電気主任技術者 仕事13

私の勤務してるとこは中電から22000V受電してるのとは
別に常用発電機500KW2台で所内でも常時発電もしてます。
ディーゼルと異なりガスエンジンは静かで燃料が重油では
なくガスだから始動性も凄くいいんです。
その時エンジンの廃熱を再利用して温水も作り、排熱を暖房
や給湯に再度用する方式をコージェネと言います。
これは大昔からある方式で言葉は聞いた事あるでしょう
(下1台で普通の家の200家分位の電気を発電可能)

点検時以外では中央監視室のPCで電気・空調・給排水の状況
を遠隔監視していて発電機の画面を出せばこんな感じで状況
が見れます。(常用発電機のため冷却塔がある)
機械巡回から帰った設備の人がこの画面を見ていて現場の
排熱ポンプは停止していたはずなのにPC上では運転表示
になってる異常に気がつきました。

すぐ現地の排熱ポンプを確認すると確かに本体は停止して
盤も同じ状態になっていました。
回路状態を見るのに手動運転をしますが状況がつかめない
で手動運転をする場合、必ずメガをして絶縁の確認だけはして
おかないといけません。

無造作に運転してモーターを焼いたら電気担当として恥ですから。
(たぶん交換に50万円以上かかるかるから始末書と昇給なしは
覚悟する必要がああります)
手動運転で起動したらポンプは起動するけど10秒程度
したら自動停止!ええ何これ絶対に変?!


まずスターデルタ回路がどこまでのSTEPいくか確認する必要が
あるので盤の扉を開けて回路を見ながら手動運転します。
(マグネットは動作すると真ん中が引っ込むから目視で確認可)
それでわかったのはタイマー時間後にデルタ回路に入らないの
が運転状態に10秒でポンプが停止する原因でした。
だいたいスターデルタ回路で10秒後に発生するトラブルは切替
に関する物しかありません。

発電機メンテ業者に係長が相談したらそれは保守契約外です。
という冷たい返答だったらしくて激怒!...でもしょうがないです。
発電機に関連するポンプでも発電機屋さんは発電機のメンテが
仕事でポンプはあくまでビル側の設備です。
こういう場合業者に怒るのはこちらの筋違いなのにね!
私は最初からわかっていたから自分で修理するつもりでした。
それに自動制御以外の動力盤や分電盤に関しては業者メンテは
してないので復旧は私のお仕事です。(たぶんほとんどの現場が同じ)

実際の回路は発電機回路と連動する回路もあるのでわかり
難いため前に記事で使用した回路図で説明します。
最初のスターマグネット(MCS)は動作して次のデルタ回路
(MCD)が運転しないのだからタイマーRT回路のa接点か
タイマー時間後にMCS切れた時にONとなるb接点不良しか
ないのは経験的に感じていました。

上の2条件が成立しないとデルタ回路のマグネットMCDがON
にならないのでポンプは運転継続できません。
でもMCSが10秒後に停止してるからタイマーは上でいう接点
故障は除ききちんと機能しています。
まず青線の④がそのタイミングの時に200Vあるのをテスター
で確認、でも③の間には電圧がないのを発見したんです。
つまりMCSのb接点が不良なためデルタマグネットが
励磁されないのが今回の原因ですね。
こういう故障では過電流はないから何の警報も出ません
在庫としてパーツがあるので私が交換して修理しました。

表示に関してPCとの不一致だけどMCDの補助a接点がONしたら
PCに運転表示が出る仕組みです。
上の修理が終わった後に見たらその不具合が出なくなっていた。
今回のMCSの交換とは無関係でMCDの一時的な接点の固着です。
実は午前中に機械担当のHさんがポンプのグランドパッキン交換
と圧力計を取替する予定だったんだけど朝きたら包帯を巻いてる
からビックリ!
何でも家で寝ぼけて果物を切っていて負傷されました。
それで新人さんと私がその代わりに作業をしてバッチリと嬉しく終えました。
MCDの補助接点の固着はその時に発生して、新人さんが作業修理後
に自動モードにした時にMCSのb接点が故障したんです。

過電流とか出れば異常に気がついたけどPCでは運転表示になって
るので私も気がつきませんでした。
このお仕事をしていて不思議に思うのはトラブルは連鎖する動き
をする事があるという事!
3個同じ物が同時に壊れる可能性は極端に低い、でも
2個同じ物がまったく同時間で不調になるのは稀にあるの
とにかくMCDも交換が必要なのですぐ電材屋さんに発注しました。