2023年7月6日木曜日

スターデルタ始動モーター説明です。

スターデルタタイマーT設定がスター運転の時間・1がスター
⇒デルタになる一瞬無電圧期間(0.5秒)・ここでモーターは
残留磁気で発電機となる・商用電圧がかかった瞬間の位相
ずれで2の様に電流は跳ねる★タイマーT故障でデルタになら
なかった場合・設計の上手な回路はデルタマグネット補助a
接点で中央監視に運転信号を返すので・中央監視PC・状態
不一致・警報で異常がわかります。

残念ながらMマグネットの投入で運転完了を中央監視に返し
てる・現場の組み方ではこの異常は巡回点検でしか気がつ
けません・自分の現場の空調機のシーケンスのこの点を一
度確認されてください。業務用でプロが設計してるのです
が・いろんな現場を見ると程度の違いあります・

スター運転のままを経験した事ないのですが・想像するに
盤運転電流計では・変化はないと想像します。負荷がデルタ
であろうがスターであろうが・10KWという負荷ならば、モーター
コイルに流れる電流に違いはあれ、盤電流計が監視してるCT
取付点から見れば同一だからです。電験三種を所持してる人
ならわかると思います。


だから巡回時に★動力盤を開いて・マグネットのON/OFF状態
を確認してください★運転中はとにかくスターマグネットが
OFFになっているかです。

スター運転のままでも・THRが動作してトリップしない・なぜ
なら前述した様に線路電流としては同じだからです。

スター運転に気がつかないでモーターコイルが焼損した事故
は聞いた事があります。という事はモーターコイルはあくまで
デルタ運転状態を想定して絶縁性能を設定してると言えます。

三相モーターで線路電流が√3・10Aとすれば・スター結線なら
そのまま・デルタ結線なら10Aまで下がる・√3・10Aを想定し
て設計してるなら焼損はありえないです。そうしないのはコス
トが高くなるからでしょう。

古いモーターではスター運転状態を極力減らすため・可能なら
タイマー設定時間を3秒とかにしてるケースがあります・様は
定格回転数にさえ上昇すればいいのです・正常運転できてる
ならばこの設定時間を触ってはいけません・特に使用15年以上
のモーターは!

VCBの投入コイルやコンドルファーの始動変圧器のコイルも
短時間過負荷を想定しています。モーターも特注でもない限り
そのコイルはスター運転は考慮していない:と私は結論を出し
ました・それは起動時程度の時間ならば問題ありません。

短時間過負荷であっても・温度上昇が限界点に達する前にその
状態を回避できるならば・問題は発生しない・コンドルファー
の始動変圧器はまさにそういう作りです。

工場勤務してた時に・6600Vのモーターがあったのでそんな事
を私は知っています。

モーターというのは最終的に★負荷要求トルクとモーター発生
トルクが一致した時の回転数が定格回転数★となるのです。

軽い負荷と思い負荷では微妙に少し運転回転数は異なる・始動
トルク曲線から・軽い負荷ほど回転数が高くなる・のがわかり
ますか?

モーター発生トルクは・回転数の全域において負荷要求トルク
より高くないといけません。