2500KVA変圧器接続工事

屋外変圧器設置とケーブル工事もすべて完了したので今晩深夜に既存の
1500KVAの特高変圧器2台は休止させて2500KVA1台電源にします。

(昨年ビルをLED化した恩恵で2500KVA1台でしばらく運用できる事
となりましたが待機電力が無駄なのでそれ以外は一時休止状態にします)
私も23時出勤で電気主任として工事に参加しますが終わったら同じ今月に
予定してる法定年次点検の関係・テナントのメガ測定をいくらかしておこうと
思っていますからそのまま日勤をするつもりです。
(こういう作業ではまともな会社ではどこでも深夜残業手当は出ます)
NO3変圧器はすでに撤去されていてその間に屋外に設置した2500KVA
変圧器を接続するだけの内容ですが検査に時間がかかると思います。

一般の方が立ち入る場所ではないけど22000Vの変圧器をむき出しで置く
わけにはいかないので施錠をつけてこんな感じになっています。

これが22000V/6600Vで2500KVAの変圧器です。
屋外型なので台風でも大雪でも大丈夫との事ですが油温度については
夏場は室内型よりは上がると私は思っています。
今まで扱ってきた特高圧変圧器は屋内にあっても屋外型でしたがそれを
屋外で運用するのは私は初めてです。
本体は完全密閉で大丈夫そうだけど温度計の辺とか経年で錆付いたり
しないのかと?それだけが気になりましたがまたそれは先に考えます。

これが室内の特高室と変圧器とのアクセスです。
受電VCB⇒NO3一次VCB⇒2500KVA変圧器⇒NO3二次VCB⇒6600V
変圧器という流れとなるのでOCR設定をこの1台に合わせて変更します。
一次側で言えば22000Vで定格65.6A、100/5のCTなので3.28A
となるからその1.5倍値なら4.92AがOCRの限時動作点です。
このデジタル継電器は5Aを100%とするので98%設定に業者はすると
思います。(1500、1500,1000KVAの3台運転の時は160%設定)

後はここを接続してOCRなどの設定変更をすれば工事は完了です。

その後に使用前自主検査として外観、絶縁、接地、耐圧試験
リレー試験、遮断器関係試験を行い異常がなければ受電可能となります。
使用前自主検査だけは電気主任技術者が統括とならないといけません。
作業は業者がしますが事前に試験方法と適正値の書面を業者が提出して
くれるので内容をよく確認して理解しておきます。
異常があれば検査責任者より指示を求められますから電気主任は単なる
立会い気分でいてはいけません。

保安規定に”使用前自主検査を行う場合は電気主任技術者が統括とする”
とこの現場の保安規定には記載があります。
自分が着任した現場に定めてある保安規定はよく熟知して該当する事項
は文句は言わず速やかに対応しなければなりません。


電力会社に明日電気を止めてください!はこの地区では無理です。
事前に停電要求書を提出しておかないといけません。
わざわざ営業所まで行かなくてもmailで担当者に送っても構いません
印のとこは電子スタンプで作成して貼り付けすればいけます。

こういう電気工事で通電操作は一人の人間だけしかさせないルールに
するのが最善の安全対策。(扱う者が増えるほどミスの可能性が増える)
VCB、DS、LBSなどの操作は業者さんの監督(施工管理技士)と連携を
取って私が一人で行います。
高い電圧での送電は人命にも係るので所内のつながりがわからない外部
の者にたとえ説明したとしてもさせるべきではないのです。
当然、責任は電気主任に発生するのでそれならば自身で行うべきです。
こういうのはその現場の電気主任の考え方で他の会社の電気主任の操作
方法は私にはどうでもいい事です。
今夜接続工事が完了したら継電器設定や工事の気づきなどを記事に
追加しますが今は工事前という事で概要のみの説明とします。


2500KVA変圧器接続工事は今夜で完了しました。
受電OCRの設定は98%と予想していましたが"100%にしたいと思います。"
と業者より私に相談があったので許可しました。

NO3変圧器一次側VCBと変圧器の接続作業(22000V側)

NO3変圧器二次側VCBと新規ケーブルの接続作業(6600V側)

しばらくNO1とNO2の特高変圧器は休止にするので変圧器一次側DS開放
及び下の様に二次側DS開放、VCB引き出しは私が行いました。

中央監視への警報表示も必要ないのでこの図面で言えば27X-R3のアナンシェーター
リレーを忘れずに外しておきます。
こういうとこまで接続業者はしてくれないので運用上の不都合が出ない様に電気主任
は配慮が必要です。

この段階になって中央監視業者が新しい負荷電流に合ったトランスデューサー
に交換してないのが判明しました。
このままでは中央監視PCの変圧器電流表示が実際値より異なります。
既存は1000KVA変圧器のため電流計は50Aで今回の更新で100Aにしました。
(正確にはCTを50/5から100/5にしたから電流計を100Aに変更した)
トランスデューサーの二次側出力は4-20mAですがに入力レンジが0~100A用
にしないといけなかったのです。
今日どうにもならないので今月後である年次停電作業で交換となりました。


使用前自主検査で耐圧やリレー試験を行い異常はありませんでした。
受電予定時刻で中電の指示により甲種接地外し⇒受電DS投入⇒受電VCB投入
まで、後は私の判断で⇒NO3変圧器一次側VCB投入⇒試充電10分異常確認
⇒検相確認⇒NO3変圧器二次側VCB投入⇒各電気室送りVCB投入
をして館内
送電開始させました。

今月は法定年次法定点検のためまた深夜作業があります。
法定年次点検において電気主任のする事は受電・復電操作と低圧回路メガ
etcでそんなに多くはないです。数回経験すれば誰でもできます
低圧回路メガは少しづつしておけば何もその日に一度にする必要なんてないの
メガ取扱いに資格は不要ですが実際するに当たり測定が難しい状況での判断
もあるから電気として最低電気工事士の資格もない人にはメガはさせるべき
ではないと思います。
(私が勤務する職場はそうです)
テナントや店舗で絶縁測定をする場合は"低圧電気取扱業務特別教育講習"
は受講しておく必要があります。(労働安全衛生規則に係る講習)


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