2022年12月12日月曜日

冬のエアコン節電運転

200Vエアコンで説明すると暖房能力5kW(5000W)これを消費電力(W)で
割った値がCOP、つまり1000Wヒーター5.6台分の能力がある。エアコン
は外気熱を回収し暖房するため、厳寒になる程に暖房能力は落ちます。
その状態から部屋を設定温度にしようとし、機械の稼働が更に大きく
なります。だから1~2月のは電力消費量は増加するのです。

確かにCOP又はAPF値が高い高級機種ほど省エネ思考ではあるが、暖房
設定を28℃にしたら電力消費は大きくなる●一般的にエアコンは外気
が5℃より下がると急に能力が下がります●1月はそんな季節の始まり
と言えますね。グラフは電力消費量のグラフではなく能力。ファンヒ
ーターが並行なのは1000WH当たり864Kcalの熱を常に最大発生するわけ
で、改善をしても1000WH=864Kcalを超える事ができない法則です。
暖房目的で電気量・電気代に限定するならエアコンに勝る物はありま
せん。

暖房能力5KWとは1時間連続使用して4838Kcalの熱量を放出します。
暖房能力もKW単位でありますが、1KWH=860Kcalで変換した数値です。
対し消費電力KWは電圧×電流で得られる値で電気料金に直結します。
今は5万円未満のエアコンでさえCOPは4.5とか5.0に迫ります。だから
と厳寒時期に室外機内コンプレッサーをFULL稼働させては、高額な
電気代となるのです★節電するならば、20℃とか暖房設定温度を下げ
てください★

6畳部屋体積を20㎥としその空気空間を5℃加熱するのに必要な熱量
空気重さ=20㎥×1.2Kg/㎥=24Kg、比熱0.24(Kcal/Kg℃)ですから
必要熱量H=20×1.2×0.24×5で求められます。想像以上に少ない。
つまり★加熱しても逃げる熱が相当に大きいという意味★暖房節電
では部屋から逃げる熱を減らす、つまり断熱性を向上させるといい
です。窓にプチプチシートを貼ってみよう。そこを改善せずにサー
キュレーターで空気を回しても効果はありません。根拠を述べない
節電意見がNETでは多過ぎです。