電気主任技術者 私の電気主任技術者業務

3年前からお仕事でタブレットを使用しています。最近は省エネについての相談
をテナントから受ける事がとても増えたのでその類資料や私が試算した結果など
を見せながらのプレゼンテーションには欠かせません。ある程度の規模のビルに
勤務する場合はオフィスの省エネも電気主任技術者の業務となります。この数
年の出来事ですが、これから選任の電気主任技術者を目指す方はその点も明る
くなる事を勧めます。場合によっては私でもしてあげられる省エネ提案をいつも考
えています。自分ができない本の記事を語るだけなら学生でもできます。お仕事
は自分の博学を披露する場所ではなくお客様が主役である
点を常に意識してい
ます。今日は私の省エネへの取組みから記事にしました。(お仕事で私はJW-CAD
画像編集ソフト、エクセルを主に使います。社内で手書き書類はありません)

客先で使う時は指で画面タッチではなくマウスで操作した方が操作が簡単で
機敏に画面切換ができます。それに指紋や指脂が画面に付着すると汚い。
携帯と違いPCと同じUSB端子があるので他ではキーボード使用や印刷も簡
単にできます。主要な建築図面、消防図面、電気図面、回路図面、過去の修
理対応状況などJPEG画像に変換して入れているので即画面上に出せるし業
者との連絡、データー交換(LINEやmail)など今はこれがないと困ります。
Excel(Word) for Androidが現在無償で提供中、携帯性の点で7か8インチ
タブレットが私は使い易いです。ただ安いタブレットはRAMが1GBもないため
操作性が悪く動画再生も無理、AndroidOSならばRAM2GB、ROM16GBは
必要
です。書類作成やJW-CADまで使うというならWindowsOSの10インチ
タブレットというのも選択肢になります。

レールの上をAが左右に動いています。それをピストルBで当てるゲームを
想像してください。C点に来て発射したのでは玉が到達するまでの時間があ
るので当然当たりません。AがCに到達する適当なポイントに気がつけるなら
HITがし易くなります。更にはピストルを高性能な物にして玉の到達速度を
上げるという力技。省エネも同じでイニシャルコストを惜しまないなら相応に
できますが、最初はそこだけに発生してる規則性を見切り変更、小額の費用
で改善という順番で提案していきます。

資源エネルギー庁にある内容は電気に係わる者の常識として目を通して
おきましょう⇒上手な家庭の省エネの方法
飲食店、店舗で夏暑くてはお客さんが来なくなります。でも社員の部屋は
空調設定変更できますし、窓の遮光、サーキュレータで室内温度の均一
負荷KW分散などお金のかからない省エネ改善点が皆無はありません。
整理整頓が悪い場所は省エネ基本ヒントが生かせ易いケースが多い
次なる私の着眼点は無駄な照明や電気の利用をなくすという事です。
テナント担当者様と利用方法や利用時間帯の検証が必要です。適切な
稼動と使用制限が会社という集団利用の場所では必要
と判断します。
私が施工できる範囲という点でマグネット+タイマーにより希望する部屋の
照明やコンセント回路の電源を毎日一定時間自動で切る(分電盤内で処
理できます)これは会社で勉強会をした時にデスク上でパーツで組立てな
がら説明した時のですがパーツさえあればこういう事は簡単にできます。

そのテナントの行動スケジュールの把握と分析が大切です。まったく同じ使用
感覚で電気代だけ下がるという夢の様な事は現実ありません。事務テナントで
窓の光が十分なので、毎日お昼1時間は全照明の電源が自動で切れ自動で
点灯する改造依頼を受けた事がありますがお客様が望む変更は基本受けます。
小部屋の照明SWを切ったらコンセント電源も止まる様にしてほしいと言われた時
は一瞬方法を考えましたが?本社の命令で対策をした証を残さないといけない
ケースもありました。まずはその回路の電力KWを電力クランプメーターで測定し
それがどの程度削減できるか試算表
を作成する事が必要です。数字で示さない
と私も不安ですしお客様も納得されないでしょう。(電力クランプは後で説明)
省エネは正確な現状把握(消費電力)が何より大切です。

強制的に制約を与えるタイマー回路を入れた場合は急にそれを業務の関係
で解除する必要もあります。タイマー解除はそれを自動⇒入OR切とすれば
いいのですが一般の事務の方が触る場所でないのでバイパス回路を追加
などしてこういうタンブラSWの操作でタイマー制御が解除可能な様に工夫も
しておきます。SW部分のみBOXに収納してモールで壁に下ろします。
単相三線式のテナント分電盤回路にあるコンセント、照明の20A回路を改造
する場合は三菱のマグネットS-T25が最善
です。こういう物は動作のための
コイル電力は0に等しいので空回路がなくても使用中の2P2EのMCBの電源
を利用すればいいんです。メイン回路は100でも200Vでも開閉できます。
(補助接点でメイン回路電流を制御させると焼けるの注意されてください)

補助接点は2a2bとバランス良くこの接点をリレー代わりにして動作を組め
ばいんです。1個完全にリレーとしてつかうならば主接点も利用したら5a2b
まで拡張できるので照明やコンセント回路の改造程度では困る事はないで
しょう。1個の実売は6000円程度です。これを業者にさせたら設計費+人件
費とかで10万円位になってしまいます。私がすればテナントさんは最低限
のお試し価格程度でできるわけでそのテナントに自分のスキルを認めても
らう絶好のチャンスです。顧客の信頼ってこういうことで高まるのです。
最初にテナントで施工してその話を聞いて違うテナントが相談して来ると
いう繰返しとなり今は省エネ関係の相談を私が受ける立場となりました。
費用はテナントサービスにて工賃0、パーツ代のみお願いしています。

マグネットを自費購入してどんな回路がこのマグネットで組めるのか家で
遊んでみればいいのです。最初私も実際に物を触りながら本でも勉強し
ながら習得しました。でもこのマグネット回路にも電圧でしか動作させられ
ないという限界があるのです。

マグネットは電圧がかかる事で接点が動作しますが電流リレーは回路電流
が設定値になったら接点が動作する
普通はあまり見た事はないと思います。
15Aが流れていて5Aになったら警報を出したり接点を動作させたりは通常使う
パーツではできませんが電流リレーならそれができます。たとえば排水ポンプで
空転現象が発生したら警報を出す回路はこれなら簡単ですね。CTなしで直接回
路電流を流して使用できしかも価格は1万円程度という製品を見つけました。
電流値を制御して省エネに利用できないか....NETで解説PDFを見たところ
たとえばこんな使い方もできる、10A以上負荷に5秒流れたらb接点が切れる
自動復帰しすぐに回路に通電される。完全な電気の使い過ぎ防止回路。
今ままででは出来そうで不可能だった動作ではあります。切れたら切れたまま
では単なるTHRと変わらず、したいのは保護回路の動作ではありません。

電流が設定値になったら出力端子(無電圧)1がCOMで1-4がa接点1-2で
b接点の機能が利用できます。動作条件は値×時間×動作方向、自動復帰
可能、CTなしでも使えますが使えば大きな電流値の回路でも使用できます。
電流設定レンジ5A未満のタイプはCTを併用する時に使うのはわかります
が50:5のCTで3A設定ならば主回路を30Aで制御できるという事です。
ぜひ勉強したいので自費で購入して研究してみるつもりです。真の理解
とは扱ってこそです。自分が賢くなる事に私は投資を惜しみません!
電圧で動作するマグネット+電流で動作する電流リレーを組合せる事で
ここはこうあったらいいと?という要望にもっとDEEPに答えられます。場合
によっては業者に電気主任技術者してアドバイスできるかもしれません。
★教えてもらえないから何もできないなんてプロを目指す人じゃないです★

照明器具故障時は安定器交換はせず直管ではバイパス工事をしてLEDランプ
に私はします。広い範囲は無理ですが一部屋とか狭い範囲でならこうしたLED
器具を購入してもらい取替した事もあります。特にダウンライトの器具交換はし
てみると意外に簡単です。それをテナントが見て全照明LED工事の話が決まり
後は業者にしてもらった事もありました。実際に物を見て頂いてLED化をする
きっかけとなれたら幸いです。部屋、店舗全体でLED化すれば本当に照明電力
についてはこれまでの1/2~1/3になります。ただ上改造と違いイニシャルコスト
は相応にかかりますがパナソニックが来年3月で蛍光灯から撤退するなど時代
はLED化に進んでいるので提案としては前向きにされるテナントが多いのが現
実です。これからのビル電気主任技術者はLEDランプについての知識・技術は
欠かせない
蛍光灯は点灯時に僅かもたつきがありますが一瞬でLEDは点灯し
ます。尚、ホームセンターで売ってる工事なしで使用できるLEDランプは省エネ
にはなりませんから注意されてください。(安定器が接続されたままのため)

インバーターは省エネと言いますが現在100%近い状態で定速運転してる
モーターに電源だけをインバーターに100万円以上かけて導入してもまっ
たく省エネとなりません。インバーターは余力がある状態で運用されてる
ケースに限り節電の可能性が生まれます。
時々怪しい会社がそういう話を
飛込み訪問で会社に持ちかけてきて上司から電気主任として意見を聞か
れる事があります。意味がない物を推薦して会社に損害だけは与えない
様にしてください。これって意外と多い被害で私から言わせたら電気主任
がしっかりしてないケースです。テナントからもこんな提案を受けたのだけ
ど本当なのか?という相談もあります。省エネを建前とした詐欺提案も増
えているので電気主任技術者としても気をつけましょう。
99%嘘です。

これはビル設備ですから私からオーナーへの提案となる省エネ方法でした。
外気ダンパを制御するリレーを24HタイマーでON/OFFすれば割と簡単に私は
できました。OAダンパーを全閉したのはSAファンの電流値が低下した事でも
確認できます、電流の削減量はわずかですが夏場35℃近いOAを削減する事
で熱源の負荷が確実に低減します。ここまで暑くなると全熱交換器の効果は
相殺されてしまうのです。ただ30分~1時間の間隔で開閉をしてそのエリアの
CO2濃度が1000ppmを超える場合は適しません。ですがパーツ代は見ての
通り1万円以下ですから試す価値はありました。


OA(外気)ダンパーを閉めるとAEX給気ファンは締切運転になるがポンプでは
ないからモーターが焼ける事はありません。むしろ振動を心配したがそれはなし
ただAEX排気は止められないです。AEX内のローター電源は切っておきます。
それも自動化するならばOAダンパーが開いた時だけローターマグネットが投入
される様に改造すれば何て事はありません。電気主任を目指す方はその程度
は考えてみてください。

熱交換してる時は入12℃で出が20℃とかになります。真夏ではOAを削減すれ
ばRAのみとなり空気の異状な温度上昇を防げます。
当然熱源の負担が減る。
これは真冬でも同じ考え方で省エネができます。ただ部屋のCO2濃度が上昇す
るので30分間隔で行うというのが私の考えです。(実際に運転してみて30分が
適正かがチェツクは必要です)その他建物の構造などで気圧のバランスが変わ
りドアが閉まらないなどの影響もあるかもしれないので実際行って検証してみる
しかありません。製品としては部屋のCO2濃度を測定しながらOAダンパーの開
度を自動制御する空調機は確かにあります。
たぶんそういうのはSAとRAダンパ
も自動(スクロールダンパー)にして3個の開度を制御する事で気圧制御とかを
併用してるはずですがそこまでするなら数100万円はかかり非現実的です。

その時はもちろん実際どの程度の省エネ効果があるかも計算しました。
計算は中学校で習った理科の範囲で計算できます。これは空調機仕様
書の外気取入量をそのまま使用していますが、可能なら外気ダクト風量
を実際に測定すれば最善です。風速がわかればダクト断面積を掛けて
も風量は求められます。これが液体ならば比熱と比重さえ変えれば同じ
考え方で計算でき削減熱量とはその物が所有している熱量の事です。
省エネ提案では最後に計算による具体的数値がないと"本当なのか?"
と文句を言う方が必ず出てくるので必要です。1時間に70560Kcalとは
82KWのヒーター設備が1時間に発生させる熱量に等しい、この熱量です
と工場勤務経験から電熱面積が12㎡程度の小型ボイラーが1時間に発
生させる熱量の1/10程度、2.8KW出力エアコンなら冬場換算で15台分
には値します。ここの現場熱源はターボ冷凍機ではなく冷温水発生器な
ので電気代ではなくガス代の低減となります。省エネ提案というのは調査
計算して具体的数値があってこそ聞く価値があるのです。
飛込み業者
はいきなり調査もなく電気代が20%は下がるなんて話をしてきます。

機械というのは起動・停止の繰返しは極力避ける事が省エネのコツです。
特に冷暖房に関する物ではそれが快適環境につながる事も多いのです。これは
私が勤務する会社にある冷温水発生器の1台ですが上手な冷暖房というのは
熱源出力=空調要求負荷にする事です。

たとえば軽負荷時に7℃一杯の冷水作成設定にするとこうなります。冷水が12℃
で冷房運転を開始して設定7℃まで冷やし停止その後12℃まで運転しない、その
サイクル運転の繰り返し。これでは冷凍機能力が強過ぎるせいで冷水が12℃に
上がった時に利用者から暑いというクレームが来る場合がある。機械単体は容量
制御しますが冷水温度が7℃より下がると内部が凍結するので停止してしまうの
です。一旦止まるとある温度まで上昇しないと再起動できない。比例制御の比例
帯と同じで起動12℃点を下げる事はできますが機械故障の原因となるのでメー
カーからそこは標準を触らない指示を受けました。ターボ冷凍機では始動装置焼
損を防ぐためタイマー制御で20~30分は冷凍機が動かないという状況に至りま
す。当然冷水温度は上昇するので利用者から暑い、設定は最大に下げてるの
になぜなんだ?と経験の浅い設備員はきっと思うはずです。

機械の能力が空調機の要求負荷より勝っている事を条件としてこの場合は冷水
設定を逆に9℃にすれば機械は停止しないで9~10℃のフラット水温となり快適
環境を提供できるのです。(一番右の急上昇は機械を完全停止したから)夏に
快適にするために逆に設定温度を上げるとは矛盾してる様に聞こえますが猛暑
時期前、後の冷房ではそれは成立します。猛暑時期では負荷が上昇すると9℃
では冷水温度が上昇してくるのでここで設定を下げていきます。それでも無理
なら台数制御で2台目、3台目と冷凍機が運転されます。これは冷房の場合
ですが機械というのは容量制御で低負荷でも停止させない運転が一番効率的

昔のエアコンはCOP(成績係数)が2程度しかないのは室外機がON/OFF制御
してたからで今のエアコンは回転数制御により低負荷でも停止しないからCOP
が4~5もありだから省エネとなるのです。(実際は細かい温度制御の進化もあ
り、家電は日々進化してるので会社の10年前の機械より省エネの点では優れ
ています)ON/OFF制御とは100%運転を小刻みに繰り返す行為で業務用熱源
の場合においても省エネ的な運用方法ではありません。

エアコン冷房設定は28℃までです。33℃とかになって冷房するとグラフで
言えばFULL運転の状態が長く継続して結局省エネにはなりません。26℃
が希望温度なら26℃で冷房運転開始するのが最善と言えます。エアコンは
希望温度になったら運転開始する
、冬場でも同じで室温度が15℃とかで
暖房開始すれば暖房設定は18℃までなので必ず一旦はFULL運転となり
電力を消費します。エアコンは電気代がもったいないからと我慢して我慢し
て使っても意味はありませんし反対の事をしています。本気でエアコンで
節電というならエアコンをその日は使用しない
しかありません。省エネ、節電
効率的...余計なイニシャルコストをかけないで数字に出る省エネを実現
するには★電気を使わない★という単純な結論に至ります。

費用をかけてもいいなら家で言えば冷蔵庫とエアコンをCOPが優秀な高級機
にすれば月で5000円は電気代が下がるでしょう...それでは意味がないの
では?この辺が使用者の考え方なのです。会社では節電をしたという実績だけ
が重視されるので多少のイニシャルコストは問いません。ただ電力消費低減
は地球温暖化防止にも貢献するわけで無駄というわけではありません。
省エネ相談を受ける場合は費用をかけれるかどうかできる事は限定されます。
この辺を省エネ担当としては最初に確認が必要です。

室内機のフィルター清掃はテナントでもできますが室外機までは無理です。
サーモグラフィーで室外機のフィンを見ると温度色の違いで閉塞してる部分
がわかります。室外機が異常に汚れてる場合は水洗い清掃をします。電気
室のエアコンも半年1回は室外機の水洗い清掃を私はしていますがこれは
高圧カット防止だけでなく省エネに欠かせない作業です。昔業者に依頼した
ら業務用の水ポンプで清掃をしていましたが考えたらエアコン室外機は屋
上など屋根もない場所に設置してある事が多く雨時は水びたし、台風時は
横ぶりの雨が中に強烈に進入してくる、豪雨の時はホースで水をかける以
上です。そういうのが水をかけた程度で故障していたら使えません。室外機
を水洗いしていいかと質問されYESと返答して故障したら弁償したくないの
で理由をつけたいてい勧めてはくれません。他のビルはともかく私の勤務
するビルでは室外機水洗いでの故障はありません。

暖房...ヒーターを使う物はしょせん1KWH=860calの呪縛からは逃げる事は
できません。エアコンが一番効率的に暖房ができるのです。2.8KWのエアコン
といいますが2.8KWの電力を消費するエアコンという意味ではありません。
家にあるエアコンで測定してみました。2.8kWエアコンの圧縮機モーター出力
は700W(0.7KW)程度+室内機ファン,etcでMAXで10A、部屋が設定温度に
なったら2A程度です。ヒーターですと10A連続で使用しても部屋全体はが温か
くならないです。自分で熱を発生させるか外気から熱を吸収させるか(ヒートポ
ンプ)_発熱原理がまったく異なるのです。下のエアコンの場合でしたら890W
の消費電力で5000Wのヒーターと同じ熱量を発生できます。
こういう話は時々
テナントにする事があるので理解しておきましょう。ヒーター器具よりガス暖房
ガス暖房よりエアコンが同じ熱量を発生させる比較では効率的でなります。

今のエアコンはAPF表示ですが単的にこうした概念を説明するならCOPの方が
理解し易いと思います。ただ2.8KWエアコンの2.8KWの意味はわかっていただ
けたと思います。APF値≒COP値+(0.5~1.0)程度の違いはありますがAPF
が高い機器ほどCOP値も高い省エネが進んだ機器と言えます。従いお店でエア
コンを買う時はこのAPF値が高い機種を購入されれば最善です。上の機種の
様にAPFが6以上に買換えしたら驚くほど古いのより電気を消費しません。
1KWH=860calの呪縛を超えるエアコンを最初に考案した人は発明と言えます。

省エネは紙の上ではメリットが出てもその行為による事で予想しなかった不具合
が発生する場合があるので現場の状況をよく見て検証が必要!そういう弊害が
少ないのは照明で既存の照明器具の色温度Kと光束ℓmを正確に把握しておけ
ばLED化が一番行い易い省エネ対策です。今のLEDランプは蛍光灯のすべて
の色温度Kに対応できますからまず現在使用してる各蛍光灯ランプについての
型番調査から始めます。事務所に多いFLR40W・SWとかならSWのWが色温度で
4500K程度ですね。白熱電球やハロゲンランプも色温度を見てLEDを合わせた
ら基本室内はすべてLED化できるのです。店舗リニューアルしたり、新築ビル
では100%照明器具はLEDランプです。

これからのビルはランプ交換という作業は不要となる時代です。更に個別空調
などで効率的な管理が可能となりますが余力が生まれる反面、このビル業界も
たくさんの人は必要としない時代となります。
各現場は電験とビル管の資格&
実務力のある一人が正社員で仕切り、後は最低人数のバイト社員で業務遂行
する勤務スタイルが更に浸透していくでしょう。又契約電力1000KW未満のビル
では電気は保安協会、24H機械警備、鍵はカード式という無人ビルも今以上に
増えます。そのすべての発端はオーナーのコスト削減希望です。特に古いビル
が一新した場合、人件費見直しに答えられない管理会社は生き残れません。
世の中が効率的になる、自動化されるという点でビル管理だけでなく製造など
工場においても働き方が最近は変化しています。自分だけは中心メンバーとし
て雇用してもらえる様に通常業務は当たり前、更に付加価値を会社に示せる
人間になりましょう。
電気主任技術者が保安規定を遵守するのは当たり前。

★設備の改造という行為は責任を持てる電気主任技術者しかできません★
通常は中央監視からの信号を受けて運転・停止してるので空調機は基盤
制御です。基盤故障...その現地取替は簡単ただそれは初期入力を設定
しないと機能しない...私が休日の時に職場の誰もがとりあえず運転でき
るモーター始動装置制作を考えていました。
ON/OFF時間用のTBL15601K
タイマーはBOX内に入りませんでしたがテストの結果正常起動しました。
回路は何て事はありませんが既存基盤の線番の意味だけは慎重調査して
作成しました。この自作KITでスターデルタモーターの起動・運転+タイマー
制御ができます。誰にでもこのBOX使用ができる工夫が一番苦労しました。
この部分は空調メンテしてる業者の製品ではないので何かあれば私が対
応しないといけないのです。通常動力盤とかまで業者メンテされてないです。
オーナーからそのために電気主任がいると言われたらその通りです。

つまり基盤故障時に私がいない時はこう接続して機械の運転をしてもら
います。これなら誰でもできます。スターデルタ起動、直入起動の両方の
モーターで使えます。使い方はタイマー運転をする時はトグルSWがOFF
の時に行う、タイマー運転中にそのトグルSWをONにしても短絡はしません
がタイマーがOFF時間となってもモーターは停止できません。タイマーとか
関係なく即起動したい場合はトグルSWで起動させます。タイマー設定は
その後で行えばいいのです。もしタイマー運転中に緊急でモーターを停止
させる場合はタイマーTB15601Kのモードを自動から停止にします。

BOX内のタイマーSはスターデルタ専用タイマーという物でこれを使用
する事でスターデルタ回路が簡単にできてしまいます。
配線間違えをして焼損事故を盤で発生させたら責任問題ですからど
んな簡単な事でも頭の中だけでなく紙の上で一度は検証を行います。
会社の設備に自作品を接続するのですから遊び気分ではないです。
配線数を少なくするためタイマー1番は使わずトグルSWの二次側電
圧で即11番には電圧をかけています。

直入れモーターはこの図面で言えば11番の出力しか使わないのでこの
始動BOXはこの現場ではスターデルタ始動だけでなく直入れのモーター
でも臨時の起動BOXと機能します。だからどこの空調機でも使えます。
そうでないと誰もが何も考えなくても使える物とは言えません。
スターとデルタの接点は同時投入されない様に0.5秒程度の間が電子
的に設けられています。このH3CR-G8ELタイマーは1個で完全にスター
デルタの機能を網羅してる点が素晴らしい製品ですね。もし今この起動
回路を必要とされてる方がいるとしたら絶対のお勧めです。

組むのはこうして配線をソケット端子から出せばいいだけですが重要なの
は既存回路11~13番への配線接続を間違えないという事です。12と13
番を逆にすると起動時に即b接点で電圧がかるのでいきなりデルタ起動
となリ11KW以上のモーターでは過電流でMCBがトリップします。又通常
時スター回路運転となり7.5KW程度のモーターならそこまでたどりつけ
ると思いますが電圧低下で運転電流が増加してモーターコイルの温度
が上昇します。いずれにしてもタイマー間とスターとデルタ回路接続を
逆にしてはいけません。

配線としては簡単ですが中にあるのがH3CR-G8ELタイマーのソケット
で装着するとほとんどを占めてしまいます。それを考えて蓋をした時
に邪魔にならない様に配線します。

運転時間制御用タイマーTB15601Kは制作中に思いついた追加機能
でしたのでBOX外取付になりました。本当このタイマーは照明制御から
いろんな事に利用できる私の武器ですね。電気主任技術者と言うなら
ドリルで穴を開けたりハンダづけとか電子工作とまではいいませんが
この程度の工作・細工はできてください。アルミ材質は普通のハンダで
は接着できないのでそういう場合はその端子ではなく配線でハンダか
スリーブでジョイントすればいいです。

空調機の基板制御接続口を使用しない と誰でもが簡単に使えないため
基板を開放してその部分を剥ぎ取りBOXに取付ました。実際この加工が
一番手間でした。でもこういう工夫して物を作るのが好きなので苦痛では
ありません。電験を取得したりする様な人って皆さん私と同じでしょう?
改造して何かあったら?何もありません。そうならない様に製作します。
最初の頃は上司や先輩に"大丈夫か?"なんて言われましたがいつも
"はい完璧です。問題ありません"と返答しました。これに限らずお仕事
は何でも行為に責任が伴います。自分でしておいて"自信ありません"
は本末転倒な返答です。100%で臨んで会社に大損害を与えたら電気
主任は解任されもしかして解雇されるかもしれませんが心の隅にその
覚悟は常に持っています。私の様に能力のない物が何かをする場合
自分への守りの意識があってはFULLが出せないのです。

ただ今の自分から見て不可能な事は絶対にしません。問題発生に対し
て正確に自分を見切れるか?けして何でもすればいいと言うのではな
くて無謀な事や勇気はお仕事にはあってはいけません。そう私のして
る事はすべてにおいて想定内なのです。


漏電は配給側が意識していてもテナント側で急に発生させるため絶対
になくなる事はありません。ですが短絡や過電流というのは私の経験
では滅多には発生しません。たとえばモーターでは起動時に電圧をか
ても回転数が上がらないと電流が高いままとなり過電流トリップとなり
ます。(ベアリング劣化ロック、切れたVベルトが軸に絡む)_正常ならば
停止状態すべりS=1より回転が上昇してSが1よりどんどん小さくなるた
めに二次抵抗R2/Sは大きくなります。ですからオームの法則の理屈で
運転電流は低下して最後は負荷要求トルクと一致した値(運転電流)
で安定します。
計算上の定格電流より60~80%になる様にモーター
は選定されています。現場に入りモーター運転電流が定格電流より少な
い点に気がつかれると思いますがそれが理由です。

懸念されるのはマグネットの接点劣化で停止状態から三相モーターが
単相状態となる
様な事があればかなりヤバイためマグネットの状態だ
けは普段から点検すべきです。正常ならマグネットの一次側と二次側
の接点間は接触抵抗は0ですからその間の電圧は≒0Vのはずです。
そこに数Vでもある様であれば単相状態となる前に早急に私ならば取
替を行います。(当たり前だけど運転状態で測定する事)
この方法は保安協会の方に教えてもらった方法です。
特に10年以上経過してるマグネットは月に1回は確認すべきです。

これがマグネットの中にあるコンタクターですが接点状態がヒドイと思われ
てるかもしれませんが毎日運転する機器ではこの程度のマグネットは普通
です。接点は切れる時に火花が必ず出ますがその繰り返しで少しづつ接点
が劣化していきます。未使用で10年おいていても表面が酸化して接点は色
が黒くなりますが使用すれば必ず劣化して最後は通電不良に至ります。
テスターの測定で異状が判明した時点ではもっと接点状態は悪化しています。
劣化兆候が確認できる場合は今日は正常でも明日は故障・事故が発生する
かもしれません。
とにかく★モーターだけは焼かない様にしましょう!
そういう事故が発生すると業者に原因調査を依頼するので結果しだいでは
電気主任技術者の管理が悪いという汚点を残してしまいます。

三相運転状態で単相状態となると電流は√3倍と言われます。三相時と
単相時の要求負荷が同じとして√3V3I3=V1I1としてここでV3=V1なら
ば√3I3=I1つまり単相時電流I1は三相時電流I3の√3倍と言われます。
実際は電圧不平衡により逆相トルクが発生して回転数が低下する
ため約2倍程度の電流が流れ
THRでトリップします。(逆相電流による
回転磁界は滑り2-sで回転)某社発表データー⇒A機でT相が1.83倍
B機でR相が2.03倍、C機でT相が2.05倍)回転の落ち方が微妙に違
うため差があります。

単相運転時にすべりが3%から4%になったとすると何倍の電流になるか
私流の計算です。もしまったく回転数低下がないと無理に仮定すれば
④式でS1=S2として計算すると2倍ではなく≒√3倍という数値が出ては
きます。こういう事は電験を勉強した人しかわからないので職場では
絶対語りませんが自分だけが内心で納得しておけばいいのです。

...ですが停止状態からマグネットの1相が壊れてる状態は始動トルク
が発生しない
ため三相拘束と同じ状態で定格の7~8倍大電流が流れ
たまま、つまりシャフトが拘束されたのと同じ状態です。保護護回路は
動作しますが相応に大きな電流が流れるので老朽化したモーターでは
焼損するかもしれません。短絡させしなければ10年は安定して使える
と思いますが10年経過した物は少しづつ交換しましょう。業者にさせると
工賃が高いので更新計画が進まない現場が多いでしょうが直入モーター
に使う7.5KWまでのマグネットなら交換できない事はないので電気主任
となったらぜひ挑戦
されてみてください。本で読んでるより勉強になります。

照明タンブラSWやコンセント交換は時々発生します。ビル設備係の
人なら誰でもできますから電気主任ができないはあってはなりません。
タンブラSWは固定が甘くなりガタツキが発生するケースがほとんどで叩
く様な使い方さえしなければ滅多壊れません。飲食関係でコンセントを
こんな状態にされる事が時々あります。忙しい乱暴な扱いetcほとんど
人災です。"おいコンセント替えてくれよ"と厨房の人に即言われますが
いつまでも大きな体がそこにいては仕事の邪魔ですから15~20分以
内で交換は終える様にします。ビルの設備係・電気主任技術者なら電気
工事士の資格は所有してるはずですから可能なはずです。

照明タンブラSW取替、こういう金具でボードに固定されてるタイプは取付ビス
を何も考えずに外してしまわない点だけ注意されてください。金具が壁の隙間
に落下したらもう取れません。これはテナントビルでは間仕切り壁とかに多い
施工方法です。

リモコンリレーの取替もできる様になってください。これは現場勤務してから練習
となりますが何て事はないです。ただ取替する前後のリモコン回路は電気を止め
てするので交換するのは早朝か夜行います。こういう事の感覚はとても個人的な
ので自分の手で体験して覚えるしかないです。

テナントから機器電源コードを破損させた、同じ理由で電気が来ないとあったら!
左は自己融着型テープで右が電気絶縁用テープです。使用してる電源コードの色を
考えて3種類程度を私は準備しています。コアダメージがないなら自己融着型テープ
+絶縁テープのテーピングでいけます。被覆損傷部分を先に自己融着型テープで巻
いてから電源コードと同じ色の絶縁テープで巻いて完了です。コアダメージがある場
合は切断して圧着接続後に同じ処理を行います。機器専用コードはその機器と一体
物なのとテナント私物でもある事から簡単に交換は難しいのです。そこで私は考えて
こうする事にしました。自己融着型テープは高い絶縁性(20KV)と防水性を持つ優れ
物です。普通のテープの10倍は値段は高いけど電気修理の優れ物です。


電球交換が必要なビルならば電気主任技術者も設備の一人として行います。
と言うより新入社員ならば率先して行ってください。電球交換で発生するの
が電球破損ですがこのタイプの電球が多いです。こういう真横に挿して回
すタイプですが電球を割ってしまうケース。何でもそうで"その程度できる"
と何も考えないで作業すると意外な事で破損させて上司から注意を受ける
事になります。特に蛍光灯のガラスは硬そうで簡単に割れてしまうので気
をつけましょう。電球交換は力一杯かけてはいけません。必ず割れます。

ここはビルのごみ置き場で3.5mはあるたぶん4m近いかも?ここは職場
でも私と後二人しかランプ交換ができない場所です。法的には足場を組ん
でするべきとこですが昔から誰かできる人が高い脚立で交換されています。
こういうとこまではLED交換にはならないのです。昔工場に勤務してる時に
この位の高さにあるFLR器具の安定器取替を脚立でした事があるので少々
の高いとこ位は私は平気です。高くなくても斜めのスロープになってる部分
の天井とか中高年の人は怖がって誰も上がらないし、身体能力を必要とす
る部分は私達若手の出番ですね。特にランプは電気に関する部分なので
電気主任の私が率先してこういう場所のランプ交換はしないといけません
実際ビル現場なんてたいていこんな物なのです。電気でもそうだけどその
人では危険と思われる時は絶対に相手にさせず私自らで行う様にしてい
ます。そのために私がいるのですからね。だから職場にはどうしても特定
の人しかできない作業が必ず発生します。
できない事を無理して練習して
までしてほしくはありません。ケガや労災の元です。

後は照明器具修理ですが安定器交換は止めバイパス工事でFHFやFLR器具は
LED方式にします。ダウンライドでは器具一式でLED器具に取替です。修理に要
する時間も最小で以後ランプ交換不要。片側給電方式LEDならばソケットの片側
に電源を直にかけるだけ
です。だからこれをバイパス工事と言うのでしょう。(無人
場所のため2灯式を1灯だけLEDランプに変更したケース、2灯共にLEDにするな
らFLR器具は写真で言えば反対側の並列接続になってるソケット側黄線に接続し
ます。FHF器具は並列に組替えてください、一応は既存安定器配線を確認!古い
安定器は撤去手間、電源もかからないのでそのままでも結構です)

一般事務所にあるFLR40W・SW(白色)はアイリスオーヤマのLDG32T・W/13/20/
16S直管LEDランプ ECOHiLUX HE160SでLED化できます。FHF器具からならば
色温度の違う型番となります。このランプは口金がG13なので既存のFLRやFHF
照明器具にバイパス工事を行う事で使用できるのです。

照明タンブラSW、コンセント、リモコンリレー、照明器具修理の4点はビルで電気主任
をする場合は基本作業として覚えましょう。そこから更にマグネット交換とかできる様
になれば日常業務で困る事はないと思います。してみたらそれほど難しくはないです。

照明を切り部屋を真っ暗にしてマグネットが切れる瞬間を見てください。
多少アークが見えますが特に酷いのを発見したので交換した時のです。

ネジが回らない事にはマグネット交換ができません。プロが取付した物は容易
には回らない様に増し締めされているからです。体重をかけ押しながらでもネジ
が回せない場合は貴方の素力では絶対無理です。
そのまま続行するとネジ頭
がつぶれます。下は普通のドライバーに見えますがお尻の部分を叩くと12°緩む
方向に打撃力を回転力に変換して硬いネジが回せます。VESSELのIMPACTAと
いう商品で凄くいいです。CRCを噴射して3分後にこれですれば硬いネジが回せ
ます。マグネット交換では私の必需品ですね。叩く時はカンカンと短く強く叩く。
たかがネジを回す行為ですが電気パーツ取替経験の浅い方が最初につまづくの
が取付されたネジが回らないです。
何でも電動ですれば力任せにできると思われ
るかもしれませんが人間の手先が生み出す技にはかないません。現場に入りさ
れてみればこの意味わかります。後はその方の器用さしだいです。

こういう大きめのマグネットのネジで頭が丸ではなく六角形状になってる
場合はVESSELのIMPACTA以外でもこんな方法もあります。先にCRCを
吹いて何回か貫通ドライバーで叩いておきます。皆さんが日常でよく使う
普通の樹脂製のドライバーをハンマーで叩かないで、割れた場合に手を
大ケガをします。意外と設備の人でも知らずそれをされる人見ます。現場
を見たところ相当キツく締まってそうでおそらくVESSELのIMPACTAでも
無理かもしれません。

真ん中のネジには斜めにしかスパナがかかりません。スパナはネジと完全
に平行状態で作業できる場合に使う道具です。又それでは力が上手く伝わ
らないのとかかりが外れたらその勢いでケガをします。この場合はメガネレ
ンチを使います。スパナより長いのでテコの原理でより力もかかるのです。
必ず力の方向は直線でかけるのが大切です。これは回す工具の基本操作!

メガネレンチは横から見るとオフセットがありこれならきちんとネジの頭
にはまり回す力を100%伝えられます。それと握力、腕力が確実に工具
に伝わる様にグリップ性のある手袋を着用しましょう。


お仕事でGHPにエンジンオイルとか冷却水を補給する時があるのですが
それのカバーがこういうネジで固定されています。時々ドライバーでも電動
工具の最大トルクでも回らない時があります。前に取付する時に少し斜め
にネジを無理に入れたりしてるからでしょうが、こういう場合はメガネレンチ
を使えば回せます。(少しコツはありますが言葉にできません)又10mm用
のメガネは長さが20cmですが40Kgの力をかけれる人なら中パワー電動
工具より強い回転力を出せます。(40Kg×0.2m×9.8=78Nm)腕力で無理
でも足で強く踏めば40Kgは出せるはず...けして人力だからと手動工具
はあなどれません。

もう一つソケットレンチというのがあります。回す径に合うソケットをまず選
び先端に取付します。メガネレンチと同じくスパナでも回らない硬いネジや
ボルトを回すのに使います。

工具すら自由に回し難い狭い場所で作業する時はソケットレンチは便利。
もちろん狭い場所でなくても構いません。ツールSETで持運びできるので
業者の人はこれを使う人がほとんどです。

電気測定と同じで道具がないと何もできません。適当な道具で無理にこういう
事をするのはケガの元
ですから気をつけましょう。パイプレンチ、モーターレンチ
プライヤー、モンキーレンチその他今回の道具とか電気主任技術者は常識として
知っておいてください。先輩からモーターレンチを持ってこいと言われ???では
素人の見習い社員と変わりません。いちいち習わなくてもNETで調べたら各工具
の名前や使いどころはわかります。調べてわからない事だけを先輩に質問する
のがこの世界の礼儀と私は父から教育されました。

通常はこれでネジ、ビスの取外し、穴空けは行っています。ホームセンター
にある数千円のはトルクが弱い(30Nm程度)ので機械や電気を扱う現場
では使い物にはならないの注意してくださいね。前述したメガネレンチの
半分程度しかトルクがないのが数値で比較できます。

マグネット交換完了、こういう事ってモデルチェンジしてた時に取付ベースが変更に
なってたりしたら盤取付が少し手間となります。(タップでネジ切り)この時は取替用
のサポーターを販売店がつけてくれていたので助かりました。

マグネット交換ではたいてい10年は経過してるのでモデルチェンジしてる事が多い
のです。古い配線を触るため端子が配線根元で折損する事もあるので同じサイズ
の端子金具も準備してから行います。環境の悪い場所にある場合は配線などが硬
くもろくなっています。それとどんな場合でも配線取付ではネジの緩みだけはあって
なりません。
今の現場で業者の施工ミスと思われるMCB配線緩みで器具専用MCB
の1線が焼損した事故がありました。噂には聞いていたけど端子緩みでも本当に
火が出るという生きた経験をし私も配線の取付は特に意識する様になりました。

私はこんな細い指をしていますが子供の頃から祖父が経営する電気店で
バイトをしていたので握力を常に鍛え握力は45はあります。こういうお仕事
は大きい人より小柄で指が細い方が各種作業でも便利なんです。子供の
頃に覚えた手先の感触が今の私を支えているのは間違いありません。
ドライバーでネジを回す手さばきを後で見ただけでその人のこれまで作業
スキルは一瞬で私はわかります。

コンセントに接続されてる機器で感電したと報告を受けたら単体でメガを行い
ます。たとえば電子レンジの場合ではこうなりますが接地線がないケースで
は塗装のない金属面をアースクリップすればいいです。ただ全体が樹脂で
金属面がない場合はメガができないです。

この方法だとどんな場合でも絶縁判定ができます。(I0rクランプメーター)
ここに機器を接続して運転状態にしてI0rで漏電確認します。何か尖った
とこ触れた痛みを感電と思い電話されてくる事もありますがテナントに見え
る説明すれば納得してくださいます。機器単体でI0rが1mAを超えてる時
は漏電の可能性があります。
感電した報告は確実に判定したいのでI0で
はなくI0rで測定します。笑い話に聞こえますが前に近くの交番に通報さ
れた事があってそんな気の早い人もいるので感電した報告は真摯に対応
しています。初めて見る方に下の状態で黒、白2本一緒にクランプで挟め
ばI0rとI0が表示されます。I0rは電圧と同位相の対地間抵抗による漏
れ電流を測定するためベクトル基準に電圧のクリップも必要、家電程度で
はI0rで≒0mAでI0なら0.3mA未満ですね。単独機器の電流とか測定す
る場合でもまさか電源コードを剥いて単線にするわけにもいかないので
1個こういうコンセントを作っておけば便利です。

テナントからこの機器はどの程度電気を消費しているのか調べてほしいという
依頼があり電力(KW)を測定する事があります。写真では480Wですね、500W
の掃除機ですが古いからたくさん電気を消費してるのでは?と思われていた様
です。電力クランプメーターにて目の前で値を見れば納得されます。消費電力
KWに運転時間Hを掛けた量が電力量KWHでこれに課金されるので運転時間
が同一なら省エネは電力KWがどれだけ下がったかが重要です。


規模の大きなビルに勤務するとテナントの中には会社全体で省エネをしてるケ
ースがあるので電気主任にも協力してほしいという依頼は今の時代あります。
あらゆる機器でモーターは利用されていますが電流値だけでは不明な力率が
絡むため正確に電力KWを知るのは無理です。(力率はモーターにかかるその
時の負荷によりこの様に変動)_力率を固定値0.85とし電圧×電流×0.85で
電力KWを算出するのは正確ではありません。つまり測定で電力を正確に知る
現状調査が省エネの1st段階
ですね。

一定負荷状態ならこれで電力Pを測定して、別に電流Iと電圧Vを測定すれば
力率COSφはP÷VIで算出できます。(モーター定格出力に対して低負荷状態
ほど力率は悪い)_電圧と電流もこれ1個で測定できるので省エネ検証
ツールとして
私は利用しています。(抵抗と導通試験も可能なマルチ製品)
★ISO9001取得シールあり。

単相電力測定は誰でもわかりますが三相電力測定は少し工夫が必要です。
ブロンデルの定理から2電力計法で行えばいいのです。だから2回測定して
P1+P2が√3VICOSΦの有効電力となります。単相三線式電力はどう測定し
たらいいのか?それを計算で求める方法を考えたら電験三種を勉強した方
なら結線方法はわかるはずです。

テナントから電話があり"知り合いの電気屋に聞いたけどこの前感電した気
がするんだけどコンセントのアースが壊れてる"と言っていたという問合せ?
現場も見ないのになんて迷惑なアドバイスでしょう。そういう場合の対応は
通常こう測定すればコンセントのアースがB種接地と接続されてるはおわか
りかと思います。

詳しい人はアースが効いてないのではないか?を言われる方もいるので接地
の状態を簡単に即示せる物も必要と前にこれもそろえました。上と違い赤い
先端は接地側に当てて通電状態で接地抵抗が測定でき特殊な電圧により
ELBも誤動作しません。B種接地抵抗地は停電作業で測定してわかってるの
で測定値からそれを引けばコンセントアースの接地抵抗が法定基準値かも
わかります。正直なところ各テナント盤の接地抵抗まで測定してませんでした
がこれならスマート&瞬時にできるので今後は主幹でI0を測定する時に時々
測定してみます。電気保守管理は測定による結果で判定しますから電気主任
となったら各種測定器の取扱いと使い所を研究しておきましょう。



会社の仮眠室にあるベッドの下にあったコンセントで接地抵抗を測定してみ
ました。家で測定した時は50Ωもあったのです、このビルのB種接地抵抗は
数Ωなのでこの位でないと漏電した時の機器接触電圧が50Vを超えてしまい
ます。ELBを確実に動作させるためのアースなら意味あるけど漏電した時に
機器接触電圧を下げて感電の影響を下げるという目的ならどうなんでしょう。
たとえ法的な100Ω以下でもB種接地抵抗地より大きすぎるとその効果は
期待できないのではと前から思っています。D種接地抵抗値=B種接地値
でも対地電圧の半分は漏電した時に機器表面にかかる
わけですから接地
がある回路はELBを必ずつけるべきです。確かこの部屋はMCBから給電
してるので時間が空いた時にELBにしておこうと思います。接地しておけば
そちらに電気は逃げるので絶対に感電しないというのはELBがなければ嘘

ELBがあれば漏電が発生した時点で人が触れて感電する前に確実に自動
で回路は切らせる事ができます。

自分を導体つまりテスターを検電器と扱う(黒線を素手)とこの場所では
77Vを表示。これはテスターにかかる電圧で、私と電路間の対地間静電
容量にも電圧がかかります。そう私その物には10Vもかかってないです。
検電器でしか電圧の有無を見れない、でもテスターしか今ないなら私は
こうして検電器の代用をします。

個人的に気になって購入した被覆の上から対地電圧が測定できる検電器
どうしても電圧を被覆の上からでないと確認が難しい場合はこれを使用し
ています。通常のタイプだと稀に誘導で電圧を拾い電気があると反応しま
すがこれは電圧値で確認できるのでその辺の判断ができます。100Vと表
示されないのは上と同じ様な理由だと思いますが検電器の目的は電圧が
あるかないかを確実に知る事なので85Vと出ても問題ではないです。

こういう狭い場所の電流測定では先がスルムなこんな形状のクランプメー
ターを使用します。最近テスターにクランプメーター機能のある物がホーム
センターでも売っています。これが思いのほかいいんです。

単相三線式盤内の子回路の電流測定ではとても便利ですね。
自動販売機を設置したいので10A分の電源がほしいと言われ使用Aの
少ない2P1Eの回路を調べたりする時などに便利です。電気の使い過
ぎで落ちる場合どの程度流れるのか調べる時にもこういう測定をします。
あまり生きた配線を引張りだしたくなく挿入だけで測定できます。
クランプ付テスターは実売で9千円程度、私の一番のお勧めです。
幹線でI0を測定するならクランプ口径は大きい程便利ですが逆にこん
な場所では大きすぎる口径は不向き!適材適所ですね。又I0の様に
全本数を挟む場合は口径は丸型がいいけど単線に挿入する場合は
尖った形状の口径の方が私は扱い易く感じます。

今ある変圧器が3日に1回は地絡警報一瞬出ます。過去の検証から2店舗の
あれまでは検討がありさっき会社から電話があって地絡が出たので丸山さん
から言われてたあのテナントのMCB1回路でI0が250mA出てるという報告。
そこまで追えるほど長い地絡時間ですからそろそろ寿命が近いですね。
今日は地絡調査が私と同じ様にできる人が出勤していたので助かりました。
テナントの方で夜間業者手配してるそうですが前回もその時は異状なく様子見
でした。冷陳ケースの照明器具みたいですが今回同じ様にわからないとして
も器具一式交換を出勤したらをお願いするつもりです。そのI0が250mAが表示
された状態の写真を撮る指示だけはしました。
最後はそれが決めてです。
LINEで私にもその写真が彼から送られてきました。天井の照明器具なら私が
修理してあげますがテナント私物は契約上、手が出せないのです。こういう
契約上の範囲はビルによって異なります。たぶんFDL18にある様な電子式
安定器を取替すればいいだけです。配線なら1日何回も漏電します。

変圧器で地絡が出たらまずその変圧器二次側回路のどの幹線で漏電が発生
してるのかが漏電調査の基本中の基本作業です。
電気主任というお仕事は危険と
常に隣り合わせという点を知り自分の足と指の位置に常に意識を持って作業が必
要です。特に転倒だけは充電部の多いこの場所では危険です。私が勤務する現場
ではここに入っていいのは私と後3人の計4人のみ、中高年の方、目が悪い方は
入場禁止と設備リーダー(係長)がされています。この現場は電気に関しては私
を含めて若手が主体となって管理してるという状況です。

表面に障害がないストレートな部分なら誰でも3本RSTを挟めます。ただ
すべてが測定容易な状況ではないのです。

こういう奥の違うケーブルの裏部分でしか挟めない部分は奥まで手を入れ
斜め下からでないと入らないのです。簡単に言えばあの知恵の輪の感覚
である決まった角度でしか挟めません。クランプメーターで測定するのは
意外と慣れが必要です。確実に0.1mmの隙間もなく挟まないと本来は3mA
しかないI0が500mAとか表示
されてしまいます。2回線も同時に高いI0が
出たらどちらか測定ミスの可能性ありです。ここでたとえばD3回路が漏電で
それが3F行きケーブルなら3FのEPSで同じ測定をして事故原因を絞ります。
ただどう工夫しても無理ならそのケーブルはここで測定するのではなくて現
場EPSまでのどこか測定可能な部分を見つけてそこで測定するしかありま
せん。電気主任として着任したらこの辺の調査をして状況を把握しておきま
す。測定ができない事には漏電調査はできません。手先の器用な人はこう
いうのは凄くお上手です。


これは違う回路でI0が約24mAだけど単独回路ではこんな値でも異状です。
メガをすれば確実に0.1MΩ未満、電源装置や高調波を出す機器がなければ
通常I0でも1mA未満で正常です。この原因は換気扇からの漏電でした。
あくまでこの話は私の経験上なのですが絶縁不良でない通常の対地間抵抗
により流れるI0は小数点値まで安定して変動しません。
漏電があると特に小
数点部分が激しく変動するのです。通常I0が10mAが100mAなら疑う余地は
ないけど20mAとか急になりその小数点値が激しく変動する時は漏電がやは
りあったという事が多かったです。I0は負荷電流が多い時間帯は夜中と比
較して確かに若干高くなりますからあれ?少し高いという時はこの辺を意識
しています。でも値程度でこんな20A単独回路でこれだけのI0があれば変動
があろうがなかろうが漏電調査をしなくてはいけません。

この場合もI0が44mAもあり完璧にダメ、メガをしたら当然≒0Ωでした。テナントは
気がつかずに平気で営業してるのでI0で不良子回路を確定させてテナント立会
で電源を切らせてもらい最後に絶縁測定を行います。"漏電してるから全停電させ
て調査させてほしい"なんて許可するテナントはいません。法的には確かに電気
主任にその権限はあるのだけどそんな強気な事をしてる現場は絶対ないです。
私が勤務するビルではメガは年次点検、故障確定回路測定以外では使えません。

分電盤内子回路のI0はあってもこの程度が普通です。写真は0.28mA
I0rでなら0.1mA未満でしょう。対地電圧100V、法的絶縁0.1MΩなので
オームの法則で電流は1mAつまりI0rが1mA未満なら合格と判断できます。
I0r<I0だからこの場合は電圧クリップしてまでI0rを測定しないだけです。
もしその根拠は何だ?と質問されたら例の漏れ電流の条文なんて言わなく
てもこう説明した方が賢い人と思われますよ。人が電気を感じるのは1mAと
定義して各対地電圧で抵抗を求めると低圧回路の絶縁抵抗値の基準が
見えてきます。なぜコンセント回路の絶縁抵抗値は0.1MΩなのかは職場
の仲間からも質問される事があるので電気主任として準備しておきましょう。
それ以外の電気回路の難しい事なんてまず質問する人はいません。
漏れ電流というと法律条文でもまだI0を意味しますが絶縁に関して扱うな
らI0r値であるべき
で電気主任だけは理解しておきましょう。

第二電気室の動力変圧器で地絡警報、地絡ってほとんどが単相三線式変圧器で
発生するので動力というのは逆に不思議でした。低圧地絡警報(LGR)が出たら
電気主任技術者は先頭となり原因調査を即座に開始しないといけません。


その変圧器二次側には9回路あるのですべてのI0を測定したら1箇所で42mA
を測定したのでこれが原因です。

その回路には3箇所の動力盤が接続されて2箇所は主幹で10mA未満で異状
なしもう残るはこの盤しかないです。

その盤主幹で45mAという高い値を測定しました、この程度ならあってもI0は
10mA程度のはずです。この盤ならI0はこの程度と私が言ってるのは他回路
との比較です。こういうのは現場で測定経験をすればわかります。
本とかでは盤や機器のフレームアースつまりDやC種接地線を測定して探す
いう説明もありますが電源のI0で追っていくのが一番確実です。たとえばこ
の45mA漏電してる盤でそこにある接地線を外したら非接地状態となり漏電
が消えるか?ですが...実際消えません。ほとんど同じ(実験済)
(警備回路や通信回路があると障害が出るので接地線は基本外してはダメ)
漏電現場⇒変圧器までの流れは建物内にはいくらでもあるという事です。又
電源のI0と接地線に流れる値は合わない事がほとんどで扱いが難しいので
私は漏電調査では接地線は扱いません。

三相200Vから横に単相200Vを出してる自動制御盤が約31mAで漏電発見。
こういう自動制御主幹とかも正常ならI0は1mA未満です。こういう物はたとえ
100Vでもメガは私は行いません。自動制御は定期メンテ業者がいるのでここ
で彼らに修理依頼をします。結局は屋外にある制御盤の一式更新となりました。
とにかく変圧器地絡では電気主任が何が悪いのか調べないと何も解決できな
と思ってください。

これお休みの日に発生して連絡があり21:45に出勤して私が一人で調査
対応しました。修理できる事もあるけどこういう場合は不良回路を探し切り
離しをして後は翌日業者に連絡をします。作業が終了したら事務所に戻り
報告書を作成して終了です。要所で写真が今の時代は必要なので報告書
作成の事も意識しながら測定調査をします。あそこが30mAで漏電してた
だけの報告では今の職場の上司では認めてもらえません。面倒と思われ
かもしれませんが私の物事の考えを職場や各社内の人に知ってもらう絶好
の機会で私の社内での評価などに影響できるのです。上司がどんな小さな
事でもチャンスに生かせという意味が今は理解できます。

これはポンプの絶縁状態ですが0.56mAは合格、I0rなら≒0~0.2mA程度。
運転を止めれない設備は普段はこれで絶縁管理をします。漏電、省エネ何
を検証する場合においても現状を数値で知れない事には知識だけでは何も
できません。
最近の測定ではという返答では"最近ではなく今はどうなんだ"
という指摘を私は受けた事があります。確かにそうですね!

これは同じ回路内の冷却塔ファンモーターのI0で0.42mA、とにかく動力
回路では正常ならI0でこの程度であるという事です。
ただこれらはモーター単体での測定ですから元電源MCB二次側で測定
したら1~5mA程度となります。
I0が1mA未満は単体でのI0判定です。

照明回路で漏電が発生したというならばどの器具が不良か探さないといけま
せん。メガでは電源配線をたびに外さないといけませんがI0ならこうして測定
するだけでいいのです。通常ほぼ≒0mAですね。ビル内では地絡や漏電という
言葉は同じとして扱っても問題ないです。漏電したI0が対地へ戻る事が地絡
です。理屈ではEPS部分でI0が戻るケースも考えられますがこの現場はない

変圧器地絡で見つけたのがファンコイル電源だった時です。こういうのは水が
通ってるので機器単体でELBがあるべきなのにないため漏電したまま運転し
ていました。5台共用電源なので点検口から天井裏に上がりすべての台数の
電源線でI0測定をして漏電してるファンコイルを発見しました。

ある1台の電源で15mAを発見、モーター行端子では0.2mAと正常.という事
はモーターを制御する回路側での漏電ですね。この状態のままなら地絡は出
ませんが何かのきっかけで300mAとか漏電してるから変圧器で地絡が出るの
です。ですが15mAでも単体でI0が出てればメガは≒0Ωの状態と即わかるし
実際測定したらそうでしたからこのファンコイルは使えません。業者に電話を
して状況を説明したら基盤を最初から持って来られました。そうでなかったら
今日は調査で後日修理となりそれまで機器が使えない又今日は調査費用で
と費用が余計に発生もします。だから修理できなくても私が原因を調べる事
に意味があるんです。


回路MCBがトリップしていた場合、再投入はメガをしてからです。下は
実際に私が管理する現場で発生した事故です。一般の方の様に何も
考えずにブレーカーを入れる行為は電気主任だけでなく設備員として
あってはならない行動です。しかもELBではないのでそれがトリップし
たという事は20A以上の瞬間的な漏電なわけでその後の2回目の再
投入時は完全に対地間で0Ωとなっていて短絡したのです。MCBがある
から保護してくれると思いますが0Ωで電源を接続したら保護の前にこう
なるという事を感じました。(変圧器地絡で発見したので漏電です)

おそらくメガをしていたらこんな状態となったはずでこの時点で再投入
はできないと電気を知る者なら感じないといけません。

ノイズフィルターが劣化していましたがそれまではずっとI0値は問題なし
配線の自然劣化と違いこうしたパーツは急に悪くなる事があります。ただ
業者メンテ物だけど彼らはI0とかで絶縁CHECKまではしません。あくまで
設備絶縁管理は電気主任技術者の範囲なのです。動力盤、分電盤は
保安規定により絶縁測定しますが自動制御盤にメガをする行為はまず
しないです。あそこは業者がメンテしてるからという甘えもあるけど精密
機器がつながるので故障させたくないからです。ある意味グレーゾーン
的な部分
ですが運悪くこうした事故が発生した時に絶縁CHECKを1回も
してないと誰でもおかしいと思って当然です。だから私は自動制御回路
はI0で毎月CHECKしています。

中高年の方で多いミスが指示値の読み間違いです。
針式の絶縁抵抗計はどれも1未満の記載に少しだけこんな癖があります。
拡大するとよくわかりますが.5とは0.5の事でこれを5と読むケース、特に
.02なんかを0.2MΩと勘違いしてしてしまうと致命的な失敗です。後デジ
タル表示では小数点を見落としてしまうケース、特に停電作業時は室内
が真っ暗でライトだけで作業するので注意されてください。ですから私が
勤務する現場では測定も私達の世代が中心になって行っています。

メガ測定は負荷接続状態で測定するのです。意外とそれを知ってない方
が多いです。たとえばリモコンリレー照明回路ではそれの主回路二次側
でメガを行います。停電前OFFで停電したらリモコンは切れたままなので
照明回路MCB二次側からの測定では照明器具まで電圧がかかりません。

メガは線間電圧ではなく測定線路の対地電圧事に絶縁抵抗基準値に違
いがあります
が何Vのメガで測定しないといけないという厳密な定めは技
術基準ではされていません。一般的に線路使用電圧に近い電圧で行うの
が好ましいと言われます。たとえばすべての電圧回路を100Vメガで測定
してそれの指示値で基準値判定しても問題はありません。尚下図で機器
SWを入れていてもマグネットがある様な物、電子SWでは電気がない状態
ではそれは切れてるのでモーターや回路の絶縁までは測定できません。
メガ異状なしだから接続される機器の絶縁抵抗値まで万全じゃない!
機器類は10年以上経過してたらオーナー通達で更新の勧めをします。

温度管理というのも重要で携帯に接続して使用可能なサーモグラフィーこれは
個人的に私が購入した物です。

特高の2500KVA変圧器の温度分布(07:30)

モーターの運転状態の温度分布ですね。この携帯バージョンはソフトが開発
されてるのでそれをインストールする事でいろんな使い方ができます。
画面上で自由なサークルを指定するとその範囲の最大、平均、最小値が表示
され一度に複数それが可能なソフトが気にいっています。サーモグラフィーは
興味深く見れますがやはり数字で指示した値もある方が書類添付画像としは
評判がいいですね。写真でモーターの運転状態はわかりませんが赤外線で
撮るとそういう事もわかる点に最初感動しました。奥のモーターは停止中!

熱交換されてない部分はされてる部分と色が違います。エアコンが効か
ないという連絡が来て点検する時に時々利用してますが清掃されてない
室外機はこれで見るとよくわかります。又故障で熱交換してない時も誰に
でもそれがわかります。天井とかの空調とかでも夏ならアネモから冷風
が出てる事がわかるのです。空気は実態がないけどそれに触れる部分
は確実にその影響を受ける。こうして携帯で撮って即テナントや上司に
説明したらほとんどの方が驚かれますがこれからのスマートなお仕事
ってこういうスタイルかと思います。


電気だけでなくポンプのグランド、軸辺など機械点検にも使えます。温度バー
の対応温度は相対温度
なので同じ赤でも撮影した物で温度は異なります。
ですがMAX値が即座に表示されるので温度点検が容易になります。

以前は携帯に接続して使用するサーモガンを使用していました。私が携帯に
拘るのはポケットに入れて持ち運びができいつでも誰にでも見せて現場状況
を説明できるからです。携帯に接続するツールですから撮影結果はそのまま
携帯に保存できます。スマホにお仕事の状況を記録すると円滑な業務に大き
く寄与できます。


どこの現場でも動力盤、テナント分電盤の点検は月に1回は行っています
まずは三相200V回路空調機などの動力盤からです。
空調機のVベルトや軸受など機械的な点検は営業時間外である夜か早朝
でないとできないので今日は運転中で点検可能な盤内の電気点検につい
ての話です。たとえば下の構成だと①~⑤でI0測定にて絶縁状態の確認
をします。同時にモーター負荷電流の測定も行います。(盤付の電流計の
狂いもありえるのでその確認と実測が一番正確)運転電流の上下変化は
機械的な異常が原因による物が多く電流値は単に負荷量を知るためだけ
の情報ではありません。


毎月測定していてこのI0値はほぼ変化しません。これが大きく上昇す
れば絶縁抵抗不良がどこかで発生している
のでその時は停止させて
絶縁抵抗測定を行い不良なモーター回路の調査が必要です。
(故障以外では機械を停止できないため月例点検では基本メガはできない)
20~30mAになっている場合は絶縁抵抗測定をしてみないといけません。
I0rでもほぼ同値ならばまず間違いなく絶縁低下が発生しています。
ただ動力盤は固定した設備しかなく途中で自由に負荷増設はないため
共用部設備では漏電事故は滅多に発生しません。

③測定ではあの位置でないとクランプが挟めません、充電状態だから強引
ではなく優しく挿入できる位置で測定を行います。その時にモーターの負荷
電流の測定も各RSTで行いますが31.5、31.8、32.0A程度の違いは正常
ですが大きくアンバランスがあれば音や発生熱まで通常より大きくなります。
(電源アンバランス量はモーターの逆相トルク発生量に比例する、逆相トル
クとはモーターの正回転に対して反転させる力で熱となる)

これはテナント内にある単相三線式盤主幹での漏れ電流測定で毎月私は
実施しています。これをしてるから時々テナント機器で漏電が発生しても
管理が悪いとか言われないのです。
年1の絶縁測定だけでは正直現場
管理をしていて不足と痛感します。何かあれば普段の管理状況を上司や
オーナーから質問されるので測定値はエクセルでデータ化しておきます。
盤主幹のI0やI0rはこれら複数回路が総括した値となるので主幹ではほと
んどで1mAを超えます。この主幹の適正値というのはすべての子回路
が正常な時の値ですから普段から測定管理してないとわかりません。

私が管理してる現場ではテナント分電盤主幹値は1~5mA程度です。
1社でワンフロアーを借りてる様な盤ならともかく主幹20や30mAもある様
ならば子回路もI0を測定されてみてください。たいていで絶縁不良箇所が
あると思います。30mAのELBは15mAまでは動作しないのでメガで0.1MΩ
未満の0.05MΩ(I0r=2mA)とかでも動作しません。ELBが動作してないか
ら100%絶縁が正常とは言えない
のです。ただこの位置での漏れ電流測定
はあくまでその現場を担当する電気主任技術者の自由意思です。

主幹の上でクランプが挟めない時は二次側で測定を行います。電気は生きて
るため挿入時には気をつけます。
クランプの口を開いた時の金属部が充電部
には触れない様に挿入します。一般家庭はたしか4年に1回は絶縁調査をしますが
最近は通常のメガか漏れ電流測定で保安協会は絶縁判定されています。

測定さほど時間はかからないのでできればテナント担当者にも立会いをしてもら
いサインもして頂きます。後で何かあった時にこれは有効です。年間を通じて同
じ時間帯(通常14時)で比較。これが急に30mAとかなればほぼ絶縁不良回路
があります。ELBなら切れるきっかけがありますがMCB回路だと漏電するといくら
でも流れてしまいます。この方法はできるだけ負荷を使用してる時間帯に測定し
ます。これなら停電せずに毎月絶縁管理ができます。最低限リーククランプ
メーター以上でないと
、ホームセンターで売ってるクランプメーターですと
1/1000A単位の世界を正確に測定できません。

テナント内分電盤主幹での漏れ電流測定実施は電気主任の判断と申しましたが
すべての変圧器B種接地線の電流値は毎月測定する事を忘れてはいけません。
古い現場では保安規定に測定する記述がないかもしれませんが必ず測定を
されてくださいね。ですからリーククランプメーターがない設備現場って絶対に
おかしいです。変圧器B種接地線は50mAが管理基準ですが普通のクランプ
メーターでは100mA(0.1A)も0Aと表示されて絶縁管理ができません。

稀に50mAを越してる場合、下のケースI0=83mA、I0r=33mAなら問題はなく
保安協会の方もI0rで50mA未満なら問題ありません。と言われていました。
私もその変圧器だけはI0rで測定をします。保安協会の人に契約先で毎月
実施してる記録用紙を頂きましたが変圧器については温度、電圧、電流、I0
又はI0値、OIL量が項目にありました。現場で選任してる電気主任技術者
にあっても同レベルの点検内容にすべきです。

これは普段30mA程度しかないB種接地の電流が約62mAでした。I0rで
測定したら60mAとほぼ変わらずこれは何かあると調査していったらある
店舗の1回路で絶縁不良がありました。接続される回路のボリューム
でB種接地の値も一桁値もあり30mAもあるけど何も負荷が増設されて
ないのに上昇したら要注意です。0.05MΩの絶縁不良回路でも2mAで
すから地絡警報も出ないしそれがELBであっても動作しないのです。
テナントすべての主幹でI0測定は大変でも毎月の変圧器でのB種接地
線の電流測定ならたいして時間はかかりません。

同じポイントの漏れ電流を測定しても測定器の性能(価格)や測定モード
で値に差が出る事があります。ACですから対地間静電容量という宿命が
あるのでこれは仕方ありません。もちろんI0rが最終の正確な値です。
ただI0が1mA未満ならI0r<I0という事で合格と普段は管理できます。
I0が1mAを超える場合は停電させてメガをするかI0rで絶縁を判定します。
これはUPSの電源回路ですがこういう類の物では多い現象です。

テナントにある単相三線式盤で使用するのは100Vメガです。それの単相
200Vは対地電圧100Vなので単相200V回路(2P2E)も100Vメガでいい
のです。そうですと絶縁抵抗値は0.1MΩあれば問題なしというNETで書き
込みを読む事がありますが実際現場管理をしていてそんな基準限界値を
放置できません。通常子回路をすべて投入して主幹でメガ一括測定しても
100Vメガで20MΩはあります。
もちろん法定基準値0.1MΩだから合格でも
違反ではないけど数ヶ月後に変圧器地絡警報か現場でELBトリップの可
能性が高いです。結局その判断の甘さは後で貴方に戻ってくるのです。

テナントが入居のため分電盤を業者が新設したらこんな成績表を持って
来ます。100Vメガでは20MΩまでしか測定できませんが実際新設時では
100MΩ以上あるのが普通です。
それが0.1MΩになる事態が実は異常です。
清掃のできないケーブル部分がほとんどであり埃などが堆積して測定に
よる見かけ上の絶縁抵抗値は確かに低下していきますが僅かづつの
はずで100MΩから0.1MΩとは極端過ぎる変化です。

私の経験ではテナント室内での絶縁不良原因は露出配線の損傷、機器
自体の内部不良、コンセント焼損ですね。(飲食ではねずみ被害が多い)
電気室からテナント分電盤までの絶縁が悪くなるというのはまずないと思
ってもいいです。発生するのはテナント分電盤以降の何かです。

漏電で一番やっかいなのはこういう家みたいにメインだけがELBの
テナントでこれですとどれか1回路でも漏電すると店舗全停電となる
のです。この時は絶縁も一括で20MΩ、I0も2mAで完全なる状態で
どうしてこのテナントで漏電が発生したのかという状況でした。
又店内の機器プラグや配線も異常はありませんでした。とにかく
こういう場合1秒でも早い復電をしないと店長から激怒を受けます
から主幹一括測定で異常値が出たら個別測定で不良回路を見つ
けそれを切り主幹を投入します。ですが1ヶ月後に全停電が再度
発生したのです。これは完全に使用してる機器が原因ですが瞬間
的に何かの高調波でELBが誤作動か(業種が特殊なので通常ない
機器がある)...それからその現象は発生なくという状況です。

こういう時に上司から日常の管理状況を見せなさいと言われるのです。
毎月主幹でI0測定した結果がこれでその時の目視でも問題はありま
せんでしたが...と話はつながるのです。言い訳に聞こえますが働く
以上はそういう事もできる様な管理もしておかないと自分の立場が守
れません。一般論として有効な日常の管理結果とは最低毎月CHECK
してる何かです。
又各点検日にテナントの確認サインまであるから
電気主任である私の管理が悪いという指摘は絶対にないです。
後は貴方が私の記事を読んでる感じで説明すればいいだけです。

検電器でも十分に利用価値はあります。空調機の加湿器が動作しない
制御リレーから電圧がそこにかかってるのかという時はこうして当てて
みればいいのです。今時あえてネオンタイプを使うのは私なりの理由
があるからです。この部位は某自動制御会社メンテですが修理依頼を
する場合でもこの情報があれば業者も故障原因を限定して来る事が
できるので復旧も当日可能となるかもしれません。メンテ業者がある
設備でも電気主任が介入すれば快適環境の提供というビル管理の
目的に多いに寄与できるのです。ですから各設備回路図は研究して
おく必要があります。それがわからないとこんなターミナル数字を見
ても何の事かわかりません。

これは壁にあるファンコイルのコントローラーだけど風が出ないという
いう場合、この製品は方極のみで制御してるのでテスターで電圧測定
ができません、こういう場合は検電器で電圧がかかってるか点検します。

何かが動作しないという時は適当に調べても解決しないので回路図を
見ながら的確なポイントで状態を調べていけばどんな故障でも原因の
特定はできます。コントローラー程度までなら私で交換します。機器本体
のモーター類が壊れてるならメーカーに連絡を行います。電気主任である
以上は"壊れた、はい業者という対応では"、それなら誰でもできると職場
で陰口を言わるのは時間の問題です。

これは私が着任してから作成した物ですが最低限守るべき事や注意点を
職場の方のために記載しているのです。そうしておかないと習ってないから
事故を起こしたと言われては私も困ります。

ビルや工場での給水制御でオムロンの61F-G4は昔からの定番ですから
ぜひ覚えておく事をお勧めします。
これから着任予定の方はかなりの確率
で保守する可能性が高く、この程度の修理は電気主任技術者の仕事です。
これが61F-G4ユニットで私は工場勤務時代にこの方式を経験しました。

下の電極のある設備図ですが左が受水槽で右側が高架水槽、受水槽から
ポンプで高架水槽に給水をします。受水槽の水面がE3以下にあるとき、受水
槽の減水表示ランプがつきます。水面がE2に達すると(U2動作“ON”)減水
ランプが消え、ポンプの運転準備が整います。受水槽に減水警報が出てると
高架水槽が要求してもポンプは運転されない、受水槽水面がE1に達したとき
(U3動作“ON”)受水槽の満水ランプがつきます。高架水槽の水面がE7以下
にあるとき、高架水槽の減水ランプがつき、E7に達すると(U1動作“ON”)消
えます。高架水槽水面が水面がE6を離れると(U5動作“OFF”)ポンプは始動
します。E5に達すると(U5動作“ON”)ポンプは停止し、高架水槽水面がE4に
達すると(U4動作“ON”)満水ランプがつきます。各動作で点灯すべき時に点
灯しない61F-11ユニットを交換するだけで修理完了
なのです。U5の右横の
電源ユニットは滅多に壊れませんがまったく回路が動作しないなら電源ユニ
ットの交換も必要となります。(61F-11の1個の価格も4千円程度)

これは排水槽の場合ですがまず回路図を確認して電極の線番を調べます。
E4が満水警報、E1がポンプ起動,E2がポンプ停止、E3がCOMです。

水槽と水位制御ユニットを接続するのがこのターミナルでここを短絡
したり外す事で満水や減水警報の試験もできるのです。ポンプ起動
とCOMを一瞬だけ短絡させ仮想で水が起動位置まであるという状態
を発生させて自動で停止すれば水位ユニットは正常です。こういう点
検の仕方をしてる現場もあります。いずれにしても電気主任がこうい
う事をわかってないと他の設備の方ではこういう見方を始められない
貴方にすべてがかかっているのです。

事務から電話があって某店舗から水道代がいつもの3以上と苦情が来
ていると連絡あり、店内では水漏れもなく水を大量に使った覚えがないそ
うです。ビル電気、水道は自動検針で計算請求も専用PCなので誰も確認
されてなかったのです。ただ人による見間違いがないので逆に正確なは
ずです...結局、食品冷凍機用冷却塔内の濃縮防止装置がこんな状態
でした。(テナント財産のため管理はテナントが行う契約になっています)

それは冷房用冷却塔にもありますがビル側の設備で私も経験があります。
ただビル共用設備では毎日誰かが巡回点検してるので水が汚れてない
専門的には水の電気伝導度が設定未満なのに水槽内に給水されていた
ら気がつきます。そういう場合たいてい電磁弁に錆か何かが絡んでいて
設定をUpDownさせて電磁弁を開閉させたらほとんどで給水は停止します
今回は...電磁弁は全開か全閉しかないので制御盤電源を切れば水は
止まるはず...水は止まり電磁弁本体は正常、ただ設定をFULLにしても
水が止まらない、槽内に泡はあるけどそこまで水は汚くないです。BLOW
ランプもついてるので回路的に給水動作は確実、センサー故障かな?
一応それを清水で洗って清水の中にセンサーを置いてもみたけどダメで
した。古いモデルなので業者で一式更新となるでしょう。電気主任でも修
理する事ができない物は確認すべき事項だけしたなら連絡です。
相談された以上何も調べずわかりませんは好ましい対応じゃない!

費用が発生する以上店の責任者も本社に説明が必要ですからそれ
をサポートするのもお仕事です。私が店長に代わりその本社担当に
説明する事も時々あります。修理関係の発注は本社管理になってる
会社が多い
のでその辺の確認もしてからでないと業者手配できません。
(テナント財産と言っても故障時はサポートが必要です)

余談ですが各MCBには接続されるテナントが誰でもわかる様にしています。
テナントは常に変わりますがその建築上の位置は変わらない。エリア事に
法則を決めて番号をつけます。105なら1階の左から5ブロック目の位置の
テナントとか、昔よくあのテナントの元電源はどのMCBか知ってる?なんて
電話が家にまでかかってきました。柱単位を1ブロックと考えます。そのテナ
ントが103と104を使用してる場合は103とだけ表示し103に分電盤がある
ルールにします。トラブルは適切ではありませんが効率的にすれば自分も
楽になれます。テナント名を入れる管理方法は変わった場合の更新を忘れ
ると混乱します。テナントの元電源の場所は業者とかが急に設備に聞いて
くるので誰でも答えられる様な電源管理を電気主任はすべきです。

故障範囲が各店舗からEPS主幹まで及ぶというのはまずないです。
ただこういう共通主幹はELBにはしません。そうでないと1社の漏電で関連
するテナントすべて停電となります。安全を強化すれば安定性の許容値が
減るのは物の道理です。単独主幹回路なら各種用途でELBはあります。
たとえば8店舗テナントが絡むMCBでI0rが極めて少ないないならばその
8店舗には絶縁不良はないと考えてもいいです。私の経験上この主幹位
置だとI0で10mA未満です。(ですからI0rなら1~5mA未満)、その値な
ならば年1のメガ測定では間違いなく100Vメガで20MΩ以上あります。
メガは負荷接続状態で停電させて測定しますが機器内部の電子SWとか
切れています、だからメガで良好なのにテナント機器が漏電した!という
のは発生します。100%の絶縁管理というのは私は不可能だと思います。
特にメガでテナント機器を壊したら弁償となるので線間メガは私はしない。


私の保守範囲は22000V~100Vまでです。
トラブルというのはビル現場では対地電圧100Vの回路がほとんどです。
電気設備安全管理においては対地電圧で物事を考える癖をつけましょう。



空調機には連動運転するロールフィルターというのが通常ありますが
それが連動動作しないトラブルが発生しました。この部分はメンテ業者
がいないのでまずは私の方で対応が必要です。空調自動制御は業者
点検していても空調機本体、付属設備まではしてない現場が多いです。

まず空調機連動a接点がONになると三相RT間単相200VがAの流れ
で自動運転用リレーCR-2にかかります。するとそのa接点がON(端子
11-12間)となり自動巻取り運転を開始します。又端子11とL2間に
AC24Vがないとヒューズ切れなのでそれも確認します。前記事で少し
接点の基本見方を説明しましたがそれを読まれた方にはけして理解
できない回路内容ではありません。

自動運転用リレーのコイル両端の10とT番端子に200Vがありこれは
空調機連動a接点は正常を意味しています。次に11番と12番端子間
にAC24Vがあったので自動運転用リレーのa接点が動作してないため
に開放状態となってる事を意味します。故障原因はこの自動運転用リ
レー。ただこれって基盤にハンダ状態のため交換ができないのです。
つまりこの基盤1枚をメーカーから購入してください。という話。もしそ
れが必要ならば会社名は盤内に記載があるのでNETで検索してそこ
に電話する必要があります。

素子が10Ωだろうが1000Ωだろうが開放電圧は電源電圧と等しくなり
ますが逆に閉じた接点は0Ωですからその間の電圧はOVなのです。
上の場合で電圧があるという事はa接点が動作してないと判断できます。
回路を確実に読めてるならばジャンパーしてa接点が動作したのと同じ
状態にしても確認できます。接点状態を調べる時はこうして行います。

余談だけど左上のTHRが過電流で動作したら専用モーターの絶縁測定
は左下ターミナルのUVWで行います。RSTとある端子に電源UVWにモー
ター配線、Eがアースとこれだけはどの盤でも共通しています。T1とT2
間に空調機回路からのa接点を接続します。

とにかく今は応急処置が必要で自動運転用リレーでONさせるはずだ
った端子番号11と12をジャンパー線で短絡させたら運転を開始しま
した。制御運転させるにはとにかくここを短絡させる必要があるんだ
けどこれでは空調機が停止しても停止しません。

結論としてはこういう感じで回路を組めばいいんです。故障してる
自動運転用リレーCR2の代わりを外に作りそれを既存回路に接続
すれば解決できるのはわかるでしょう。(リレーではないけどマグネ
ットで動作させても問題なし)

いくつかはネジ止めではなく基盤に直にハンダしてるから途中の配
線上で処理をするしかないです。10番端子行き線は自動運転用リ
レーのCoil電源で切断してマグネットに接続、もう片方のT盤端子
行き線もそうなんだけどそれは別系統への接続があるから切らない
で接続のみ。そうしないと先の電気集塵機の回路が動作しなくなり
ます。

ボックスが小さいから空調用のマグネットでは収まり具合を心配した
らやはり厚みがあり扉に当たり閉まりません。とにかく一番小さい
200Vマグネットが必要ですね。すぐに電材屋さんにどこのメーカー
のでもいいから励磁コイルが200Vで小さいマグネットを至急持って
きて!と電話しました。これならば3000円で20分で修理完了できま
す。こういう物の故障とはたいていこの程度が多いのですがメーカー
に点検依頼すると一式取替で人件費込みで10万円というのが普通
です。これが半導体基盤なら仕方ありませんが今回のは単なるリレ
ーがあるだけなのです。パーツも即日入荷できるという事で自分で
確実に修理対応できる物は私が行います。

受電回路(22000や6600V)でトラブルが発生する事はまずないです。
そのためにお金をかけて年に1回専門業者に点検してもらっています。
ただ停電が発生した時の対応訓練は時々しておかないといけません。
スマホで写真を撮り報告書やマニアルを作成するのは今の時代常識
スキルですからこの点も忘れないでください。

私はエクセル、ワード、JW-CAD、画像ソフトで報告書を作成します。

通常27は設定値以下に電圧が下がりそれが2秒以上継続したら動作
して一連の停電動作が開始されます。(値と時間の2要素で動作)
電気のこうした入切はかなりが自動でなされますがその後の現場によ
る各種対応はまったく異なります。特高受電ではメイン遮断機を操作
する場合は事前に電力会社への連絡が必要となるはずです。
受電操
作は事故防止のため電力会社の指示を受けながら手動投入を私が
管理する現場ではしています。

22000/110VのVTの二次電圧が90Vつまり22000Vの時に110Vとなる
ので受電電圧が18000Vになった時に動作するという意味です。ただそれ
では瞬時停電で動作してしまい無用な全館停電の原因になります。解決策
としてUVRには時間要素がありますが下の様に12番項目を表示させ2秒と
いうのが確認できます。資料で確認するのではなくてこうした継電器設定は
一度は電気主任の目で現地設定の確認をしておきましょう。27は設定変更
はありませんが51(OCR)は大きな負荷増設があると設定変更が必要です。
51の変更は保護協調の問題があるので停電作業業者にも相談すべき!

昔からあるタイプの27ですね。110Vと表示があるという事は逆に言えば
VTは正常と見ます。ターゲット表示は単なる動作履歴であって27の動作
には影響しません。27は停電が復電すれば自動復帰するのです。

電気主任技術者となった場合、継電器の中で一番係るのは27(UVR)
なのでこれだけは回路レベルで理解できる様にされてください。

27X-R3という回路を通じて各表示回路は動作させていますがVCB
のトリップ回路はよく見ると27X-R3とは絡んでいません。27X-R3は
アナンシエータリレーといい簡単に言えば監視を行うために異常時
ランプの点灯やベルが鳴るようするための物です。

27X-R32リレーのa接点がVCBのトリップ入力5番に接続されます。
停電して27X-R32リレーが動作しそのa接点が閉じるとDC100Vが5番
にかかりVCBは遮断動作をします。過電流や地絡発生時もこの5番入力
に電圧をかける事でVCBを遮断されます。手動操作でVCBを切る時も5番
に電圧をかけるのです。故障でVCBが切れないなら5番、投入できないな
ら3番になぜ電圧がかからないのかを考えればいいのです。

これが上回路の現場のパーツの配置状況です。回路図は理解できても
現場のパーツや配線の配置がわからないでは何もできないので図面は
現場を見ながら覚えないといけません。

最後に電気主任技術者である以上、必ず行う年1の停電作業ですが詳細は
過去記事にあるので省略します。停電までのVCB操作~この責任分界点の
DS一次側への甲種アース取付までが電気主任の最初のお仕事
です。私が
この状態にするまでは全作業員は私の背中で待機されています。
各二次側VCB遮断⇒受電VCB遮断⇒電力会社に送電停止してもらう⇒受電DS解放
甲種接地取付⇒電力会社へ甲種接地取付と作業開始連絡が具体的内容です。

受電VCBを業者が操作してるとしたら絶対にそれは間違いです。停電作業でこ
こは電気主任技術者が操作しないといけません。
もし何か事故が発生したら
責任と問われます。業者はあくまで停電中の作業のために来ているのです。
各自正確な責任分担の範囲をよく把握しておきましょう。業者への甘えは禁止!

初めての作業では独特な緊張感がありますが電気主任技術者となったからには
誰もが最初に超えないといけない壁です。当日誰も代わりはいないのですから!
その時には動作事に"受電VCB解放ヨシ"と大きな声を出す様にされてください。
頭でわかっていてもプレッシャーがかかると意図しない行動を凡人はしてしまうわ
けで声で自分の行動を聞く事でヒューマンエラーを防止できるのです。余裕があれ
ば指さし確認もすれば後で見てる業者の人も"今度の電気主任は几帳面な人だか
ら自分もきちんとせねば"と思われるのです。何事も始まりが肝心です。
この日、私は同時にこの作業の発注者側の代表でもあるので相手が保安協会で
あっても命令口調で行います。指揮する人がどうしましょうか?とか曖昧では事故
という目も生まれてくるわけで事前に行ったTBMに違反する様子があれば指摘して
いかないといけません。停電作業では電気主任は後で見てる立合いという傍観者
であってはなりません。
★停電作業での主役は電気主任技術者なのです★

上の作業を業者にさせてる現場もあるかもしれませんがもし電力会社の線路で
事故があり修理後の試験をするので需要家のDSを切り離し、甲種接地を至急
取付してください。と急に言われたら電気主任がその時はしないといけません。
高圧機器の実操作も簡単ではあるけどされた事がないとヤバイとなります。
又停電作業において建物を停電状態にするのは本来電気主任技術者のすべ
き事と判断します。高圧接地とかも自分でつけれない様ではダメです。

停電作業こそ最大の学びの場です。高圧機器の実操作や継電器について疑問が
あれば多くの現場プロが来てるわけですから学ばれてください。工場勤務時代に
学んだ時は今より未熟だったせいで自分がわからない事がわかりませんでした。
新しい疑問は進歩のたびに生まれるわけで生涯勉強です。意外と人によって異な
る教えを受ける事もありますがすべて受け入れて自分の糧にされてください。
人の生きた経験こそお金では買えない、本でも学べない貴重な価値です。
他人の間違いさがしではなくその人の自分にない優れてる部分だけを見切る事
他人に対しての着眼点だけは間違わない様にしょましょう

私はまだ未熟者ですから修行の毎日ですがテナントからこんなカードをもらった
時は嬉しかったです。



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