2016年4月23日土曜日

電気主任技術者 トラブル対応3

電気主任技術者 トラブル対応2の記事で電源を直送して修理
まで仮設ファン朝6:30にMCBを投入、23:30に切で運転して
いましたが作成したマグネットとタイマー回路を今日は取付しました。
この操作を夜勤明けの人が忘れると数店舗の厨房の火が使えず
仕込みができないので苦情が出ますから自動が一番です。
(下キットは私で作成したから取付は業者に頼んでもいいとは言われ
ていましたがそれでは中途半端ですからね)
23:30以降の作業なので帰りは次の日でした。

今度はゆっくり落ち着いてインパクトドライバーを使いガツン
でネジは緩みました。
こういうのは緩まない様に最後にインパクトで締めているとの
事で普通にドライバーで回すだけではどんな力持ちでもネジを
緩める事はできないのです。
次に下の空間にネジ穴をこしらえて固定しました。
もちろん最後の増し締めは私の力のみに止めたのは来月また
既存のスターデルタに配線変更するためです。

とにかくそれまではこれで自動にて入り切り可能となりました。

あれ?取付をしていて配線に何か違和感に気がついた!
あのトラブルの日に最初に接続してあった配線の色
のままこんな感じで応急で直送したのだけどこれってMCB
のとこから赤と青が逆相になってるじゃない?
Rが赤でないといけませんが、端子台のネジが3か所この時は
取れなかったので私が間違えたわけではない証拠です。
最初に既存ファンを施工した時に当時の業者がモーター結線
間違いをこの盤のところで修正したとしか思えない。
私が入社する前の工事で当時の資料がなぜか何もないのです。

正式なファンを納入し元のスターデルタ回路に接続変更する時
は赤(R)、白(S)、青(T)にするつもり
前の電気屋さんがどうかわからない方にモーターとこの接続
も任せられないのでその時は確認して私が結線します。

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どこのビル現場でもしてる事で過去記事と重なりますが未経験の
方の参考までに
室内を全エアコンでしてるテナントと空調機で冷暖房してるケース
がありますが専用の空調機で冷暖房してる場合は設備に暑い
寒いの苦情を言ってきます。
まず室内温度センサーは部屋の1点の温度なので時々局所的に
そういう温度のクレームが出るのです。
結論は客、テナントが暑いというならたとえ設定20℃でも暑いわけ
で何度だからこれでいいはず!というこちらの意見は通りません。
省エネ温度とか家賃を払ってるテナントに言ったら怒られます!

今回は全体が寒いという事で空調機の温度コントローラーの
設定変更方法を紹介します。
(この会社のこのタイプは全国的に導入実績が多いと思う)
現在設定22.5℃実際22.6℃、バルブ出力は30%です。
緑の表示%がバルブ出力の度合いを意味するのです!

Aを押すとこんな表示となり設定温度一番右の5が点滅します。
Dを押すと点滅が2となるのでBボタンを押せば2が3となり設定
温度表示が23.5℃となるのです。
最後にもう一度Aを押す事でこの設定が有効となる。

現在温度が設定温度より低いためすぐに冷水のバルブが閉まり
バルブ出力の緑の表示%は0となるのです。
冬では逆に現在温度が設定温度より高いと温水バルブが閉まる。
温度に対して制御が夏と冬では逆転しますがこの制御特性の
切替作業を夏冬切替といいます。
中央監視のPC上の設定変更でそれは簡単にできます。
もちろん現場によりますから現地でないとできないケースもあり!
又そのバルブ出力の緑の表示%がすでに100%で冷暖房をより
強くする事は設定を変更しても意味がないのはわかると思います。

後冷房で室温度が下がらない場合自動でバルブ操作出力は上がります。
23℃が希望温度で25℃になったので21℃にする!は意味ないです。
そのための自動制御で希望温度になる様に自動調整してくれます。
その場合は熱源としての水温度とか別に原因があります。
私が勤務する現場でもやたら設定温度を変更する先輩がいますが
そういう人は自動制御の意味がわかってないのです。

実際に冷水バルブ開度を確認すると0%になっています。
電気担当以外の設備の方はこれまでの内容程度を理解
しておけばいいでしょう。

これがそのコントローラーのBACK
R1A、S1Aは電源とすぐにわかります。
コントローラーがBlackOutしてるならまずここの電圧を
最初に見てみましょう。
これはAC100Vだけど物によってはAC24Vの場合もありその
場合では変圧器が間にあるので検電器は反応しません。
(変圧器を入れると二次側が一次側から見て非接地)
と言うより自動制御を見る場合はテスターを使いましょう。
もちろん自動制御は業者とメンテ契約してるので呼べば業者が
してくれるけど不調時はまず自分で点検してダメなら業者を
呼び、どう対処したのか必ず教えてもらう様にします。
これが確実に自分のスキルが上がる方法だと思う。
業者を単なる修理屋ではなく学びの先生としましょう。

では後は何の線なのか、こういう場合は図面にある線番で
見ればわかります。
7~9は温度センサー、10~12は冷水バルブ開度で13~15は
冷水バルブへの開閉出力でしょう。
図面の右上のとこにFX1というリレー接点があるけどこれは空調機
と連動する接点で空調機が停止するとb接点のFX1接点で線番13と
15を短絡させてる事で冷水バルブを全閉させます。
a接点のFX1接点は空調運転時にONする物だけどこれがONしないと
冷水バルブはまったく開放しません。

真ん中下にはダンパー開閉回路があるけどこれも空調機が停止
するとFX2のb接点で線番33に信号を送りダンパーを閉鎖させます。
(逆に運転時は線番32に信号を送りダンパーを開放)
これらは電気的に機械停止に合わせて設備を閉鎖する仕組み
ですが信号が消失する事で機械的に閉鎖する物をスプリング
リターン機能と言います。最近はたぶん電気式が多い。
電気主任技術者の方は他設備員みたいにこうした自動制御を
BlackBOXとする認識でいてはいけません。


部屋全体では丁度良い温度で局所的に寒いならば空調の吹き出
し口(アネモ)の開度調整をします。
こういうアネモなる物が部屋に数か所あるのです。
このカバーを回して外すと調整用のネジなどがあるのでそれで
開度を絞れば風量は下げれます。
ただ各アネモを絞り過ぎると空調機にスクロールダンパーなどに
よる気圧制御がない場合は圧力が高くなり振動が発生するので
あまり全体的にアネモを絞り過ぎてはいけないません。
後アネモ全閉というのは将来開けた時に大量の埃が噴き出す
ので全閉したならその場所を記録しておき開ける時は下にシート
をひいて養生が必要です。(特に商品のある店舗では)

アネモのカバーは3点のツメで引っ掛けてあるので少し持ち上げる
様にして回せばいいのです。
取付はその3点に確実にツメが装着されている必要があります。
もし落下してお客様がケガでもしたらゴメンでは済みません。
取付だけは十分に注意されてください。
初めての方には意外と取付が難しいので現場でよく練習されてください。

私が勤務する現場ではありませんがある会社で設備員が取付
したアネモが落下し利用者の目に当たり失明する事故が昔
あったそうです。
会社は相当な損害賠償はもちろん当人は解雇です。
もうこの業界では働けないし解雇という事実は一生離職票に
記載される事となるので作業をする場合は安全意識というのは
自分のためにも最優先されてね。
技術職という現場のお仕事では安全こそ最大のテーマ!
それなりにきちんとした会社ではKYT、ヒヤリハット、リスクアセスメント
は必ずします。⇒KYT安全活動