電気主任技術者 LED化対策

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★LED化についてはどこの現場でも今後は検討事項です。
LEDについて過去私が記事にした物を集めてみたのでLEDを貴方が
扱う上で参考になれば幸いです。
又国がこういう方針を出してる以上今回は私たち電気エンジニアも
本気で対応しないといけません。


まずはこちらを★⇒ダウンライト蛍光灯LED変更工事方法
40W直管型LEDに6灯すべてするため器具改造をしました。
電源電圧(100~240V)に直結して点灯できる直管型LEDが
あるのでこれを使えば安定器の呪縛から開放されるのです。
この程度なら2時間かからないで変更できるので私が一人で
行いました。LEDも熱は出しますがこんなには熱くはなりません!
女の私が現地でしたせいか一般の関係ない見学者の方ができて
後で見ていた一人の男性がそうやればLEDが使える様になるのですか?
と携帯で私の作業動画を取られていました。。。たぶん同業者だね?

これが変更回路図ですね。(直管型LEDバイパス工事と言います。)
簡単な工事だけど電気工事士の資格が必要でそういう方
がされるという条件なので線接続などの説明は省略します。
直管型LEDのタイプに応じて4種類のLEDバイパス工事がありますが
これは両側給電(両ピン接続)方式という結線方式です。

上の結線方式で使用できる直管型LEDは40型電源内蔵モデル
(両側給電方式 両ピン接続)というタイプのみです。
事務所で使う白色蛍光灯FLR40Wの色温度4200Kに同等なのを
一例紹介しますとアイリスオーヤマという会社の製品で4000K(白色)
で型式がLDG40S W/13/20直管型LEDがこの結線方式で点灯します。
今回私はこれを6本使用しました。
(定価は11000円だけど楽天で6千円程度で買えます。
他NETで凄い安いのがあるけど給電方式が対応してるか
確認してから購入されてください。
ただ安いのは安全回路が簡素なのでやはりそれ相応ですし
会社で使うならただ点灯すれば良いでは技術者として失格)

直管型LEDバイパス工事を施工した照明器具には絶対に元使用して
いた普通の40Wの蛍光灯を再度取付してはいけません。

最悪破裂する場合があるそうなので注意されてください。

★それでは机の上で変更方法を紹介します★
これは1灯式器具ですが2灯式でも様は安定器回路をCUTして
ソケット回路だけにしてそこに電源を接続するだけの事で
これを直管型LEDバイパス工事と言うのです。
両側給電(両ピン接続)方式という結線方式に変更します。


安定器とグローランプ回路は必要ないので線を切断します。
LED化ではソケットの両端の2線左右だけあればいいのです。
尚10年以上経過してる安定器は修理予備品として残さず
迷わず廃棄しましょう。(もう安定器の時代ではないです。)

完全に余計なパーツは撤去したら長さを揃えるために切断して被覆
を剥きました。
平行した2線を接続する時は同じ長さにして接続する癖をつけましょう。
電気を通す物を残すのはトラブルの原因になるので線を切断して不要
になった金属物はすべて器具から撤去すべきです。


接続はリングスリーブで行いテーピングを確実に実施!
電源線はある程度は長めにこの時点ではしておきましょう。
長いのは切り調整できるけど、短いと余計な接続点が増えます。

インシュロックで線を固定して完成です。
実際に現場で器具固定した後に必要な箇所の結束をされてね。
尚結束収納させる時に線を直角に曲げる(キンク)の状態が
発生しない様に注意されてください。(熱を持ちますから)

大手メーカーのLEDランプは従来の直管型ランプソケット形状G13
ではないLタイプ
のためLEDバイパス工事をした器具には無理!
バイパス工事をした場合扱うランプはアイリスやフィリップスでないと
手に入らないと思います。

尚結線方式一覧表がこれです。
直管型LEDランプは工事が必要なタイプと工事が必要でないタイプ
の2種類があるので購入時確認の事!
一般の方は電気工事はできないのでホームセンターで売ってるのは
工事不要タイプがほとんどで、ただこれは直管型LEDバイパス工事
したLED照明器具には使用できません。

ただ工事必要なしLEDランプでは安定器を充電状態で残すため
経年劣化でこの安定器が焼損したりする可能性が将来
あるため私はお勧めしません。(安定器寿命は10年が定説)
それでも堂々で販売されてるのは電気火災なんて滅多にないという
過信か商品取説に小さな字ですでにに該当する注意事項があるなら
販売側には責任は発生しないのかも?
特に10年以上経過する古い照明器具に工事必要なしLEDランプを使う
のは絶対にやめた方がいいです。

元々LED用では設計されてない照明器具に後からLEDを使うのです
からそれは何があっても消費者の自己責任においての使用でしょうね。
ですから工事要ランプというのはその不具合が発生する部分を撤去して
使用するというのがコンセプトなんです。


テナントからも時々、工事必要なしLEDランプの問い合わせがあるので
私はこのビルの電気担当としては勧めないと返答しています。
その件である某電気店営業から苦情の電話がきた事があります。
その店系列に大量販売予定を私がそう返答したので社長がすべて
キャンセルされたらしいのです。
でも読売新聞など以前から問題視されている事ですし電気主任
として事故可能性がある物を肯定してお客様に発言できません。

内部というのはこんな感じでそれが並んで点灯するのは予想通りでした。
回路は各社の技術なので解説はNETでも公開されていませんが
工事要・不要に関係なくDCにする整流回路はないと点灯できません。
ただ用途に合わない取付をするとこんな電子回路なので一瞬で
焼損して使用できなくなると思います。
導入ではLEDランプと結線方式の相性には十分に注意されてください。

家ではグロー方式FL20Wのランプを使ってるのでこれのLED化のため
ホームセンター、電気店で20W型直管LEDランプが販売されています。
ただ直管LEDにあっては一般の方は手を出さない方がいいのでは?
きっとお店の人は大丈夫だから売られてるのです。と数の原理で
納得させようとされるでしょうが最後は自己責任で購入されてください。
私個人はどうしてもLED化なら専用器具一式で更新されるのが一番
安全かと判断します。(取付工事費が1~2万円別に必要)
繰り返しますが自身で行う場合、接続にリングスリーブ、圧着工具が
必要ですし電気工事士の免許も必要です。

★ビルの天井によくあるLEDスポットライトの構造★
これがLEDユニット、LED発光部と電源ユニットで構成される一番使用が
多い物で今後貴方の現場でも増えると思うので構成をよく覚えておいて。
電源電圧は100Vでも200Vでも可能なボルトフリー。
そうLEDは電源を選らばないのでどこでも使用可能なんです。
デザイン、明るさℓmでいろんなメーカーから多種多様に販売中!
色は電球色(2,700K)~昼光色(6,700K)とあり事務所ならば
FLRとほぼ同じ色温度の4200K直管型LEDがいけます。
(直管型LEDの中にはこの電源部をランプ内に内蔵したのもある)

電源ユニットの配線は赤がアース、黒と白が電源でダブルに
なってるのは送り配線をするためです。
消費電力は激減するのでLED導入による新たな電源工事は
原則発生しません。

非常灯(停電した時点灯)はどこの現場もDC100V電源のはずで
LED化はできません。(LEDランプにはACの100Vか200Vが必要)
今回私が勤務する現場でも非常灯は対象外です。念のため
ただパナソニックからそれが可能な非常灯用LEDが発売されてます。
インバーターか何か内臓してるのでしょうが防災関係は法的な絡み
があるためそこまで計画されるなら消防業者に相談しましょう。
最近業者が交換した誘導灯はLEDになってるので消防設備に
おいてもLED化なのかもしれません。(価格は高いです)

LED発光部を拡大すると左で3本のネジで固定してありこれを+
ドライバーで緩めると本体から外れコネクターを抜けば右の様
に取り外しできるのです。

寿命4万時間はこの発光部の事でそれに付随する上で説明した
電源装置性能や取付環境の優劣で途中不点になる事は確かに
微量発生はします。
点灯不能になった場合パーツがあるなら誰でも修理できるの
LEDは昔の蛍光灯より故障時の対応も実は簡単です。
又既存コンパクト蛍光灯の交換も取付穴さえ加工できるならば
簡単に可能で恐れる必要なんてありません。
私も3回程度天井のコンパクト蛍光灯をLED器具に取替工事
した事あります。(天井ボードを綺麗に切る自信がない方は
不細工になるので業者にしてもらってくださいね)

LEDというと熱くならないと思われてるかもしれませんが器具
の裏を見ると立派な放熱用ヒートシンクがあり相応の熱が
出るのです。

天井裏の狭い場所やダクトなど構造物があると放熱が悪くなり
短期間で点灯不能になるのは熱のせいでLED取付では裏側
の放熱には十分に注意が必要です。

今のビルで3年前に最初のLED更新をした時に一部のフロアー
で故障が発生してこの事が判明したんです。
でも照明業者が検討ばかりで対策をすぐ持ってこないので私がホーム
センターで小さなファンを買ってきて熱気が滞留しない様に天井内に
設置したらヒートシンクの温度が10℃下がったので対策とした。

同じ場所で数個が短期間で点灯しなくなった場合、同じ周辺の
器具のヒートシンクの温度を計測して正常なフロアーの器具と
温度比較してみましょう。
明らかに高い状態では早急に放熱対策をしないと残りの照明
器具もいずれ故障して取替が必要になります。
最大何度まで大丈夫という考えではなくて使用中の機器を調査
比較すれば良く★答えは常に現場にあるのです★

何事も最大許容値を正常使用範囲の一部と考えてはいけません!
意外とこういう事がわからない業者担当者もいます。

LED器具が一式3万円程度と言っていたから業者に依頼したら取付
加工費込みで1箇所最低5万円はするでしょう。(単体取付)
実際にビルのフロアーをすべてLED化するには照明プランナー
に照度計算して設計してもらったり高所では足場を組んだり、夜間
作業費その他費用が必要で1箇所当りの単価は10万円程度になる!
又全体一式交換となれば適当に交換しては前より暗くなったという失敗
もありえる適切な機種選定と台数の変更設計を専門家にしてもらう
必要があります。。。だから予想以上に費用は高いくなります。
1フロアーLED化するのでも数百万円は最低かかる!
安く済ませるなら照明プランナーを入れないで電気主任が機種選定
して電気屋にただ取付工事だけをさせるという方法もありはします。

この11月に第二段のLED化工事を私が勤務するビルで行いましたが
約5千万円、でも後各階トイレ、バックヤードのLED化の第三段がある
ので来期の予算で実施する予定で私も資料準備を今しています。
総費用では1億円程度はかかるので段階的に行う必要がありました。
金額はビルの規模によるので何社から見積もりをまず取りましょう!
社長から蛍光灯器具にそのまま交換可能なLEDにしたら安くできる
のではと当初意見もありましたが安定器が故障するとダメになるし
劣化焼損の事例も説明して器具一式交換を説明しました。

写真がすべてLEDランプという物です。
毎日10時間365日点灯させて順調なら約10年電球交換必要なし
階段、エスカレーター上など電球交換の苦しみから解放される!
しかも蛍光灯より省エネとなれば管理上もLEDは有益です。
ランプにスモークパネルを取付すればLED特有の刺す様な光も
解消でき、電球色(2,700K)~昼光色(6,700K)の光も出せるの
で蛍光灯からLED化への不安の必要はありません。
ただこういう細かい選定は照明プランナーでないとわからない。

電気主任技術者としてけして業者の売り上げに加担する意味では
なくて最善の提案と説明をするのに私もLEDを勉強しました。
国が2020年に蛍光灯、白熱電球の生産禁止を決定しています。
納品業者に聞くとまだ大丈夫なんて言ってますがいずれはどこの現場
でも対応する必要がある事で今先延ばしにしてると一度に多額の
金額がかかる事になります。
最大で5年計画でもいいからビルの全LED化をオーナーが無頓着なら
電気主任の方から提案していかないと★結局困る事になるのは
電気担当だから真剣に今回は考えた方がいいですよ、皆さん★

急な出費だから段階的に更新するのがいいと思う。


電球を販売するだけの会社はかなりの数が倒産するのでは?
実際私の会社でもそういうとこからの電球購入費は激減してます。
そういう点でも電球納品業者は正直状況を言わないでしょうね。
後もちろん電球交換も激減しました。
5~10年後切れたら上の写真みたいなのを現場で電気主任が都度
取替えします。(ただ配線を抜き替えるだけだから誰でもできる)