2023年4月27日木曜日

主幹ELBトリップ全停電

さきほど肉屋さんで主幹ELBトリップ全停電、現地盤主幹で1MΩ、右列子回路すべて切りで 主幹メガまだ1MΩ、今度はすべて子回路切りなら主幹40MΩ。左列に不良回路あり。結果 左下から2番目MCB回路が不良と判明しました。主幹投入で復電完了です。ビル電気主任に ならば迅速にまずこの状態にできないといけません。ただ当然店長から何が原因か質問され ます。切りにした回路にある機器をすべて外す。これで絶縁が悪い場合はコンセントが怪し いです。コンセント位なら取替してあげますが、機器ならば業者手配が必要を進言してください。

この様に店が漏電停電では法的絶縁値の0.1や0.2MΩに拘っていては漏電対応できません。自分で経験しないと、本でしか電気を知らない人には実感がないかもね。最初のメガ測定で80%は≒0MΩなので誰でも絶縁不良は感じれます。15%はこの様に主幹が1MΩ程度です。ここで法的値あるからと復電、様子見にして30分後に再度停電となるのです。

気が短い店長ならきついお叱りを受けるはめになります★電気技術者がわからないから、何の根拠もなしに様子見はすべきではありません。 法的値の0.1や0.2MΩとは人間の安全性に対する基準です。一例として日立や三菱のモーターの絶縁は最低1MΩ以上です。法定値あればELBが絶対に漏電トリップしないという意味ではありません。