去年共用部を全部LEDにした時に5年前のLEDも更新したので
それの中古LED器具が40個近くあるの
まだ十分に使えるのでテナントサービスで希望テナントに工事する
指示が部長から出ていたのです。
今日のお店は大きな店舗ではありませんがトイレ含め15個
のLED器具に新人君と二人で交換をしました。
慣れたら安定器交換よりLED器具交換の方が手間がいらず。
たとえばこれはトイレ上のFDL蛍光灯器具を交換した場合
1.器具を下ろす(無理に引くと固着してた場合ボードが壊れるから
ゆっくり回しながら下ろす)
2.電気は生きたままなので1本づつ切りすぐに仮テープする!
電源と送りがあるので4本となります。(緑はアース)
窓がない店舗なので照明電源を切ると真っ暗となり作業が困難と
なるからです。
通電中の配線を切断した時に小さな火花が出ますから意識しておく
3.線を剥いてからプラグインで装着
電気が生きてるため配線の黒、白を挿入した瞬間に点灯します。
4.器具を取付
枠を天井ボードにしっかり固定します。
落下して使用者にケガでもさせたらゴメンでは済まないの
で枠の取付だけは絶対に手抜きをしてはいけません。
LED器具取付ではここが一番注意する点です。
(LED器具はヒートシンクもあり意外と重たいので頭部に
でも直撃したら救急車を呼ぶ大出血事故になると思う。)
デジカメのため凄く明るく撮れてますが実際は少し
明るいかな?程度でそれほど違和感はなし
スポットLED器具交換は慣れたら1個15~20分でできますから
二人で15個LED器具交換でしたが2時間で終了しました。
店長さんから新品で業者に工事してもらったら40~50万円はかかる
のに今回は無料でしてもらい何度も"ありがとうございました。"
と感謝されました。(業務用LED器具は1個3万円程度、工事費別)
お仕事は別にして人に喜ばれる事ができたので私も嬉しかった。
LED器具を購入して既存の蛍光灯スポットから交換する場合
まず光量ℓmと色温度Kの確認、特に色が異なると苦情出ます。
(事務所でよく使う白色の色温度は4000K程度で数値が
下がると赤ぽくなり逆に上がると白から青ぽくなる)
LEDにする事で明るくなるのはほとんど苦情は出ません!
次に既存の取付穴でもJUSTでいけるのかですね。
穴サイズが異なってもできなくないけど少し取付が難しくなります。
小さい場合でボードを切るとなると不細工にするとお店ではダメ!
同じ型番の器具なら何も考える必要ないけど型番が異なる場合
器具取付サイズの相性の確認は必要です。
直管FLRやFL照明器具の安定器が故障した場合にLEDランプ
だけ購入してバイパス工事する電気主任もいると思います。
私も安定器交換よりこちらが楽ですし以後ランプ交換も不要
となるのでこちらをお勧めします。
安定器のある照明器具にそのまま使用できるLEDランプは
その安定器が故障したら電圧が出ないためENDです。
10年以上経過してる蛍光灯器具に代替LEDランプというのは
工事なしで最初はいいけどそう寿命は長くありません!
(10年は大丈夫と期待して購入し1年でダメな場合もあり
ホームセンターの店員さんもわかってない人がほとんど)
それに2020年で蛍光灯を生産しないと国が発表してるのだから
今更安定器交換というのもいずれ後で再対応が必要となります。
以前私がしたのを参考までに⇒バイパス工事
LED化についてはテナントからも相談が今後増えてくるので
電気主任は最善のアドバイスを相手の予算に応じてできる様
にしておきましょう
現状器具に即取付可能な代替LEDについては上記理由から
私はテナントには勧めません!
もしすぐ点灯不能になったら弁償しろと言われかねません。
アドバイスであっても資格者がしてるのですから問題が発生
すれば責任はありますしそれなら"わからない"と言うのも手
だけど、中には電気主任なのにその程度もわからないのかと
文句を言うテナントも必ず出てきます。
シーケンス知識は共用部の大型設備故障などで必要ですが
テナント相手に必要となるのは照明、電源工事アドバイスや手配
又それらの軽故障修理の現場対応などです。
★ビルで電気主任をする場合は常識的なトーク能力は必要です★
(特に客は費用について聞いてきますがお金の話は一番のトラブル
となるので即答や推測で言わないでください。)