★エネルギー管理士以上合格には★電験三種計算問題を80点以上で合格できる数学基礎
が必要です。それが大丈夫なら、下2式の理解は難解ではありません。後は積分のルール
や積分公式の中でも基礎式を暗記してるか?だけです。まず電圧と電流の掛算である電力
はVIですが積分で証明しました。次の問題は0~π/6の三角関数式の定積分です。試験で扱
う積分はすべて定積分ですから、積分過程後半の値を算出する部分のルールを感じよう。
そう・積分もそれを扱うルールをまず知る・計算能力どうこうはその後の話です。
1st
電力の瞬時式の波形はすべて+方向、従いVIを0~2πまで定積分した後に平均する(π/2で÷)
とそれが電力値Pです。計算上あるsin2乗の変換式は電気計算では多用する、θ=2πと代入
した場合はこのπは3.14の円周率として扱う。逆にπとあってもsinやcosがあればそれは角度
を意味しています。sin(π/4)とは45°の三角形のsin値を意味します。それではsin(4π)であれば
sin360=0の2倍だから0。これらはルールです。結果VmIm/2を得る、最大値は実効値の
√2倍ですから変更すれば、あの有名公式、電力P=VIです。
2nd
※1で三角関数加法定理で展開、π/4の三角形を想像、3辺比率でsin.cos値を確認する!sinを
積分するとーcosになるので、この場合は積分範囲を逆にする※4、同じくπ/6の三角形を想像
して値を代入する。cos0は1、cos(π/2)は0です、cosはsin結果と間違い易いので注意してね。
●tan(π/3)ーcos(π/6)はわかりますか●これ三角関数のなんとか定理で計算するわけではない。
各三角形をまず想像して、各3辺比率からtan(π/3)とcos(π/6)値を調べ加減するだけです。
sin2θを加法定理で処理し、sin(θ+θ)=cosθsinθ+sinθcosθ=2sinθcosθを求めるのと違います。
不要に難しく勘違いしない様に・三角関数の扱いをよく復習しましょう・
ほとんどがこのレベルの認識が力不足で積分を挫折されます。尚、試験で扱う三角形は
30.45.60の三角形ですからこの3個の三角形3辺比率は必須暗記です。
余談ですが斜辺が3で高さが1の直角三角形はsinθ=1/3です。でも関数電卓が使用できない
と角度θがわからない、30.45.60°のどれでもない!こういう場合は2辺はわかるので底辺は
ピタゴラス定理で√2ですね。さすれば3辺が判明したので他のcosやtan値もわかります。
角度θが不明でも実は定積分できます。