電気主任技術者  蛍光灯故障対応の今後?

ビル管理をしてる関係上、すべてでないにしてもいくつかの
エリアの照明器具安定器交換作業は私も行ってきました。

ですがトイレのダウンライトは取付から15年経過してるため
すべてLED器具交換で行う事を今年からオーナーに進言したんです。
バックヤードとトイレ以外の共用部は業者により完全LED可は終了
していますがまだ相当数の一般蛍光灯器具があります。
たとえばこれはトイレ上のFDL蛍光灯器具をLED器具に交換した場合
この程度なら私でも1個20分あれば交換作業は可能でした。

これがLED器具で本体と電源部分に分かれています。
取付穴φ150に使えるLED器具が多い様に思いますが購入前に
既存の蛍光灯器具の天井穴のサイズ確認は必要!
LED器具は100~240Vまでボルトフリーだけど器具交換では
取付ベースが既存のままで使用できるか
の確認が大切です。
大きな既存穴に小さな寸法の器具では取付金具が引掛りません!
なかなか取付の詳細な事柄までわからないので直接自分で購入
するのではなくて会社が付き合いのある照明器具の販売代理店で
相談して購入するのが一番いいと思います。

デジカメで撮ったためガチに眩しく見えますが実際はそれほど
違和感はないです。

直管型照明器具ではLED器具交換かLEDバイパス工事を行います。
これはFL40W器具安定器だけど様は安定器完全撤去で指定の方式
でソケットに電源電圧を直接かけます。
(電源変換回路はその専用ランプ内に内蔵されているのです。)
FLR、FHF器具からの変更でもまったく同じ、これで通常室内なら
5年はランプ切れはなく電球交換の手間が減ります。


インシュロックで線を固定して完成です。
電源部分に何もなく電線の接続とテーピングだけちゃんとできてる
ならばまったく問題はありません。
バイパス工事は安定器交換より格段に工事が簡単ですよ。


これが変更回路図で直管型LEDバイパス工事といいます。
直管型LEDのタイプに応じて4種類のLEDバイパス工事がありますが
今回私が上でしたのは両側給電(両ピン接続)方式という結線方式です。


私が使用してるのは白色蛍光灯FLR40Wの色温度4200Kに同等な
アイリスオーヤマという会社の製品で4000K(白色)で型式が
LDG40S直管型LEDという製品です。
このランプは両側給電方式 両ピン方式に対応したランプです。
ですから直管型LEDならバイパス工事さえすればどれでも点灯
するわけではなく
先に購入ランプを決めるならその方式に合う
バイパス工事をする必要がある点は注意しましょう。
大手メーカーが上で紹介したバイパス工事で使用できるLEDランプ
を販売しないのはバイパス工事した旧式照明器具に間違えて普通の
FLR40W直管ランプを装着すると破裂する危険性があるからです。
ですからバイパス工事をしたら照明器具にテプラーでLEDランプ
以外は装着禁止の注意書きが必要となります。


バイパス工事なし安定器がある蛍光灯にそのまま使用できるLEDランプ
あれは安定器が故障したらLED器具もその器具では点灯できません
だから私は使うのは勧めませんが取付から8年未満の蛍光灯
器具に使用するのに限り相応にメリットはあると思います。

オーナーは私の申し出があってメーカーや販売店担当に問合せ
をされたらしいのですが15年も経過した照明器具は安定器交換
はすべきではないという回答があったそうです。
又2020年には国内では蛍光灯販売禁止という国の政策発表
もあり今の時点で安定器交換を行うのは将来性がないという
意見もありました。
ビル管理をされてる方は安定器交換からLED器具交換に移行
すべきだと私は思います。


テナント、店舗にもLED工事を計画的にされるインフォメーション
を今年から毎年出すとオーナーが言われていましたがそういう
情報提供も今後は必要ですよね。
私が勤務してるビルではテナントのLED導入率は50%程度かな
ただ新規入居の場合は100%最初からLED照明器具です。
ただいずれはどのテナントもLED対策工事は必要となります。
蛍光灯が買えなくなるのですからやもうえません!

蛍光灯の安定器は10年寿命説が多いのですが私や周りの
現場意見を総合すると普通に夜中は消灯する使用方法でならば10年
で故障するのは非常に稀で10~15年で年に数件故障する程度です。
でもこの辺からバスタブ曲線でいう故障が急増する頃!
ただコルトンBOX内部蛍光灯などで周囲温度が60℃を超てるため5年
で故障したケースがありました。(通風穴のない施工ミス)
原因は周囲温度60℃なら安定器表面で95℃超えになるので内部の
絶縁階級(たぶんE種)の温度限界を超えて逝くのです。
蛍光灯の寿命は取付環境(周囲温度)に特に影響を受けます!

....と職場でオーナーやテナントから質問されたら自信を持って
説明すればいいのです。
一番いけないのは返答に迷う事。
又電気主任として思う。という意見では前に何事も進みません。
はっきりと...です。と言い切る事で物事は変わっていくのです。
どうしてもそこには理屈と成功した経験という両方の提示が必要
ですが私の記事がお役に立つなら幸いです。
NETで本で自分で勉強しただけの内容で他人に費用のかかる提案
をするのは私でも自信が100%持てません。
100の理屈より1個の成功体験談を自他共に私は大切にします。