電気主任技術者になれたら

★転職成功おめでとうございます。★
会社より電気主任技術者としての採用内定を頂いた貴方は入社
日まで実務に備え受電設備操作本とか購入して学習されている
のでしょうね。私も当時そうでしたから気持はわかります。
不安と期待という言葉通りの状況かと思いますが私がそこから
実際にそれとなり感じ、自ら実施した事を記事にしてみましたの
で誰かの参考になれたら幸いです。
貴方にとって初めての電気主任技術者、ぜひ頑張ってほしい。

エクセルとワードを使い下で載せた様な点検用紙の新規作成
ができない方は練習して入社までにできる様になっておく事。

電気主任は報告書からほとんどをPCで書面を作成しますから
自分だけ手書き書類は上司から拒否されます。
たとえば店舗調査をしたら写真をつけた報告書を毎回作成して
提出しないといけません。
報告書がPCで作成できないと大きな業務のネックになります。
と言うより相応な会社に就職する場合どこも手書き文書はないと思う。


そこが14回路あるなら絶縁抵抗の結果はただ数値羅列ではなく
グラフにして異常が誰でもわかる報告書が今の時代必要です。
今の会社では1MΩ未満の箇所はテナントに改善要求をします。
100Vで0.1MΩになってからでは遅いですよ。

難しい機能は必要なくあのダイソーで売ってるエクセル本を
一週間勉強すれば中学生でもこの程度はできる様になります。
ただ入社してできないは中高年だからは理由にならずすぐに
勉強してできる様にしてください。と言われ終わりなので必ず
このページにある程度の書面は作成できる様にしておく事!

前任者はたぶん長くても2ヶ月はいませんからその間によく教えて
もらっておけばいい事はその方が在職中に苦労した体験に
ついてです。

前職でそれなりに貴方も経験があるとしても現場により運用方法
や人が異なるので発生する問題も同じではありません
今後貴方が電気主任をするに当たり同じ場面に直面するので
それを知らないと最初はずいぶん対応に時間がかかります。
一旦退職して部外者になった人に社内に発生した諸事情を
説明する事は禁止されていて辞めた人をアテにしてはいけません。

まず保安規定と受電スケルトンを勉強しましょう
私は最初にこの書類や受電スケルトンを確認しました。
たぶんスケルトンを見ればその現場の電気設備の構成は
理解できるはずなのでこれをまず暗記しましょう。
ビルだから工場勤務だからと電気主任のすべき事に違いは
ないんです。
★電気を止めない、安定配給★

点検書式は前任者が辞めた後から私はすべて変更しました。
これは★自分の電気主任としての基本ポリシーを示す物です
から自分が納得いく書式に変更すべきです★
それらを見ればその現場の電気主任の管理レベルもわかる!
日常点検(1~8の8枚作成)を一部見せるとこんな感じ。
前はずらずら文字ばかりで分り難い、係長も同じ意見でしたので
私は誰が見てもわかる様に無駄は省き要点だけにしました。


日常点検と言っても電気主任も休みますから毎日は無理。
部長の指示で"わからない者は電気を触るな"という事となり
主任技術者の休日に設備の誰かが記録だけする行為は廃止
になりました。
確かに保安規定では毎日点検する様になってますが保安
規定上の保安統括管理者の指示ですからこれでいいんです。
もし見習いの人が受電VCBのSWを電圧切替と間違え回したら?
その不安は私も理解します。

月例点検(1~16枚あるため4回に分けて実施)
特高室~各電気室
これも前のは廃棄して誰が見てもわかるシンプルな構成でかつ
必要なすべき事を網羅していないといけません。
変圧器B種接地の漏れ電流は必ず毎月測定記録してください。
(測定はリーククランプメーターで行う事)


年次点検(停電作業)
誰が見てもわかる様にエクセルの図形ツールでスケルトンを
書いて文字の手順が絵でもわかる様にしました。
寸法は関係ないのでJW-CADが使えなくても大丈夫です。
文字ばかりで難しい事をしてる様なイメージを与える指図書
はもう時代遅れです。
これを業者に渡して当日はこのスケジュールで動いてもらいます。

新規追加1:各幹線のI0r測定
10枚あるので一度には無理なので分けて測定を毎月しています。
もし電気火災があり消防から普段どんな点検をしてるのかと問われた時
に10ヶ月前に絶縁測定をしました。が通るとは私は思いません。
父と同じ工場で働いてる時に電気火災を私は経験していて消防の方
から普段の電気点検を厳しく父が追及されていたのを見ました。
相応に古いビルなどでは相応の点検が必要と判断します。

新規追加2:各テナントのI0r測定
基本店舗内分電盤、動力盤主幹で測定しますが7枚あるので
分けて測定を毎月しています。
一番電気火災の可能性が高いのは店舗の中でここも相応に
誰にも説明できる点検をお勧めします。

点検書式がわかり難い、使い難いのを我慢してまで使う必要
はなくて自主保安体制だから必要な条件を満たした内容で
あれば自由に作成しても構いません。
電気の点検用紙書式は固定ではないし、もちろんより良い
点検は追加して行うべきです。

電気主任になるに当たり経験はあっても復習の意味で再度
勉強もされて着任されてると思うので後は現場機器をまず
回路図で勉強して現場をよく見て研究するだけ。
前職で学んだ現場設備を基礎として比較対象していけば
いいんです。

同じ電気の理屈で設計された物ですから違う現場であっても
道理は同じです。

★3年もあれば貴方もその現場を掌握できると思います。
頑張ってくださいね。
お仕事はいくらでも急いで勉強、研究していいと思うけど
人間関係は急ぎ亀裂が入ると働く事が精神的にキツくなるから
焦らないでください。
自分を魅せる秘訣は言葉より行動と結果ですから行動より
おしゃべりな人は先輩からマークされますから注意!

人間関係、お仕事を覚える、現場機器に詳しくなるこの3点
が1個でも欠けたら円滑な電気主任技術者業務はできません。
自分の努力だけではどうにもならない他人の評価も関係する
から3年はかかるんです。