設備勉強会をしました。

実は今日近くの支店設備の方が私のBlogを読んで記事内容について
実際の扱いを習いに来られた
ので自分なりに基本課題を作成しました。
会社休憩室でしました。ビル管理1年生の方もいらっしゃったのですが
あれ?私の話をガチ高速で理解されるので不思議に思っていたら大学
は電気を専攻されていたそうです。ただ一度も触った事がない方には難
しいという点もよくわかりました。今日の私の作りながらの説明でマグネ
ットという物が電気設備においては重要で"動作の仕組みがやっとわか
りました"と言って頂けた方もいたので頑張った意味はありました。

まったく触った事がない方もいらっしゃったのでマグネットの構成から
説明しました。確かに製品にはNOとかNCとかあっても何の事?どの
部分?と悩んでる内にどうでもいいとなって興味を持たなく、いえ持て
ないのですね。マグネットなんて要はこういう動作をするだけの物な
のです。
NO⇒ノーマルオープン、NC⇒ノーマルクローズと呼びますが
電気のお仕事を将来される方はこの意味は必ず覚えておいてください。
いろんなシーンで遭遇する事になります。

今日はON/OFFしてるモーターAがあるとしてそれを新規SWを入れると
モーターBが起動する、SWを切るとモーターがBが停止してモーターA
が起動する!モーターAとモーターBが両方停止すると警報が出せる
回路を自作してみましょう。まずモーターB側の配線です。前回記事を
読んで理解された方は特に説明は不要と思いますがタンブラSWなの
で別にリレーを組んで自己保持回路なんていりません。
補助接点は
a接点が使用される事が多いのですが今日はb接点のみを利用する
回路です。THRは今ないのであると思って想像されてください。配線は
身近にある物を利用してるだけなので適する物ならどんな配線種類で
も構いません。より線の方が当然扱い易いです。

三相から単相200Vが取れるのを初めて知った方もいらっしゃいました。
だからモーター三相電源からマグネットコイルにかける単相200Vが取れる
のです。不平衡になりませんか?という質問がありましたがこれにより流れ
る電流は数10mA程度ですからまったく影響しないです。
THR接点はモーター電流が定格の1.2倍程度になると切れてマグネットの
動作を停止させるための接点です。電源のMCBは短絡防止です。
マグネット+THR構成を電磁開閉器と言いますが基盤制御でないならそれ
が各現場の動力盤では設置してあるはずです。動力盤とはモーターを運転
する回路が設置される盤の事を言い、電灯盤とは照明とかコンセント回路
が設置される盤を意味します。空調盤とは空調自動制御の盤の事です。
空調盤は業者メンテされる事が多いのですがそれ以外は電気主任が対応
するのがほとんどのケースです。だから自分でも扱えるスキルは電気担当
ならば必要となるので前向きに自分の将来を考える方が今日は私なんか
に習いに来てくださり光栄です。

SWを切るとモーターBが停止、モーターAが起動する仕組みです。
マグネットの補助接点は手前側がb接点となります。b接点は何か停止した
時に何かを動作させる、何かを運転中は何かは起動させない(インターロ
ック)場合、大雑把に言えば安全回路としての用途によく利用されます。
逆に連動起動させるならモーターBにある奥の補助a接点を利用すれば
いいんです。これでどれがa接点かb接点か迷う必要はないと思います。
こういう補助接点構成がa接点2個b接点も2個のマグネットを2a2bの
マグネットと言います。このタイプが一番バランスがいいです。

モーターAとBが何かの異状で同時停止したら警報を出すとすれば....
そこでどういう状況でこの回路の場合はそれが起きえるか?THRが両方
で発生してマグネットの通電が強制停止された場合です。
両方のb接点を直列で接続すれば両方が停止したらその間は導通状態
となりますからこれを利用すればいいのです。盤の中には中央監視と接
続される何かの警報線があるのでそれに接続すれば併用になるけど中
央監視で異常を知る事ができます。中央監視の業者に聞いたら無電圧
接点さえ出してもらえたら中央監視で警報を出すのは簡単だそうです。
モーター短絡でMCBが切れ停電してもb接点なので機能に影響しません。

上異状時に現場盤で音とかランプ点灯させるならこの回路上で考えれ
ば200Vで直接点灯せられるLEDを使いマグネットAの一次側ST間の
電圧でこういう感じですれば可能です。ただ短絡でMCBが切れる事を
考慮すれば実際に現場で配線するならばランプ電源はまったく別系統
の200Vから取るべきです。そういう回路を制御電源といいモーターの
MCBとは分けてあります。ただモーターの短絡が発生する状況は私の
経験上、モーターのメガが≒0Ωになる状況で通常の運用ではまず起こ
りえない
と言ってもいいです。

マグネットがモーター停止状態から接点劣化で単相状態になっている
状況で始動させると起動電流に近い値が流れたままになりますがその
場合ではTHRが先に動作します。運転状態でマグネットが急に単相運
転すると定格電流の√3倍と言われますがそれは回転が変化しないと
した比較計算で回転変化を考慮して計算すると定格電流の約2倍とな
りやはりTHRが動作します。三相モーターは単相運転すると電源アン
バランスにより不平衡三相状態となる事で逆相トルクが発生して回転
数が低下します。(逆相トルクとはモーターを逆転させようとする力)
過去記事で2倍根拠を式で示しましたがこの結果だけ知っておいて
もらえば実務では困らないと思います。


三菱のマグネットは埃防止用カバーがついてる点も優れた製品です。
不慣れな場合、無理やりすると折れるからソフトに挿入してください。
飲食店舗盤では稀に盤内電線引き込みの僅かな隙間からネズミが
進入して感電事故を起こす事があるのでこういうマグネットが最善
かと思います。一度某社製から三菱のマグネットに取替した事があ
ちます。飲食店舗のあるビルでは見た目どんなに綺麗でも天井裏
にネズミはいますからこれによる被害は皆無にはなりません。そう
いう点では病院設備とか勤務した経験はないけど想像はできます。
病院の場合は人命が関係するのでそれ以外に停電させない絶縁
管理が重要な現場かと思います。ただそれは今のこの現場でも私
が一番意識してる部分でもあります。

現場で主接点に電源からとモーターへの配線を接続すれば完成です。

モーターBを停止させて30分後にモーターAを起動させるなら下の配線途中
に分タイマーの接点を入れます。

ビル程度では今回の記事程度すぐ組めるならば電気担当として周りの方
から恥をかく事はないと思います。最後にモーターAのTHRはどこに接続
すべきかもうわかると思うので自分で考えてみてください。

違う日に職場で20代と30代の人と回路遊びをしたのですが正転・逆転
回路を組立ながらレクチャーしました。ONとOFFの押しボタンがあり両方
の回路が同時投入されない様互いのb接点で制限をかけてるのはご存
知でしょう。押しボタンではなくタンブラSW1個の入切で正転・逆転できな
いの?という質問が出たりしました。たしかにそういうのはあまり見た事
がないので挑戦してみました。暇ができて編集できたらUPします。

本で難しい事を知識のみで習得しても実際現場でそれがそのまま適用でき
るかはかなり微妙です。本はある一側面についてのみの記載でその現場で
今発生してる状況では細かい部分で当事者でないとわからい要因を含むか
らです。そこでは自分が実際に経験で得たHOW TOはかなりの応用ができま
す。何でもまず実技でしてみる、経験して理屈を再度検証するのが大切です。
今日の勉強会で行う前と後の特に経験の浅い方の変化を見てそう感じました。

他人のしてる事を見ただけでできると何もしない人はたいていイザでは何も
できません。私は私の知らない事を知ってる方はその点で先生であり学ぶ
べき方と尊敬します。それが子供でもです!どんな人間も完璧でない以上
正解と間違いはありますが自分にない物を持ってる人の中にある正解を見
抜ける人こそ成長できる人です。
それが人を見る目と言う事ではないでしょ
うか?他人の中の間違いに一喜一憂してる暇なんて今の時代ありません。
とても無駄な事で自分の時間を浪費してるし、人として器が小さいです。
人の間違い・事件を見て優越感を感じのではなく他人の中にある優れた
点にだけ学ぶ、もっと今の自分より高みを見て生きましょうよ。


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