初めての停電作業・ある事例|ビル設備管理編

ぜひクリック支援してください。
にほんブログ村 資格ブログ 電気・通信系資格へ★★

左サイドはなぜか下サブページを開いた時だけ表示されます。
⇒私の電気保守管理⇒電験三種理論習得講座⇒エネルギー管理士
⇒電気主任技術者を目指す方⇒保安規定紹介⇒電気主任技術者選任
⇒単相三線式分電盤の各種点検動画⇒絶縁抵抗測計を家で習得動画

個人的な電気作業動画です。
⇒漏れ電流で分電盤絶縁診断⇒変圧器B種接地電流190mA!
⇒変圧器地絡対応⇒テスター⇒コンセント⇒回路探す
⇒マグネット⇒単相三線式回路の特性実験⇒電源回路を調べる方法
⇒絶縁抵抗測定と接地の関係実験⇒盤の接地抵抗測定、共立KEW430
⇒コンセントのコールド側を利用した絶縁抵抗測定⇒タンブラSW
⇒コード断線チェック⇒短絡とは⇒漏電とは⇒モーター漏電
⇒マルチメーターMS8212A⇒メガの試験電圧測定

この記事は昔投稿した物ですがなぜか最近急にアクセスが増えて
るので初めての停電作業をされる方は参考にしてください。昔
工場勤務時代、私もまだ電気主任技術者になる前の体験談です。
1000回停電作業の市販教科書を読んでも1回の実務体験で得た
今後の自信には遠く及ばないです。特にこういう銀行や証券会
社が絡むビルにおいては1分いえ秒単位で正確な時間で作業
進行させる必要があり、停電作業をする前の事前準備と終わっ
た後のサポートまで必要
なのです。今回は今の私から見ての
記事も新たに追加しました。
記事内容の7割は他現場でも共通
な内容です。だから初めての停電作業のタイトル記事!

父の友人の方が電気主任をされる契約電力1000KWの高圧受電ビル
の停電作業を勉強のため見学させて頂いた事があります。ただ
その現場の高圧機器成はもうはっきり覚えていないのですが
規模的には延床面積が1万~1万5千程度のビル、電灯TR総容量
が600KVA、動力TR総容量が1500KVA、非常用発電機300KVA程度
だったと思います。契約電力2000KWまでは高圧受電です。

こういう作業をする場合は事前に各テナントの許可を得て全社が停電
可能な日に停電作業を行います。携帯電話会社、警備会社、銀行ATM
EV会社への停電日の事前報告
も忘れてはいけません。又飲食関係があ
れば食品対応について文書で通達します。特に大手スパーなど食品冷
蔵庫食品を腐らせて100万円管理会社が弁償した事例もあるのですべ
き連絡は絶対に怠ってはいけません。いずれにしても停電日が確定
したら最後に絶対忘れてはいけない事は電力会社への停電の申込み
です。エクセルですが印のとこは電子スタンプで構いません。丸山
の印と検索したら丸山の印の画像が表示されるのでそれを取り込ん
で使えば簡単、それを担当の電力会社の方にmailすればいいです。
停電日の1ヶ月前くらいでいいです。返信がない場合は必ず確認の事。

停電直前発電機は手動モードにして停電して回らない処置もします。
仮設照明、リレー試験電源用の移動式発電機を用意されてました。
非常照明は電気室のあるB1階を残しすべてのMCBは切りでした。
(全館非常照明を2時間も点灯させたらDC100Vの蓄電池を放電し過
ぎて受電設備の復電操作ができなくなります)

今の私からのアドバイスとして停電30分前にはEVやエスカ停止。
全テナントは退館してる事、もしEV内に人がいるのに停電させたら?
警備の方にもまだ退館できてないテナントがいたら連絡をしてもらう
打ち合わせも必要、停電20分前には中央監視や各盤停止、電気室に
ある100V蓄電池設備は10分前には、停電作業で必要な回路以外はすべて
切る、特にその非常照明を点灯をしたままにさせ電圧が低下状態でVCB
を復電時投入させた場合、過電流でVCBコイルが焼損する可能性あり。
指定電圧より下げて機器を可動させたら電流が増える、これは必ず
電気を扱う者の常識として知っておいてください、たとえば200Vの
コイル電圧マグネットは190Vなら投入できるけどコイルに流れる
電流は増える、それと同じ理屈です。

初めての停電作業では100V蓄電池設備の電圧低下には十分注意を
してください。
★停電した時に点灯する非常照明は必ず切るです。
受電を電力会社から切ってもらったら、一般回路は仮に非常用発電機
を可動させても再運用できないのです、その現場における停電での注
意事項はここで書いた以外もにもあるでしょうから、その現場の運営
をよく検討しておく事、★停電作業では事前連絡、事前準備が最重要。
電気主任として初めての担当ではこの点の抜けがないか何回も確認の事!
職場のリーダーから停電1ヶ月前までには停電日確定、連絡徹底する様
に命令されるでしょう。停電20日前には業者を呼んで当日の打ち合わせ
業者の方も自分らの行動表を持参しますが、電気主任からも全体的な
電作業の作業工程表を作成
してミーティングします。その時に今年
の発注者側の要望があれば業者に書面で伝える、そういう物を作るの
も初めての停電作業では大変かもしれません、私もそうでした。
停電作業の段取りをするのは電気主任で業者は単にその日の作業だけ
それと今の時代は作業前の全員ミーティングとKYTは必須です。
最初に電気主任が業者全員に話をするので事前に文言を考え
ておきましょう、何も難しい事は不要です。安全に注意して基本作業
を厳守するに関連する内容であればいい、それしかないのですから。
次に業者側の監督が話して質疑応答で終わり。コミュ障では何の責任者
になるのでも厳しいと思います。でもやるしかないんです。もし労災
事故が発生したら作業前のこういう事をしたか労働基準監督署から
指摘されます、会社によってはこの様子を動画で撮り記録としてる
現場さえ今はあるのです。

私の場合、業者との停電作業打合せでは作業工程とは別にスケルトン
に番号を入れたこうした表を作成して渡しています。あれとかこ
れとかの物言いではなくて、何番の何についていうルールにして
いるのです。JW-CADができなくても寸法は関係ないからエクセルの
図形機能でこの程度書けます。前任者のは文言ばかりでわかり難い
と設備の仲間からもあり着任した年にすべて私流で作り直しました。
良い物ならば何も前任者の資料を使う必要なんてありません。

Dは電気主任である私、その他は停電作業の各担当、自分の担当
以外の作業は一切手を出さない、誰が何をして誰が確認連絡する
かも明確化しておきます。こういう手順が停電作業終了まであり
ますがこれは停電開始の部分です。私は特高室と第1電気室を担当
第2と第3電気室は業者責任者に任せています。体は1個です。
設備の人には職場リーダーの指示で直接停電作業には係らせて
はいません。業者だけで30人はいるので困る事はないです。
事故を絶対に起こしたくないから電気がわかる者だけで停電作業
はさせないさい。という会社の判断ですから異論はないです。
こういうのは会社の安全に係る責任者が変わると特に電気とか
は仕事のやり方まで変わります。_だから手抜きで設備の方が
停電作業で何もしない会社とは違います。

私の場合はVCBに2Colorの番号をつけています。青が停電させる
時に切る順番、赤が復電させる時に入れる順番です。これ意外と
役に立つので貴方も電気主任に着任したらされてみてください。
エアコン室外機の電源を先に切るとエアコンで通信異常が出る
ので先に電灯TRを停電させる様にしています。その他現場都合
に従い手順通りの電気の止め方、生かし方は厳守です。尚停電
作業は遠隔の中央監視でするのではなく、現場で直操作で行う
のです。中央監視は停電開始前にShutDownさせます。前任者は
停電させた後にしていましたが、ありとあらゆる警報が出て
出るのがわかってるのだから無駄な作業を減らすためです。
中央監視を生かすのは復電して完全に正常状態になってから
これで何事もなく中央監視は立上がります。ただ消防設備盤
は何もしません。5時間程度の停電なら内蔵蓄電池でいけます。
5時間も停電ならUPS関係はすべて切らないと電池上がります。
(UPSの電池が不調になると取替費用が高いので注意)

そう!昨年から会社の安全担当者が停電作業で立ち会う様になり
私の動作まで監視されてます。”52R現在受電中、VCB切り、VCB
切れ確認良し"と声を出して指先確認、中電に直通電話で伝えて
背中で見てる安全担当にも大きな声で言う、上の表を作成して
おいて良かったと思いました。見たらわかるだろうはもう通用
しない時代です。
最初年はその担当に1個々の作業の意味と安全
についての配慮を質問されて大変でした。わからないがあまりあ
ると停電作業から外されます。そういう権限を持ってる方です。
これまでできていたからは関係ない、と最初に言われ嫌な奴と
思いましたが考えてみれば、世の中それだけ厳しいのですね。

話は契約電力1000KWのビルに戻ります。
①のラインを切るに当たり銀行、保険会社などはJUSTで電気の切り
をしないといけないので、それに絡むMCBは受電停電前に1分の違い
もなく先に個別切りとします。独自の自社システムのあるテナント
では停電時間は厳密なんです。(送電を止めてもらう作業は人が行
うので1分の差もなくは無理)だからそういうテナントへの停電時間
通知は全館停電時間より早い時間とし、そこでは受電停電の20分前
までにはその作業を完了されていました。

①ですべてのテナントの停電が完了したら今度は②各VCBを遮断!
次に③の受電VCBを切りますがこの時点でビル送電停止の10~15分前
でそこの電気主任さんが業者に外のモールドディスコン(MDS)を24時
に切ってくれと言われていました。受電52Rを切る時間と送電停止時間
はタイト過ぎるない方がいい
ですね。

送電停止10分前に携帯電話で"今、現地に到着しました。現在受電
の方はどうなっていますか?”(たぶん電力会社の下請け業者)と
確認連絡ありました。
"現在受電VCBは切りの状態で負荷電流は0の状態です。"(電主)
"それでは送電停止作業を開始します"(業者)
そう屋外送電停止作業までには受電VCBは切り館内は0Aにして相手
の作業を待つ状態でないといけません。"今送電を停止しました"(業者)
"こちらでも確認しました"(電主)、受電電圧計を見ていたら6600V
が0Vになるので確認できます。"では復電予定時刻、朝5時の10分前
にまた連絡します"(業者)、こんなやり取りをされていました。
もし非常用発電機自動のままですと27により起動してしまいます。
(52GのVCBを最初から引き出しておけば絶対大丈夫ですけどね)
VCBの引き出しとはこうする事です、動作して絶対に困る
VCBはこうしておけば絶対に安全です。52Gまで抜くと回路
を構成しないので非常用発電機その物もが起動しないです。
現場によってはこうした高圧発電機ではなく完全に消防用
で停電+自火報動作で起動する低圧非常用発電機の場合も
あるのでこの辺の仕様も停電作業前には確認しておく事。

検電後に受電DS部分の④開放と、DS一次側に甲種接地をします。
安全上の操作手順は受電電圧に関係なくどこでも同じです。
電圧計で0Vを確認しても実際に高圧検電器で必ず確認してから)
ただ高圧受電現場では電力会社監視センターとのやり取りや直通
電話は特高現場の様にありません。特高現場では停電、復電にあ
たり受電VCBと責任分解点DS操作や甲種接地の取付、外しは電力
会社の指示に従い行うルールになっています。(当日の操作票が
電力会社から送られてきます)_高圧受電現場ではその辺の操作
は現場にすべて一任
されます。昔古い22000V現場を担当した事
があったのですが停電作業ではこの様にDS一次側に接地をして
いました。

VCB引き出しとかこういう事は、扱うだけなら中学生でもできます。
1回も自分の手でした事ないと簡単な事でも苦手に感じるのが人間
未経験の方は停電作業で練習してください、昼間事故があり
電気主任ができないでは、痛恨の後悔を味わう事になります。

接地は接地端子に線を接続して対象物に接続する、上の接地棒
の先端をDS一次側に当てるとパチと小さな火花が一瞬確認でき
る場合があります、やはり電気って送電を止めてもいくらか残
るのだなと停電作業をして経験できます。下はDS二次側の各所に
する乙種接地です。業者もこれから仕事するのですから確実にさ
れますが電気主任も必ずしてるか確認してください。私は甲種
接地まで私がして、その後は業者にして頂いています。すべて
業者にさせて電気主任は単なる見学者状態の現場もありますが
停電作業以外で全停電が必要になったら電気主任が一人でしな
いとけいない
、そういう点も考え停電作業を生かしてほしい。

Sponsored Link




朝の4:00にはすべての受変電設備点検作業を業者が終了したの
で電気主任の方がDSやLBSは投入されてるかVCBは引き出しのま
までないかなどを目視で確認されていました。受電DSは当然切
りの状態で受電VCB~すべてのVCBをすべて手動で投入されてDS
の二次側でメガを測定されていました。もし工具などを充電部
に置き忘れなどあるといけません。電圧関係なく送電する場合
は電圧をかけて大丈夫かの確認
は当たり前です。尚下の形式
はVCBが切れてないと安全装置が効いたままとなりDSが開放でき
ないタイプです。これが独立してる場合はとにかくDS開放は
電流0の時に行うのが鉄即
、電流0で電圧ありなら開放可能です。
です。とういより何回も私はそれでして体験上の話です。

VCBが入りだとロックピンが引けないからDSを入から
切りにしたくてもできないという理屈です。

後ついでに説明すればLBSの投入、開放、1回練習したら
誰でもできますから安心してください。ここで説明したVCB
の引出し・投入、DSとVCBの連携操作、LBSの実操作をまず
は停電作業で練習されてください。誰でもできます。
VCBは負荷電流と短絡を扱えるがLBS本体は負荷電流しか
開閉できない性能なのを覚えておいてください。緊急で
変圧器を停電させたないならMCBを先に切らないでこの
LBSで直にその変圧器を停電させる事は可能です。

高圧部分でトラブル(OCR.DGR)が発生する事は街中にあるビル
ではないと言ってもいいので、実はそう心配しなくていいです。
ただ停電したら、復電したら何がどうなる、何をするかだけは
は常に100点の状態にしておく事。特に復電後のテナントに絡む
操作、これだけは現場で違うので気をつけてください。病院や
大型の食品冷蔵庫がある現場は操作を忘れると多大な金銭被害
となる物が多い。又病院は人命リスクが絡む可能性もあり。

停電により発生する操作はテナント所有物でもビル側、つまり電気
主任の仕事に必然的になるのです。病院や飲食関係の停電が大変な
のはこういう部分なのです。この辺の確認手順に問題ないかも着任
したら確認しておきましょう。なんとなく適当にしてるといつか
事故を起こします。ヒューマンエラーは無くせない、実は着任した
ばかりの電気主任が一番その可能性が高い、だから初めての停電
作業では★自分だけのCHECKリストを作成して完璧に行う事です★
着任したばかりでは職場にある同類の注意事項の文言だけでは
たぶん完全理解できてない、だから自分が納得できる物を作る!
私、着任して2ヶ月後に停電作業、前任者とは音信普通なんて
事もありましたよ。特高現場でしたが過去資料やetc調べてなん
とか行いました。その時に一番役に立ったのは他現場での経験。
経験が浅いと逃げ出したくなる位大変です。でもそれを自ら考え
自分で操作して成功させた、違う何かに遭遇した時に役に立つ
のは2割が知識、8割がその成功体験、ただ過信すると失敗も
ありえる、常に自分を過信せずが電気主任には必要です。

経験の浅い人は本の知識で物事を処理しようとしますが本はその
現場の特殊事情まで考慮しない一般論である点に気がついて。
失敗、損害を与えたらこの本に書いてあるなんて言い訳にも
ならないのです。現場確認をしてないのが最大の原因。

話は元に戻ります★
朝5時復電でしたが4:45に発電機を自動にして27で発電機が起動
するか確認
されていました。確かににこういう時でないと実際
に停電で発電機が自動起動するか確認ができません!(毎月は単
体で起動するかの試運転のみ)_4:50に業者から電話がかかりこ
れから送電するので受電VCBは切りの状態か★接地は外したか★
の確認の連絡が入りました。(受電のDSや変圧器上のLBSはこの
段階ですべて投入状態、発電機は稼動してますが受電VCBは切りな
ので逆送電はないです)_受電52Rと発電機52Gは同時投入できな
い様にインターロックあり、もし下でDS二次側の絶縁が0の状態
で6600Vかけたらどうなるか?だから受電前にDS二次側の絶縁を
事前確認するのです。(52G切りならb接点は復帰してるので52R
の投入コイルに通電でき52Rは投入できます)

屋外にあるMDSを業者が投入すると電気室の受電メーターが6600Vを
示しその30秒後には発電機は自動停止をしていました。停電から復
電時に自動で発電機が停止するかの確認と受電作業をここの電気主
任の方は同時にされていたのです。後は受電VCB⇒各VCB⇒低圧盤の
MCBやELBと投入していきます。変圧器に充電されるとそれまでの無
音な状態からブーンと特有の音が響き渡るのを当時の電気保守経験
の浅い私でも感じました。

電気を止める時は負荷側から生かす時は電源側からがルール
はご承知かと思いますが特に復電では変圧器を充電した時に突入
電流という大きな電流が一次側にガチな短時間のみ流れるのです。
(変圧器突入電流は変圧器二次側が無負荷でも発生します)だから
復電では各変圧器に給電するVCBは順番に1個づつ充電をします。
全二次VCBを投入状態で受電VCBでいきなり館内全復電はダメ!
受電の瞬間が停電作業最後の重要ポイントです。

配電盤送りまで電気を生かしたら電圧計にて変圧器電圧確認
ビル内の空調機や照明などとにかく営業状態と同じにして館内に
異常がないかそこの電気主任の方は巡回をされていました..更に
電気主任だけは作業が終了したからと朝6時で退社はできません
最低朝10時まではビル内で待機してテナントの営業においてトラブル
報告がないのを確認してから夜中24時からの停電作業は終わりです。
(通常はそのまま日勤業務開始で夕方まで帰れないそうです)

お話によるとLAN関係など弱電関係のトラブルが多いそうです。
又機器内蔵のバッテリーが放電してしまいエラーなどの発生です。
あくまでビル側の停電をきっかけと発生してるので場合によっては
そのメーカーと連絡してオーナー負担での取替手配などとにかく
使える又は修理のメドをつけるまでは退社はできません。
トラブルが発生したテナント責任者に謝罪の言葉の一つも必要。

そのたった一つの言葉があるかないかで事態は大きくも小さくも
なり大人としての気配りもできないといけません!
電気主任の対応の悪さがあれば即オーナーにクレームが行きます
し、★オーナーが優先するのは家賃を払ってるテナントの言い分★
ただ"お客さんも人の子だからまじめに一生懸命に対応すれば誰も
それ以上は怒らないけど適当な対応をしたらダメなんです"と電気
主任の方は本日の作業の締めとして教えてくださいました。
これが
責任感という物なのかと電気主任としての心構えをこの停電作業
では学ばせて頂けました。

私の記事の追加でかなり話が揺れてしまいましたが、各中身だけでも
覚えておいてくださればきっと貴方の電気主任初着任の参考になる事
は1個はあると思います。

完全事務所ビルでの日常電気対応事例

電気主任技術者は当然の事ながら設備の方でも経験3年もあれば普通
はこの程度はされます
から紹介します。ビル設備においてテナントか
らの相談や対応修理しないといけない事は99%低圧部分です。高圧や
中間の大きなMCBがビルでトリップするのは普通はありえないです。
飲食店のないフロアーでは漏電もまずない、対応で多いのが照明です。
コンセントはたまに増設がある程度ですね。設備って電球交換と巡回
で食べていけると思ってる世間の人が多いけど、結構する事多いです。
そのテナント室内、OAフロアーでない場合でコンセント工事する時は
無理に机の下などに線を押し込まない、なるべくモールに入れて綺麗
にしましょう。後はプラグインで接続できるコンセントですれば簡単。
机を増やしたから電源をつけてくださいは時々あります。

事務所でPC程度の電気消費しかしない電源確保工事程度なら設備で誰
もが普通します。レザープリンターや電気を消費する何かどうこうでは
電気主任のがCHECKが必要、MCBがトリップしなくても電圧降下で影響
が出る可能性がある。デパートで催事配線をする設備の方ならおわかり
かと思います。確か内線規定では単独で1000Wを超える物は単独回路が
好ましいと、でも500Wの冷凍ケースを2台でも同時にコンプレッサー
が入ると製品によっては電源エラーが時々出てしまうのです。

私が勤務するビルでは共用部はLED化されてますが、一部テナントでは
蛍光灯あり、故障したら安定器取替ではなくバイパス工事してLEDにし
ます、作業する私達もその方がいい。様は電源をソケットに接続する
だけです。(片側給電式LED)_本当LEDに変更するのは修理対応が簡単で
いいですね。ただこうした旧式器具へのLEDランプのピンはG13でないと
いけないので注意、アイリスオーヤマで販売しています。適当にLEDラ
ンプを買ってきたらピンが合わないで旧式器具には使用できません。
こういうのはランプ内に電源部も内蔵されてる構造です。

正確な用語がわからないんだけどカーバーを固定してるネジみたいの
を左右2箇所緩めるとカバーは簡単に外せます。安定器は不要なので
線は根元で切る、長いのは後でいくらでも切れる。2灯式でLEDにする
ならば渡り配線のソケットに電源を接続します。既存のもう片側のソ
ケットは単なるランプ支持するだけとなる。


一式LED器具を購入するとランプと電源部が独立してる物がありますが
もしそれのLEDランプだけを購入して取替する時は必ず照明SWを切って
からです。定電流回路がありランプを抜く事で電流がなくなると大電
流が流れて電源が焼損すると業者から指摘を受けました。電源をランプ
に内蔵してる場合はランプを抜くと電源も同時に消えるのでそういう事
はありません。蛍光灯からLEDにして比較すると点灯の速さ、点灯安定感
寿命、後の管理を考えたらもう蛍光灯の時代じゃないです。業者にLED
器具一式取替してもらったら1台でも4万円は請求される、バイパス工事
を自分でして適応LEDランプを買うなら、実質今なら5千円程度です。
安定器を購入するのと大きな差がなくなってきてるのでLED化は設備
現場でも増えるでしょう。

LEDではなくてボルト&ランプフリーのFHF器具の安定器に取替する現場
もある様です、その場合はFLR器具にあったパラ部分は結線変更が必要
なので注意されてください。貴方が電気主任とかですと設備の方はい
ちいち説明なんかしてくれず、いつのまにか作業が終了したとなり
ます、知らない方は覚えておくといいです。もしFLR結線のまま接続
して電圧をかけても燃えないけど点灯しません。_パラ接続の1本を
真ん中で切断してそれをFHF器具と接続します。FHF器具結線図を確認。
FLRの安定器ってまだ新規で購入できるのかな?FHFは大丈夫です。
LEDにできなくてもFHFならFLRより省電力でちらつきも少なく、電源
は100~240Vまで対応できるのでどんな場所にも取付できます。
もし在庫にあった古いFLR安定器を取替する時は100か200V用か注意
100Vの安定器に200Vかけたら間違いなく煙出て燃えます。

収益の悪いオーナーは多くLED化されてないビルは多いです。築10年
越したビルでは安定器取替作業の呪縛から設備の方はまだ開放され
ないです。
ビルの規模と年数によるけど年に10回未満で取替作業が
必要でしょう。ランプソケットは通常壊れないです。一番故障しない
照明器具はグローで点灯するFL器具ですね。グロー交換さえしてれば
普通に20年は使用できたりします。こういう安定器を使う物は中の安
定器が10~15年で故障するので安定器取替は古いビルでは欠かせない
設備員の作業の一つ。(FLも安定器あるけど負担が少く故障まずなし)

既存の古い40W直管照明器具にホームセンターで販売してる安定器が
あっても使用できるLEDランプを使用されてるケースを見ます。それ
安定器が故障したら終わり、8年程度未満の器具ならLEDの5年寿命は
期待できるかもしれませんが10年を経過してる古い器具では明日故障
しても不思議ではなりません。だから電源のバイパス工事が必要です
がその場合はホームセンターで販売してるLEDランプは絶対に取付して
はいけません。専門家が安定器があっても使用できるLEDランプは良く
ないと警鐘を鳴らしてるのに平気で販売されてる現状が私には不思議
でなりません。(電源回路とランプが一体になってるLEDは問題なし)

事務所ビルで電気担当をするに当たりこれはテナントに注意喚起を
する様にしてほしい、設備の人だけでなく、テナントもコードリール
を時々使います、これ意外と危険、5A以上で使う場合コードを巻いた
状態で使ってはいけません。
もし常時使用してる現場を発見し巻いた
状態なら、何A流れてるか確認してください。設備にコードリールを
数日貸してほしいも時々ありますが、黙って貸すのではなくて使用
説明を最低限してから貸すべきです。

これ実際に私が勤務してるビルであった焼損事故でテナント事務室
で煙が出て火災感知器まで発報して大騒ぎになりました。これどの
ビルでもありえる事。でも一般の方は電気を使うがこういう事まで
はわかってない方がほとんどです。

実験結果によるとコードを巻いた状態で10Aの電流を1時間流すと表面
温度は35℃程度となり15Aの場合は60℃まで上昇するという結果。
コードリールでは上から配線がキツく重なった状態のためその熱が重
複して実際は80℃以上に表面温度は上昇する報告をされていました。
VCTなどビニール被覆の電線の絶縁体の限界温度は60℃ですから当然
溶けて火が出るのは時間の問題です。特に冬場の電気ヒーターは常時
10A以上が流れるので巻いたコードリールで使用するとこの様な火災
事故はどのビルでもありえます。熱は電流の2乗に比例するので10A
が15Aとなれば熱は1.5倍ではなくて2.25倍となるのです。クランプ
でコードの負荷電流を測定するため、被覆を剥くわけにもいかないの
で私はコンセントと機器の間に、このモニターを入れて負荷電流等を
最近は見ます。電流や電力測定だけなら同様な製品を大型ホームセン
ターでも買えます。これ意外と優れ物で役に立ちます。電圧を測定す
るのは簡単ですが、線2本の片側が完全に開放してる部分がないと
クランプで負荷電流は測定できない、その機器何Aと質問され実測
するとなると考えてしまう事はあるかと思います。



館内を巡回していたら職場のMさんからで5階のテナントA社にて
照明が複数点灯できない故障報告を受けました。この故障の場合
部屋に到着するとこういう感じで1列スポットライトが点灯せず
でした。一応は分電盤をまず確認します、切れなしこういう場合
はタンブラSWかな?

もし回路の途中のランプ以降が点灯しないならば天井裏の確認が必要
点検口から天井に上がる場合は必ず吊り金具に手をかけて天井内では
絶対に天井ボードに足をかけてはいけません。天井が抜けてしまいま
すから脚立は天井に届く十分な高さのある物を用意します。飲食では
その他エアコンの操作できない、調べたら天井裏の配線がねずみに
かじられていたとか想定外も意識しておく必要があります。今回はそ
れは99%ないです。たた違う目的で前日に誰かが天井裏に入ったとい
う事実があるなら話は別です、空調や消防工事など

検電でSWの動作を確認、SWが故障して電圧が出ないと照明は列単位で
点灯しないのは当然、又SWを操作したらに何か引っかかりがあり違和
感を感じました、こんなに新しいそうなのでたぶん何かをぶつけたの
ではと思いした。今は昼間の営業中ですから、私を含めてこの現場の
設備では電気を止めないでこれ位は取替します。最初にお客様の財産
なのでカバーを外す時はツメを割らない様に慎重に行いカバーを外す
とこういう状態です。タンブラSWは自然に使用してれば故障しないけ
れどたまに凹んだり、中で引っ掛り感がある、スイッチが入にしても
即戻るとか、そういう場合は何も考えずに取替しましょう。
夜清掃業者が店内清掃に入るのですがタンブラSWが酷く陥没してた
事がありました。故障というのは人的な事でも発生するのです。
誰も見ていないので知らないと言われら、それまでです、でも設備は
修理対応しないといけません。

テナント室内作業のため途中を撮る事ができなかったので結果で言えば
すでに故障タンブラSWは撤去した状態です。電気が生きてるので静かに
配線は外したいたいので故障タンブラSWの根元で切断してしまいます。
電工ナイフで配線を剥く時は刃先が周辺の金属部分に接触しない様に
剥いてから新しいタンブラSWに接続すれば組立して終わりです。この
Blogを読まれてる方は電気工事士の資格は持っているでしょうから取
付方法は今更省略します。電流さえ0なら線を抜いても火花は出ない!

電気の作業より注意してほしいのは壁紙とかに傷をつけない事。又汚い
手袋で壁に触れたりすると白い壁を汚してしまいます。SW交換時に指が
当たり正常なタンブラSWを消灯させてはいけません。作業終了後に元に
戻しますが触ったらわかる様なグラツキや取付が傾いてたりしてない事
つまり最初にあったままに戻す。特にこういう押さえ金具で固定してる
場合は取付ネジを全部外すと上の様な事になるので気をつけてください。
壁の中に落ちたら拾う事はできないので新しい押さえ金具が必要です。
最後に枠を固定するのでもこういう順番で半締めして最後に本締めをし
て固定します。何も考えないでネジを固定していくと途中でネジ穴がず
れて入り難い...それを力でネジ込んだら枠が割れます。

これはトイレのDLの安定器故障、今はその穴に取付できるLED器具に
します。ここ窓がなくてSWを切ると真っ暗になるためこういうケース
でも電気は止めないです。これどこかのブース照明がついてるからで
全消灯したら夜中と同じ状態になります。もしトイレを停電させて脚
立の上での作業、下からランプでは極めて作業効率が悪いです。部屋
にある照明器具修理でも種々の事情から電気が生きたまま作業してる
現場は多いです。そうでないとできないのです。

電源が生きたままで既存器具の配線を外す時は根元で切断した方が
いいです。取外し穴に刺して引っ張れば抜けるはずだけど硬いと抜
けた時に勢いで器具金属部に接触すると短絡します。実は過去、私
はそういう経験したので今はそうします。なるべく静かに抜いて線
の被覆をナイフで剥いて下の様にLED器具に刺せばいいのです。
アースに間違えて白線を接続すると電気室変圧器のB接地で地絡警
報(LGR)が出る点だけは注意、慣れたら30分もあれば取替は簡単です。


あるお店が退店したので次のテナントのため内装工事をするのにその期間
だけ照明を毎日自動で点灯させたりします。作業理屈は簡単!1ヶ月以内
の使用でどうせ元に戻さないといけないので取付はAboutでも構いません
が注意すべき点が少しだけあります。_空室期間の電気代はすべてオーナ
ー持ちなのでこの作業命令はこの現場ではオーナーからです。

今回3回路にタイマーTB11Nを取付をしますが3個も使用したくなかった
ので2回路は1個で計2個のタイマー使用を考えていました。タイマー
の接点能力を超えてしまわないかCHECKが必要です。結果、点灯状態で
電流計測したら10.4、8.8、13.4とどれも2個で15A未満にできるペアが
なかったので仕方なく3個使用としました。

もし10A流れる照明回路を5~6個タイマー制御が必要となった場合TB11N
を盤の中に6個も設置なんて現実無理という物です。こういう場合はタイ
マー+マグネットでこういう感じに組みます。部品点数は3個のみで白
は素通しで各黒1本だけをマグネットで入切すれば主接点は計6個ある
ので6回路分の照明タイマー制御できます。


テナントからAの部屋の照明と連動させて何かをしたい相談はこうすれば
簡単。その何かはetcだけど意外とこういう相談があります。リモコン
リレーの電圧でマグネットを投入させてスイッチングさせます。ここに
タイマーを入れたら安い費用で省エネ対策とかもできます。大手のテナ
ントでは自らも省エネとかされていて相談を受けた事あります。費用を
あまりかけないでできる省エネというのは節電しかありません。

夜21時以降は残業させないため照明を自動で切れる様にしてほしいとか
もありました、緊急時以降に点灯させる時はタイマーのつまみを自動から
入りにすればいいのです。電気主任は使用されてる居室の照明運用相談を
受ける事もあるので自分なりにいくつか方法を準備しておきましょう。
業者に頼めば立派な照明制御する装置を設置してくれますが最低でも何10
万円はかかります。1回どこかのテナントでこういう事をするとその噂を
知って違うテナントが相談してきます。私ならば部品代の1~2万円で可能
ですから、でもこんな時こそテナントからの評価を上げる時です。

何かの照明と連動させてコンセント、ファンを入切りする、節電は
できるだけ自動的にしないと人の操作では完璧にできない。ビルと
違い工場とかならもっと適応可能があると思います。ビルでは連動
させて違う照明かコンセントを入切するのが策です。タイマー接点
15Aとは抵抗負荷の場合、モーター機器では500W程度までですから
容量の大きな負荷の場合はタイマーはマグネット制御用にします。
15A未満でも負荷がミスマッチで使用してると焼損してしまい固着
の様な状態となり急に動作しなくなる事が多い様です。下にある
三菱マグネットS-T25ですと220Vで5.5KWの三相モーターを運転で
きる能力を持ち、照明回路や単相回路ならどこでも問題なく使用
できる接点能力あり、私はこれをいつも使用しています。

使用するのはマグネットの主接点のみ、横の補助a.b接点は信号伝達
やインターロック目的なら構いませんが負荷電流は通さない事。
パナソニックタイマーTB15601Kと三菱マグネットS-T25があれば
何があっても心強いので会社では在庫で切らさない様にしています。
★アイデア次第でいろんな事がこのカップルでできるのです★
特に耐久性が優秀で毎日使用しても10年は通常使用でき、その位
でないと客先では使用できません。

電気については事務所ビルなら漏電もないし、この程度できるなら
日常の対応は困る事はないでしょう。後は自分のペースで必要な点検
をすれば電気主任業務はなんとか形になります。間違えてもよほど
高い給料をもらえるなら別として病院とホテルはヤバイと思う。
私も今の会社に入社する時も入社してからも、それらに行くなら
退職すると会社の上司には強く言ってるんです。嫌な物は嫌と
はっきり言わないといけません。

三相負荷モーターが運転中に単相状態になったら?

職場ではリーダーの提案で月に1回、各自が講師になり職場の仲間
に何かを教える勉強会を去年からしています。これは私が担当し
た月に行った内容です。又電気に興味がある人によく質問される
ベスト3のこれが一つ
です。三相モーター1相がマグネットの接
点不良などが原因で欠相した場合電流が√3(1.73)倍になる話は
聞いた事があるでしょう?三相時と単相時の要求負荷が同じなら
√3V3I3=V1I1としてここでV3=V1ならば√3I3=I1つまり、単相時
電流I1は三相時電流I3の√3倍になる..ただ複雑になるのでこれ
は回転数も変化しないとした場合。設備の仲間に質問されたらこ
の答え方でいいと思う、ただ何年かに1回はそれ違うでしょ?とい
う方に出会いますね。

実際は回転数が少し低下するので√3倍にはならないのです。私も
工場勤務中にボイラー給水ポンプが単相運転した事がありそうなら
ないのは経験的に感じていました。以前約2倍になると記事にしま
したがその理由を最後に説明します。これは三相モーターが単相状
態となった場合の3台分の計測した値で確かにどれも値が約2倍に
なっています。(某社発表データーより)(A機でT相が1.83倍、B機
でR相が2.03倍、C機でT相が2.05倍回転の落ち方が微妙に異なるか
らいくらか違いが発生します。

誘導電動機の基礎をまったく知らないでは話が見てこないのでまず
モーター(誘導電動機)の基本的性質を説明します。今のビルでは巻
線形三相誘導電動機を使うターボ冷凍機とかないので、扱う事にな
るのはかご形誘導電動機(空調機、ポンプ)と思ってください。ただ
構成パーツが少し異なるだけでモーターの回転原理は同じなので
その現場で巻線形があってもかご形誘導電動機を理解してる人は
すぐに巻線形誘導電動機も理解できます。下説明はかご形について。

ローターに発生した電圧E2により流れる電流I2との二次側回路の消費
電力を二次側入力P2といいます。ステーター側を一次側、ローター
側は二次側と丸暗記されてください。このローターは太い導線(バー)
をかご形に配置された構造になっていてここからこの方式のモーター
をかご形誘導電動機と言うのです。強い始動トルクを得るために回転
子導体の抵抗を始動時は大きく速度が上昇したら小さくするみごとな
仕組みのかご形誘導電動機もあります。こうする事で大きな始動トル
クを得ます。(比例推移の特性を活用)

R=r2(1-S)/Sの抵抗で消費される電力を機械出力Pmといい皆さん
がよく"これは30KWのモーター"とか言うあの数値となります。
r2の抵抗で消費される電力は二次側銅損Pc2ですね。
最低限以下の関係式だけは電気主任として覚えておきましょう。
P2:Pm:Pc2=1:1-S:Sの重要な関係があり
(Sはすべりといい停止時(1)~定格速度(≒0.03)で変化)

誘導電動機の起動電流が高くなる理由を等価回路上で解釈すると
二次側電流はリアクタンスx2と合成抵抗r2/Sで制限されます。
モーター起動時、つまり回転数0ではS=1でインピーダンスr2+X2
への電圧印加で電流が流れます。この状態が起動電流です。
一般的には運転電流の5倍程度ですがあくまで一瞬の状態であり
回転上昇によりSがどんどん小さくなる事でr2/Sが大きくなるため
インピーダンスが大きくなるわけで当然電流は更に小さくなります。
最終的にはS=3%(0.03)程度の時の電流値で落ち着きその状態
運転電流と言うのです。

下は私の勤務する現場にある屋外モーターですがプレートでSPEC
を確認してすべりを計算してみましたが3%、誘導電動機はどれも
この程度のすべりだと思います。屋外なので文字色は消えてます。
同期電動機は同期速度で回転するためすべりはなし、ただこれは
扱いが難しいのであえてビル設備程度で使う事はないと思います。

モーターの効率的運転は空調機ならばVベルト交換やベアリング
のグリースアップなど機械的な保守管理が絶対に欠かせません。
機械的メンテナンスが満足してるならばモーターが10年以内で
故障する事はないです。軸がロックしたりしてモーターにスト
レスがかかり故障するなどモーターは機械的に連結させる負荷
と運命共同体なのです。モーターの基本的性質がわかったとこ
ろで三相モーターが単相運転した場合を検証してみましょう。
S1が正常時、S2が単相となり回転変化した時として、結果約2
倍になるという答えが得られ冒頭のモーター実験結果を納得で
きます。

三相モーターは単相運転するとその三相電源アンバランスにより
不平衡状態となる事で逆相トルクが発生して回転数が低下します。
(逆相トルクとはモーターを逆転させようとする力)①は逆相電流
による入力減少分を考慮した二次入力の計算式で③式は三相状態
⇒単相状態でも要求負荷は同一なので三相運転時電流Iによる
二次入力と=にして変化後の正相電流I1を逆算しました。
(逆相電流による回転磁界は滑り2-sで回転しています)
尚、1線断線時は正相電流(I1)と逆相電流(I2)は等しくなります。
更にこの正相電流I1を√3倍すれば単相状態の線電流となります。
④ですべりが3%⇒4%に回転数が変化したらどうなるか?を検証!

回転数が低下しないとしてすべりが3%のままでは上の④式に代入
して計算とすると√3×1.007倍のつまり回転数が低下しないとす
るなら単相運転時は√3(1.73)倍の電流とこの計算でも成立します。
一番ヤバイいのは停止状態からマグネットの1相が壊れてる状態
始動トルクが発生しないため三相拘束と同じ状態で定格の7~8倍
大電流が流れてしまう、つまりシャフトが拘束(ロック)された
のと同じ状態です。確かに保護回路は動作しますが相応に大きな
電流は実際流れるので老朽化したモーターでは焼損するかもしれ
ません。ただこれは漏電と違い事前取替という絶対に発生させな
い策があるのです。三相モーターは単相運転防止のため10~15年
経過したマグネットは無条件に交換されるべきです。単相モータ
ーでは1相の電圧がなくなると回路を構成しなくなるので停止す
るだけでこういう問題は発生はしません。

職場の仲間に電気を扱えると思わせるには理屈だけではダメだから
電気主任技術者は取替作業ができる様になってください。語るだけ
なら学生と同じです。
ただビル管理をまじめに3年もしてる方なら十分に可能なので誰
でも練習したらできる程度です、取付ネジが時々硬くて回せない
場合があります。適切な大きさのドライバーで体重をかけてもダ
メならば絶対に無理ですからそのまま継続するとネジ山がつぶれ
てそれこそ面倒な事となります。専用のインパクトドライバーを
即使用されてください、新しい型式ですと念のため補助接点の構
成とか取付ピッチは確認されてから作業を行いましょう。

電気を止めて作業するので素手の方が感覚もあり行い易いのです
が見た通り、端子とか意外と尖り指をケガをする事が往々にして
あります、だから素手ではされない方がいいです。後古い配線は
乱暴に扱うと端子の根元で折れる事もある、余裕があれば端子も
取替されたら最善ではあります。

取替が完了したらそれで終わりではありません。二次側各相間電圧
と各相の電流にばらつきがないか確認、30分運転後に温度の確認を
私はします。1か所だけ高温度があればその取付に問題がある。
見た目では完全な安全確認はできないです。定格電流内の使用で
室温25℃、端子部の温度が40℃もある場合何か問題があります。
許容温度で判断してはいけません、それはあくまでリミット!
余談ですが接点が正常なら一次と二次間の抵抗は0Ωです。前に
電気管理技術者協会の配布小冊子で抵抗を測定してマグネットの
良否を判定するというのを読んだ記憶がある、逆に接点が悪くて
抵抗値が上昇すると、そこには熱が発生するわけだから下の様に
温度を比較して見る事でもわかります。

ネジが回らず外せない、時々設備の先輩とかCRCを噴射させハン
マー+普通ドライバーで叩く人がいるけど、ドライバーが破損し
たら大けがです。叩くならこういう貫通ドライバーを使います。
更にこれ叩くと内部カムが15度緩む方向に回転し硬いネジを回す
のに最高です。10個マグネットを取替したら1個くらいは人力
でネジが回らない事が多いので、こういう道具は準備して作業し
た方がいいです。最悪端子は切断してしまえばいいけど取付ネジ
ですと外せないので取替作業ができないです★正しい工具の使い
方をせずケガをし労災でもなると会社にも迷惑をかける事になる
安易に何でもいいから回せばいい、叩けばいい作業は素人レベル
ですから技術者希望の方は肝に銘じてください。

三菱のマグネットを注文した時はNEWとなり取付ピッチが異なるので
スペーサーが付属していました。すべてのメーカー製品でこういう
サービスはないかも?ない場合は1箇所ネジを入れるネジ溝を盤側
に切らないといけません。個人的には三菱のマグネットをお勧め
します。容量と電圧さえ合えばフジ電機⇒三菱のにしてもまったく
問題はありません。7.5KWのマグネット取替した時に在庫に11KW
しかなく行ったら端子の大きさが異なるので取替は同じ容量の
製品でされた方が余分な作業が発生しません。MCBと違いマグネット
は大は小を兼ねる事はできますが経済的に無駄です。

盤にネジの溝を切るためのタップとはこういうのです。大雑把に
説明するとネジサイズより1mm程度小さな穴を盤にドリルで開け
たらその穴にこれでネジ溝を手で回しながら切っていくツール。
その後はネジを入れて物を固定できます。設備には一人はこうい
う事が好きな先輩はいるはずなのでその方にならってください。
片側は既存ねじ穴を使え、もう片側が合わないわけだから本来開
けるべき作業をしないでマグネットの裏に工業用アクリルテープ
を貼る方法でも全然問題ないレベルで実は固定できます。ただ
正規方法ではない、音を出せない場所が近くにある時に私はこの
方法で固定します。貼るという行為も専用材料はあなどれない!

作業をする前に刃先が丸くなっていないか?切れない刃先では論外。
それとドリルの刃先はまっすぐ当てて回転させないといけません。
こんなケガが発生するのか?という原因は基本作業の無視から起き
ます。そのまま体重をかけ両脇は締め腕力で押すというより自重を
利用します。腕力は刃先の挿入角度とドリル自体がぶれないために
私は使います。
同じドリルを使いながら楽に穴を開けられる人とそ
うでない人の差とはけして腕力があるからという様な事ではありま
せん!穴を開けてくれるのは工具。私は金属面よりコンクリートに
穴を開けるのが得意ですがコンクリートに穴を開ける場合は金属用
ではなくコンクリート専用の刃先+振動ドリルが必要となります。

軍手は布辺を刃先に巻き込んだら指ごと持っていかれ大ケガをするの
で古い軍手は使わないか私はドリル作業では軍手は使わないですね。
後電気作業では軍手は絶対使わないでください。とにかく軍手という
のは私達の様な機械や電気を扱う人が使用する物ではありません。

手のひらに耐久性に優れた天然ゴムをコーティングしてあり、強力な
すべり止め効果と優れたグリップ力を発揮するという評判ですが私は
この類を各作業では使います。ケガは短絡と同じで一瞬に発生します。
あんな単純なミスで...後から聞けばね、だから気をつけましょう。

ホームセンターで500円くらいで買えます、分厚くなるほど指先
の感覚が鈍り精密作業が逆にできなくなる。実はダイソーの.......