまったくNOメンテでというなら
やもうえずその行為をした事はありました。
・絶縁不良に関する報告は原則メガ値で行います・30mAの漏れ電流は≒0MΩ
と必ずなります・報告は約0なんてではなく・0MΩで扱えばいいです。漏れ
電流なんて・電気屋さんしか深い意味はわかりません・社内では電気を知ら
ない上司、ビルオーナー又店長(テナント故障の場合)などにも報告するのです。
●単体装置にてリーククランプで10mAを超えていたら≒0MΩです●では
5mAでは?なんて考える必要はない、ほとんどで10mAを軽く超えます。
装置内の奥で漏電してると間欠漏電となる事もある!そこら辺になるとよく
考えて点検方法を検討してください。
業者の中には・どうせわからないとだろうと・本来故障してない物まで取替
して金額請求したり・実際ある!だから私の様な電気担当にビルオーナー
は状況確認も依頼されるのです。自動制御のパーツは凄い高額ですからね!
★業者に電話する事だけが故障対応ではないんです★