電気主任技術者 職場マニアル

夜中は店舗も営業を終了してるので電力も500KW程度しかありません。
この時間帯では冷蔵庫や冷凍庫用の冷凍機や保安照明その他テナン
トの専用機器、携帯電話の基地局程度が主に稼働してるだけです。
後一部残業して事務処理してるテナントが数社いるかな?
受電部分の22000V⇒6600V部分の24時の負荷状態です。
来年1000KVAの変圧器を撤去して2500KVAの変圧器になる
のに合わせて契約電力を3000KWに変更します。
(22000Vの1Aとは38KVAはわかりますよね?)

この時間帯では電力コンデンサーは1台か2台のみです。
電気室の無効電力量計が計測してるのは朝8時~夜10時まで。
電気の安定配給に寄与するため力率は理想100%前後ですが
実際少しだけ進み力率を管理目標に私はしています。
年末年始、ゴールデンウィークでは夜間コンデンサーを解放
する様に電力会社から要請がきますが夜10時以降ならば
無効電力量計に遅れ無効電力は上理由で積算はされません。
その毎日の解放実績は連休終了後にmailで電力会社に
提出する必要があります。(法的義務ではない)

夜中では警備の方が館内を定期的に巡回してるので設備夜勤者は
定時になれば仮眠をされます。
私は夜勤はしないので泊まった事はありません
ただ日々小さな故障はありますから夜は少ない人数ながら相応に
修理できる物は修理するなど最低限の対応はする必要があリます。
無理なら応急処置のみにして翌朝その状況を判断して設備係長が
対応をされます。

深夜電気関係故障は現場の人で対応は困難な状況が発生すると
直接私に連絡があるのでそこで私自らがすべき行動を考えて処理
しないといけません。
変圧器の地絡警報が出たままとか重要電気設備がエラー状態
で朝まで放置できない状況とかですね。
エレベーター、エスカレーター、自動ドア、シャッターはメンテナンス
契約をしてるので私が対応する必要はありません。
でも24時ではそれら停止してるので夜間故障はまずないです。

地震が発生した場合は社内地震想定マニアルに従い対応します。
電気設備にあっては震度5以上では電気主任は深夜でも出勤
してビル設備の状況の点検をして至急上司に報告が必要です。
当然その時にいる職員で館内の点検をされますが電気設備
については私の担当です。
私は係長から職場の教育担当と職場マニアル作成を任されて
いてこれは昨年私が作成した設備地震点検マニアルです。
誰もが自由に閲覧できる場所にファイル化しています。

水槽関係では地震により水面が揺れて満水警報が出ます。
火を使う機械では感震装置が動作してエラー表示が出ます。
地震により配管が破裂でもしたら浸水して下に影響を及ぼす
関連する装置が使用不能となるので早急に故障状況の確認
が必要となります。
感震装置は忘れずリセットしておかないと機器起動ができない。

ビルにおいて私が一番懸念するのは大地震で地下にある
100トンの受水槽が破裂した時です。
あれだけの量がすべて放出したら地下は沼の様になり
電気設備への影響も甚大だと思います。
天井エアコン結露水詰りで水が溢れ照明器具から水滴
から始まり水による被害は電気屋さん泣かせですね。

その他測定器の基本操作や電気の基本的見方も一般向けに
文章を書き絵や写真も挿入して職場においています。
(暇な時に職場の人に見てもらうため)
保安規定には保安教育という項目がありますからその時
はこの私が作成した資料で教育します。


又設備勉強会は1ヶ月に1回行いますが勉強会は設備だけ
でなくすべての部門で行うルールがあるのは社長命令です。
(毎月の勉強会のメニューは会社に提出するのです。)
設備では電気は私、後機械担当、ビル管担当の3名で
講師をしますがやはり半分は電気の内容ですね。
この職場に配属された時に職場マニアルらしき物はありました
が記述が断片的で本当に熟練者でないとわからない内容!
どちらかと言うと個人の思い込みも強い内容で????
と疑う記載も一部ありました。
係長も前から思っていましたがガチに古い先輩が当時まだ
いたので遠慮されていました。

4月の勉強会では実際に分電盤を使用し裏で漏電、短絡状態
を作りだし行いました。(漏電と短絡の違い)
工業高校の学生になったつもりでわきあいあいな雰囲気で
勉強会を楽しめたらと今回は趣向を変えてみたんです。
それをメガやテスターで測定した場合はどうなるか?
又実際客先で発生していたら最低限すべき事などを指導!
1年未満の新人が二人いるので基礎の基礎から行いました。
ただ紙面で勉強しただけでは故障連絡されたお客様の前では
プレッシャーに負けて何もできないのです。
素人みたいにとりあえずMCBやELBを切って入れるだけはダメ。
たとえばMCBが切れるのでも電気の使い過ぎとは限らない。