会社で電気主任になったら!

電気主任技術者という資格は会社内での役職ではありません。
主任、係長、課長、部長、取締役と言われるこれらがそうで重用な
事項を決定する権限は自分がどういう役職かで決まります。主任
の私では職場の仲間への命令権限はありません。電気管理に関
する事項でテナントや会社の運営に影響を与える事柄ですと課長
以上の許可が必要です。
法的は法的で会社員である以上は
その会社組織ルールに従えないならば解任させられます。もちろん
絶縁がどうこうなど点検に関する事項は電気主任が考えより良い
方法を決める事には問題はありません。(保安規定だけでは安全
管理についてすべてに満足できないでしょう)

私が勤務する会社では電気の統括責任者は電気主任の私ではな
く技術部長なのです。なぜか?私には部長の様な役職がないので
イザで重要な決定権がないからです。極めて妥当ですね。私もそう
でないと困ります。
ただ前述した様に点検・管理方法についてはす
べて技術部長より任されています。この辺を勘違いして電気主任
だからと何でもできると思いテナントなどに会社も知らない指示や
命令をしてそれが結果、テナントに損害を与える事態となれば責任
をとらされますから会社で電気主任技術になった場合は最初に保安
規定を確認し自分のその会社での立場を確認されてください。

ですが入社したばかりでは資格はあっても設備の場所もわからない
配線状況もわからないわけで電気主任として入社しても当面は役に
は立たないのです。
その職場にいる先輩達の方が電験はなくても
過去経験があるのでよくご存知です。全体像がわかるのに1年は
かかります。正常な人ならビックマウスは口にしないで謙虚な態度
で電気主任としての立場をするのがまともな神経の持ち主でしょう。
仕事を覚え現場を掌握できる様になれたならば新しい何かは自分
一人で行うくらいのつもりで上司には提案できないといけません。
けしてそれは暴走ではなく会社運営に寄与できる最良の方法であ
るべきで社内で信頼される電気主任となれるかの分岐点です。

対極的な電気管理技術者では今度は顧客相手の自営業ですから
相手から態度が我慢ならないという事で断られたら終わりです。
電気主任、電気管理技術者いずれにしても資格があるから何でも
自分の思いのままになる働き方なんで現実存在しません。一番大
切なのはやはり人間関係、気配りという当たり前の事です。
組織に
属すれば収入は安定するが同時にその会社の社員として就業規
則に従い働かないといけません。電気管理技術者となればルール
は自分で決められますが収入は約束されないわけでどちらも互い
の良い部分ばかりが気になるだけです。けして資格があればとか
知識があればだけではお仕事は何をしても円滑にはできないです。

ビル管理にあってはLED化、個別空調など施設が効率的になると
同時にオーナーの経費節減対策で1000KW未満の事務所ビルでは
電気主任は選任しないで保安協会に委託される形態がより増えて
いくでしょう。電気以外をビルメンテナンス会社が管理する形態とい
う意味です。電球交換不要、空調運転不要となれば次は管理員の
削減となるのは自然な流れです。ビルで電気主任が選任される状
況は私と同じ特高現場、病院、商業施設などに限定される
と思いま
す。実際この電験という資格は資格者だけで言えば十分足りてい
て不足してるのは資格+現場スキルがある人というのが実情です。
資格だけで確かに法的には問題ありませんが貴方がオーナーな
ら資格だけの人に大事な会社の電気設備を任せますか?私が
Blogで電験という資格に触れないのはそれを取得して終わりで
はなくそこからが電気管理業務修行の始まりだからです。始まり
を熱く語っても意味ないし、そこからどう生かせばについて教えて
くれる情報源はほとんどNETでもない状況ですよね?

私がこの現場で電気主任技術者になる時に父から言われたのは
最低10年は同じ現場で電気主任をしたという実績を作れでした。
それがあってこそ電験という資格は一生食べるのに困らない資格
となるでした。貴方も巡り合わせ良く電気主任となれたならば辛い
事もありますが10年頑張りましょう。私が言えるのはそれだけです。

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