猛暑時期対策

全国的に猛暑ですが今年の夏は私が経験した中でもガチに暑い夏
家にいる時は電気代は無視して日中もエアコンを運転しています
当然会社においても各冷房設備(冷温水発生器、PAC、FCU)のど
れも昼からは全台数運転状態、100%運転です。スポットでPACが
故障する影響は局所的に収められますが主冷房である熱源が故
障すると冷水温度が上昇しビル全体の冷房に多大な影響を与え
る事となります。今はRB1~RB4をすべて運転してなんとか苦情
が出ない程度に冷房ができてる状態です。例年の夏ならば下の
様にRB1~RB3の3台運転で今時期はスムーズに運用できてい
ましたが今は1台でも故障するとヤバイ状況です。

上では冷水温度送りが9℃ですがこのビルでは今時期は10℃
以下でないと館内を十分に冷房できません。これはその建物の
構造・条件により異なるのであくまで私が勤務してるビルにおい
ての話です。商業用途部分はテナントや利用者に暑い、寒いと
言われたら失格
ですから設備の者は機械が故障しそうならない
様に事前に異状に気がつくのがこういう状況では大切です。


私が熱源担当の時はいつもこの冷却塔(CT)の画面を出して監視
しています。昼からは4台のCTの内3台は入37℃、出32℃の状態
残り1台が少し余裕があるタイトな状況ですね。いずれにしてもCT
系統が故障したら熱源その物も機能しません。会社の方も月1回
の業者巡回点検を7月からは月2回にしてもらってはいますが
100%運転状態というのは新品ではないので万全とは誰も言い切
れません。

家のエアコンの吹出を触った事がありますか?15℃以下のはずです。
設定温度24℃とかは部屋の温度の事でエアコンから出てくる冷風の
温度ではなくビル空調においても同じ、ですから熱源では10℃以下
の冷水が必要なのです。

猛暑対策としてOAを条件に従い遮断する仕組みがこの空調機には
ないので24HタイマーでOAダンパーを定期遮断する改造をすべての
空調機でしてはいます。今年は昼から夕方までずっと閉鎖、又全熱
交換機AEXを運転してもOAが暑過ぎるので逆に効果ないです。

各温度はセンサーで計測して中央監視PCで表示はされます。

人が現場で常時監視してるわけではないので遠隔監視をする以上は
現場の温度と中央監視表示温度に大きな差がないか確認も毎日必
要です。

冷温水発生器は冷房において吸収液と水の分離のため加熱が必要で
燃焼させてるのでボイラーみたいにのぞき窓から燃焼状態が正常な時
と比較して変化がないか確認します。その他現場の指示値も記録しま
すが機械は現場点検が基本です。遠隔監視は必要最低限の現場状況
しかわからない
ので常時涼しい場所にいては適正な監視はできません。

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電気主任技術者は機械の現場操作方法をすべて理解しておく事、内部
シーケンスも勉強して回路動作も習得しておいてください。
場合によって
は業者が来る前、すぐ来れない場合に自ら対応できる事が過去何回か
ありました。猛暑時期はどこの現場も熱源はFULL運転で故障発生する
可能性が高いので業者が早くて夕方でないと来れない場合もあります。
その他オーナーから状況を聞かれてわからないでは電気担当としての
能力を疑われます。見通しを説明できないのはいけません。

PACには電気が動力源のEHPとエンジンがそれのGHPがあります。
今は毎日5台づつでもOIL、冷却水、点火プラグ、ベルトの状態確
認をしています。(暑くて熱中症になりそうなのでこれが限度ですね)
電気担当であってもリーダーが決めた作業は確実にこなします。

プラグなんて取替した事なかったけど車のエンジンの構造にも興味
を持てるきっかけになりました。

資格もあり冷房に詳しいとしても自分が勤務する現場にある機械の
制御がわからないでは意味がありません。今の様な機械故障が懸
念される猛暑時期ではいつ何が発生しても電気主任として確実な
初期対応できる様に頭の中を再度CHECK
しておきます。


故障したら業者がいるではないか?でもすぐ来れないとしたらある程度
の対応を最終的にオーナーや職場の仲間から求められるのが電気主任
です。その現場において一通りこういう事が理解できる様になれば心の
余裕が生まれてくると思います。
たぶんこういう事を教えられる先輩がい
る現場は稀ですから自分で研究するしかありません。


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