電気主任技術者 仕事:空調自動制御

これは給排気ファンの制御パネルでどこもかんな感じ
だと思うからこれから現場を目指す方は覚えておいてね。
通常は連動にしておくと部屋にある温度SWで自動運転される。
手動にして入を押すと現場起動できる。
連動のとこが自動ボタンになってる物は中央監視PCからの
タイマー制御で運転される物でこの機械の場合はPCからは
遠隔制御できない設備というのがわかります。

エラー検知は3Eリレーと同じで過負荷要素、欠相要素、反相要素
で動作してモーターのマグネットを強制切り、現地で警報音と故障ボタンが
点灯して又PCに故障信号も送ります。
その時に故障ボタンを押せば現場警報音は停止できます。

左の表示切替は押すたびに電流表示(A)、負荷率(%)
運転時間(H)、運転回数(回)のどれかで表示できるけど普通
は電流表示にしておきます。
別に制御する機械の情報を入力するモードもあるけど複雑なので
今回は省略します。
そういうのは故障でこのユニットを交換した場合のみで通常操作
では扱う事はありません。

電気主任技術者として着任したら必ず扱えないといけない
モーターのスターデルタ起動方式について
どこかの記事で説明したけどもう一度復習されてみてね。
上の操作ユニットの説明に必要なので

1.起動押しボタンPB-ONを押すと赤い経路で電気
が通ります。
押しボタンから手を離すと電気が止まるために
①のR1のa接点でこの回路を自己保持しています。
タイマーTは後でスターからデルタに回線を切替える
ために時限開始をしています。
MC-YリレーがONになる事で主回路のMC-Yのマグネット
が投入され、このモーターは減圧起動を開始します。
a接点MC-Y3がONになる事でWLの起動中ランプが点灯。

リレーMC-YがONになるとb接点MC-Y1は切、b接点MC-Y2は切
a接点MC-Y3は入になります。
リレーRがONになるとa接点R1は入となる。
b接点MC-Y1はスター回路投入中にデルタ回路が同時
投入されない様にするための安全回路。(短絡に至る)

2.設定時間が経過するとタイマーTが動作します。
・タイマーb接点T1が切れてMC-YリレーがOFF
主回路のMC-Y回路のスター起動が止まります。
同時にb接点MC-Y1も入になる。
・タイマーa接点T2が入になる事でリレーMC-△がON
これにより主回路のMC-△のマグネットが投入
されて通常の電源電圧で運転されます。

・タイマーへの通電はa接点R1が切で止まるためa接点T2
も切れます。
それでは運転が継続できないのでリレーMC-△がON
になるとMC-△1のa接点で自己保持させます。
同時にMC-△4の接点が入となる事で起動完了赤ランプ
が点灯します。

・スターからデルタへの切替時間はスターで定格電流
付近になるくらいに設定さています。
ただ切替時にリダクションキックという突入電流が
流れるので一瞬電流が急上昇します。

これらと同じ動作を基盤上で行うのが今私が勤務してる
現場の制御回路で基本構成はマグネットとそれに投入信号
を送る制御基盤のみというシンプル構成になっています。
通常ならあるはずのタイマーやリレーがないのです。
私は父が電気主任をしてる工場で勤務してる頃に最初の
様な完全シーケンスの盤を扱っていましたが、最近の現場
では電子化されて純粋なスターデルタ回路を現場で見る
機会さえないかもしれません。
古い現場では逆にすべてそうだからこれからお仕事を探す
電気担当希望者は最初のシーケンスの完全理解が必要です。

電子制御方式はDC電源が必要なので別にこうした制御MCB
があるんだよ。
ここからAC⇒DCにする電源ユニットに接続されます。
特に注意してほしいのは制御回路とあるMCBには絶対にメガを
当ててはいけません。
(現場を管理してる者には常識)
こういう回路の絶縁管理は漏れ電流方式でI0rが1mA未満
であるという確認で行ってくださいね。

何かの装置があり運転回路と制御回路があって停止させる
場合は運転回路を先に切る、投入させる場合は制御回路を
先に入れるが正解です。
そういかなる場合も無制御状態を作らないのが大切です。

空調機の場合更に自動制御という物があります。
これは空調機に入る冷水の温度を制御するコントローラー
設定温度より現在温度が高いためにより冷やせとバルブ
への操作出力ゲージは現在100%になっています。
この状態になったらすでに100%出力のため設定を更に下げる
事に意味はありません。

自動制御はどこもメンテ契約をしていて年に数回業者が点検して
くれるので安心だけど最初に説明した様なモーターの運転回路
つまり動力回路関係は業者とのメンテ契約はまずされてません。
(メンテ契約は年間数百万円もかかるので何もかもは無理)
電気主任技術者となったら動力回路はすべて理解しておかない
とモーターが動かないとなると最初に自分が見て修理なり何か
の対応をしないといけません。
過去記事をずっと読んでくれたらある程度の事は書きました。

一番右列下の丸いENTERボタンを押すと設定表示が点滅
するので▽△を操作して設定変更する。
その横の←は設定する時に数字の桁移動させる時に使います。
この会社の製品は全国的に導入が多く設定操作はどれも同じ
なので覚えておくといいと思うよ。
これは通常操作として職場の全員ができなといけない操作!
これ以上を触るなら自動制御を理解した人以外は操作禁止。

熱源の設定が低すぎて熱源能力が負荷を超えてると熱源が
ON-OFF状態となり冷水が上下が大きくなり過ぎる事があります。
この冷水が高くなった時に利用者からクレームが出る時があり
この場合は冷やすために熱源の冷水温度設定を逆に1~2℃
上げた方がいいのです。
この意味を真に理解できる人は相当のベテランの方ですね。

下がコントローラーにより開閉される冷水バルブで表示のCが
全閉でOが全開という意味です。
これは全閉表示になっていますが対象のバルブはこれがOの
位置になっています。
コントローラーは実際のバルブ開度もFeedBackさせてる
ので何のエラー表示もなければ現場のバルブも動作しています。
実際の結果を見ながら制御をおこなう物をFeedback制御
というのは電験を勉強された方は言葉だけでも知ってるでしょう?

空調運転が停止するとバルブは全閉に必ずなります。
この方法はリレーにより閉信号を強制的に送る方法と機械的
に閉鎖するスプリングリターンという方法があるけどたぶん
前者の方法が多いと思う。
その他ダンパーでも空調が停止すると全閉しますがそういう
物が全閉にならないのを発見したらすぐ業者に連絡しましょう。
急に一旦閉った後に逆に今度は運転開始時に開かない時が
困る事になります。
Aという異常を発見した場合その逆のBという動作不良に
ついても
現場エンジニアは敏感に反応できないといけません。
特にスプリングリターンのタイプでそうなるとやっかいです。