電気主任技術者_ファン起動不能応急対応

空調機、ファンはビルでは通常監視PCからの遠隔起動・停止による
スケジュール運転をしていますが現地が起動しない場合の話です。
THRとか漏電以外の盤の起動ユニット故障で取替しか解決策がな
い場合の応急対応です。基盤取替すれば?そういう物が在庫にあ
るとしても運転のためのTHR、逆相、欠相動作の値を登録しないと
こういう物は動かせないのでその作業が意外と時間がかかります。
重要設備ですぐに稼働が必要ではそういう事は営業終了後にする
としてとにかく運転マグネットを投入させないといけません。(現地
がタッチパネル方式のため基盤故障では手動回路も効きません)

主電源と操作電源MCBを切る、触る箇所の対地電圧0V確認
今回の例として中央監視の状態表示の線は必ず外しておかない
と現地起動させた場合に状態不一致警報が中央監視PCに出ます。
又何かあってもいけないので基盤につながる配線も外します。
状態不一致とは中央監視PCの制御以外で現場機器が無断運転
した場合に管理PCで異状と警報を出す機能の事です。最初から
そういう物がない中央監視システムもあります。各現場による!
こういう物はNO接点(a接点)が閉じる事でその機械が稼動し
たと中央監視PCは認識
します。スターデルタではデルタマグネ
ットのNO接点を利用します。

主接点に接続される28XDとか丸端子なのでネジを一旦外しますが
床に落として失くさないに気をつけます。こういう時は慌ててそういう
事も起き易いのです。

前記事でも説明した様にここでタンブラSWを使用、コイルのもう片側
は残した既存28Yの線で給電されます。もし業者手配で復旧に数日
かかるならばタンブラSWの代わりに24Hタイマー接点を入れたら完
全無人で起動と停止がそれまで可能です。機械の場所が遠いと朝
晩毎日操作をしに行くのが面倒という方がいるかもしれません。
修理後すぐ外すので強固にテーピングは不要です。1枚巻いておけ
ば低圧程度ならば金属部に触れても漏電なんてしません。こういう
時はタンブラSWは必ず切り位置で取付する事!

電源MCBを投入してからタンブラSWをONにしたらモーターが起動
しました。ただこの運転中は中央監視PCに運転表示も出ませんし
本来OCRで電流を検出して行っていたTHR、逆相、欠相動作も効
きません、あくまで電源MCBのみの保護です。ですがそれでも稼
働させないといけないケースがあるのです。実際これは私が管理
してる場所なので作業は5~10分もあれば終了できます。ですが
以外では何をしても10分では終われないです。応急対応におい
て特に重要なのは使用開始にできるまでの時間
です。朝トラブル
で業者に連絡しても当日予定は決まってるから来れるのは最短
で昼以降ですからその間どうするかが電気主任の対応です。
職場の先輩に"業者に電話するだけなら電気主任なんて自分で
もできる"なんて皮肉だけは言われたくないでしょう?

故障ではなくてここで使用中のマグネットで別の機械を連動で稼動
するにはどうしたらいいでしょうか?
NO接点ならば別機械マグネット
コイルを方切で制御すればいいのはわかると思います。たた利用
できるのはNC接点ですから少しだけ工夫が必要です。私ならばこ
うします。どういう組方でも唯一の正解なんてないと思います。
下SC-0の部分は別にマグネットでなくてもリレーで代用できます。
たぶん0.1A未満の微量な電流の入切をするだけですからね。

マスターと連動した機械の両方が停止中はSC-0コイルに電圧が
かかったままですがそもそも機械運転中給電用マグネットは同じ
状態なのです。こういう配線をしたからとSC-0が焼損する事は
ありません。マグネットコイルがそうなるとしたら指定電圧以上を
かけた場合、コイル電源の中には100V用もありそれにモーター
主電源回路の200V電圧をかけたら焼損しますがそれ以外の普
通に使用する場合は問題ないです。

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店舗冷凍機器は24H運転してないといけません。水冷式冷却塔
がある物ではそれの冷却水ポンプは24H運転していますが停電
⇒復電時は
電子制御で自動起動しています。それをリレーでで
きないか
と私が以前考えた回路です。実施にこれを施工した事
はないけど身近にある事柄をテーマーに回路を考えてみるのも
面白いです。こういう物は電気知識よりジグソーパズルを解くの
が上手な人の方がいいかもしれません。

復電時はX2のb接点がONなのでマグネットWは励磁されモーター
は回る、ですがX2のb接点がONのままでは通常動作でポンプ停
止の必要が発生した時に停止できません、マグネットW励磁後に
それのa接点でリレーX2をONさせて自己保持すれば配給側の停
電があるまでは最初のX2のb接点は切れたままです。自己保持
がないとマグネットWがOFFするとX2のb接点はONとなるためモ
ーターを停止できません。後停止ボタンの位置がX2リレーより
左側ですと停止ボタンから手を離した瞬間に再起動してしまい
ますから図の位置である必要があります。

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排水槽の制御では通常減水警報がありません。
給水槽では減水は困りますが排水槽では水が少ないのは支障
がないという考えではそれでいいのかもしれませんが個人的に
はあるべきです。下の場合のフロート動作は上から満水、ポン
プ運転、ポンプ停止です。満水では警報とポンプ強制2台運転
をします。

もしフロート故障で水がないのに停止せず空転したら水中ポンプ
は最悪焼けます。自動交互運転してるのでそれらが運転してか
らX1-a又はX-2a接点が動作したら分タイマーを動作させて所
定の時間まで運転したらポンプを停止させる回路も考えました。
復帰はMCBを切り行うため自己保持Rのa接点が必要です。又
自己保持がないとポンプは運転・停止を繰返しこれも焼損の原
因となるので必ず運転ロックさせます。排水槽が揚水する時間
は一定です。更に受水槽から高架水槽にポンプアップする場合
の空転防止にも応用できます。その他水源がポンプより低い位
置にあるタンクから揚水する物ではフート弁故障により水が上
がらず空転するトラブルは割りと発生します。このポンプが一定
時間運転したら警報を出したり停止させる回路はあればいいと
思った方は私だけではないはず!


勤務する会社が管理する他物件で排水槽トラブルで水中ポンプが
焼ける事故があり業者から改造はできないと断られ部長から何と
かできないか?と相談を受けたのです。(改造は後トラブル可能性
があるので業者は嫌います、会社から相談があったから私も実施
したのです)_その時に考えて改造しました。再現すると要点はこう
です。タイマーはMAX30分200Vならどこのメーカーでも買いません
運転を検出するX1-aとX2-a接点は各ポンプのマグネットの空補
助a接点を利用すればいいので改造に必要なのはマグネットとタ
イマーです。パーツ代JUST1万円程度でできます。ですがこんな
時こそ貴方の電気主任としての評価が職場、社内で上がるチャンス
です。仲間ができない事ができる!これ何より大切です。

ポンプを停止させる警報線を新たに中央監視まで配線するのは
現実無理なのでポンプ盤から行ってる何かの警報接点を利用
すればいいのです。それをa接点で短絡すれば中央監視室で
ポンプ設備に何か異状があった事を知る事ができます。
ポンプ
運転ロックさせるためb接点が必要ですが自動交互運転では
2台運転ロックさせるので施工時は写真のではなく2a2bのマグ
ネットにします。1台しかポンプがないなら写真のでも可。それか
リレーでもできるけど簡単に扱えるはマグネットです。通常ポンプ
の運転時間で警報を出す回路はないケースがほとんどです。
飲食のあるビルの雑排水槽でこの類のトラブルが共通して多い
様に思います。排水に油や粉成分を含むと槽内で固まりそれ
がフロート動作に悪影響を与えるのは私もこのお仕事をするま
では気がつきませんでした。いろいろ経験させてくださいます。

盤スペースが狭くマグネットの固定が無理ならばリレーで行い
ます。通常リレーの端子構成はこうですが施工時はソケットを
通して配線します。ソケットの番号とリレー端子の接続関係は
その製品のメーカーサイトでPDFにて技術資料で確認できます
モーターの運転電流をリレーで直接制御してはいけません。
あくまで制御回路のみです。(接点許容電流は5A未満です)

リレーはどこのメーカーのでもいいけどビルや工場では制御回路
はほぼAC200Vなので中のコイル電圧はAC200Vと記載がある
点だけは確認されてください。(一応既存回路電圧は確認の事)
又動作してない時は可動接点は上にあるのですがなぜa接点
b接点か意味わかりましたか?こういうどちらでも使える接点を
C接点と言います。



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