電気主任技術者 日常業務

ある飲食店舗で事務所の事務機材を入れ替えたんだけどその
新しい書棚をそこに置くと壁にある照明タンブラSWが隠れて
しまい操作できなくなる
という相談を受けたの
お客様設備のため写真は撮れなかったので同じ物で説明する
と今回はこういう方法で解決させました。

部屋の照明タンブラSWは完全にONのままでいい、ではそれを何で
入切りするかだけど売り場はリモコンリレー(RC)になってるから
RCの電圧でマグネットを制御させてその主接点の入切りで
事務所の照明も連動させました。

RCに接続する時はそれと上下のRCは電源を切りたいので
翌朝(12/1)に店長立会いで開店前に私が一人作業を実施!
実際には写真の容量のマグネットは必要ないのでSC-0を
使用しました。
照明器具工事と違いここでの活線作業は私もしません。

リモコンリレーを追加してという話になると多重伝送なので登録
作業も必要なりそれをするハンディーまで持ってないため業者に
依頼となり操作卓も空きがないのでたぶん交換でしょう。
軽く10万円以上の話になるので一番安く可能な方法で店長から
お任せでお願いされました。
結局マグネットは3千円程度なので私の上司係長からもサービス
してあげましょう。と言われていたから"店長に今回は無償で
させて頂きます"。返答した
(あの店はテナントとして家賃を相当払ってくれてるから)

店長が"それでは申し訳ないです。"と気持ちだけでもと3千円を
私の制服の胸ポケットに入れてくださったので
困ります。と拒否したんだけど一度あげたのだから必要
ないなら捨ててください。とまで言われました。
ガチに強気な性格の人だから断るのは無理な人だね?
飲食店舗で修理をするとお菓子とかは時々頂く事がありますが
現金は......係長に相談したら”僕は聞いてなかった事にします"
と言われたので....お菓子の中元SETを買って職場全員で食べる事
にしました。

私の基準は1時間以内で可能な電気工事なら私が極力してあげる
けどそれ以上では業者発注をお願いしています。
ただ行うからにはどうすればお客様に料金負担を極力かけないで
今発生してる問題を解決できるか?
業者ではないのですからお客様の立場で考え提案します。
実際の現場で難しい電気の理論なんて必要なくて必要なのは
アイデアと工夫だと思うよ。



照明器具から水漏れ、夏のトラブル
ファンコイルという機械に冷水を通して冷風を出しているんだ
けど結露の排水が詰まりその水が天井に吹いて器具から落下。
業者を読んでバキュームをしてもらう必要があります。
それまでは天井裏の冷水バルブを閉めないといけません。
事務所カウンターに落下してるので即現場の人で対応が必要。
送風だけ停止しても天井内の熱気と循環してる冷水で結露は
完全には停止しないのです。
念のためこの照明回路のMCBでの漏れ電流を計測したら0.1mA
だったので水漏れによる電気的被害もなかった!
(天井で水漏れがどういう理由でも発生したらその照明回路の
漏れ電流が1mA未満であるかも確認します。)

となると天井裏に登る必要があるんだけど不慣れな人では
天井ボードを自重で壊す場合があり
それをしたら弁償しない
いけないし上司、会社からも厳重周囲されるよ。
足をかけていいのはチャンネル部分でけしてMバーや天井ボード
に足を絶対にかけてはいけません。

電気の担当をしてると天井裏はお友達だから私は慣れてる
のと男性みたいに体重がないのでいいけど体の重い男性は十分に
注意が必要です。
体重がなくても高齢の方はバランスを崩し同じ事故の可能性が
あるからあまり登らない方がいいと思う。
後点検口から天井に登る時は脚立は天井に届くほどのできるだけ
高い物を準備してください。(これは重要なポイント)
点検口という物の開放にはマイナスドライバーも必要です。

こういうスポットライトは天井裏に電源装置があるんだけどそれが
故障すると点灯しなくなるの
(12Vハロゲンなら電圧変換電源、HIDランプなら安定器)
様はこれを交換すればいいんだけどこのスポットは小型なので
あの穴からは抜けないからその前にある点検口から天井
に登り取替を私はします。


売り場が広範囲で暗くなるので電源は切らないのと静かに配線を
外したいから電源根元を直で切り被覆を剥いて新しい電源装置に
接続します。30分もあれば修理は完了!
たいてい配線が食いついていてボッチを押して既存配線を抜くんだけど
力を入れて外れた時に器具金属部に触れショートした経験があるので
切断で静かに配線を外すのです。
私はカッターナイフで配線を剥くのが得意なので使っているだけ。
(カッターナイフを使う場合、常に被覆の厚みを意識しましょう)
活線工事をする場合は電気工事士だけでなく低圧電気取扱い
特別講習を受講されてください。

電気が生きたままの活線工事は労働安全衛生法でも禁止事項じゃない。

★ビルの天井によくあるLEDスポットライトの構造★
これがLEDユニット、LED発光部と電源ユニットで構成される一番使用が
多い物で今後貴方の現場でも増えると思うので構成をよく覚えておいて。
電源電圧は100Vでも200Vでも可能なボルトフリー。
そうLEDは電源を選らばないのでどこでも使用可能なんです。
デザイン、明るさℓmでいろんなメーカーから多種多様に販売中!
色は電球色(2,700K)~昼光色(6,700K)とあり事務所ならば
FLRとほぼ同じ色温度の4200K直管型LEDがいけます。
(直管型LEDの中にはこの電源部をランプ内に内蔵したのもある)

電源ユニットの配線は赤がアース、黒と白が電源でダブルに
なってるのは送り配線をするためです。
消費電力は激減するのでLED導入による新たな電源工事は
原則発生しません。

非常灯(停電した時点灯)はどこの現場もDC100V電源のはずで
LED化はできません。(LEDランプにはACの100Vか200Vが必要)
今回私が勤務する現場でも非常灯は対象外です。念のため
ただパナソニックからそれが可能な非常灯用LEDが発売されてます。
インバーターか何か内臓してるのでしょうが防災関係は法的な絡み
があるためそこまで計画されるなら消防業者に相談しましょう。
最近業者が交換した誘導灯はLEDになってるので消防設備に
おいてもLED化なのかもしれません。(価格は高いです)

LED発光部を拡大すると左で3本のネジで固定してありこれを+
ドライバーで緩めると本体から外れコネクターを抜けば右の様
に取り外しできるのです。

寿命4万時間はこの発光部の事でそれに付随する上で説明した
電源装置性能や取付環境の優劣で途中不点になる事は確かに
微量発生はします。
点灯不能になった場合パーツがあるなら誰でも修理できるの
LEDは昔の蛍光灯より故障時の対応も実は簡単です。
又既存コンパクト蛍光灯の交換も取付穴さえ加工できるならば
簡単に可能で恐れる必要なんてありません。
私も3回程度天井のコンパクト蛍光灯をLED器具に取替工事
した事あります。(天井ボードを綺麗に切る自信がない方は
不細工になるので業者にしてもらってくださいね)

LEDというと熱くならないと思われてるかもしれませんが器具
の裏を見ると立派な放熱用ヒートシンクがあり相応の熱が
出るのです。

天井裏の狭い場所やダクトなど構造物があると放熱が悪くなり
短期間で点灯不能になるのは熱のせいでLED取付では裏側
の放熱には十分に注意が必要です。

今のビルで3年前に最初のLED更新をした時に一部のフロアー
で故障が発生してこの事が判明したんです。
でも照明業者が検討ばかりで対策をすぐ持ってこないので私がホーム
センターで小さなファンを買ってきて熱気が滞留しない様に天井内に
設置したらヒートシンクの温度が10℃下がったので対策とした。

同じ場所で数個が短期間で点灯しなくなった場合、同じ周辺の
器具のヒートシンクの温度を計測して正常なフロアーの器具と
温度比較してみましょう。
明らかに高い状態では早急に放熱対策をしないと残りの照明
器具もいずれ故障して取替が必要になります。
最大何度まで大丈夫という考えではなくて使用中の機器を調査
比較すれば良く★答えは常に現場にあるのです★

何事も最大許容値を正常使用範囲の一部と考えてはいけません!
意外とこういう事がわからない業者担当者もいます。

LED器具が一式3万円程度と言っていたから業者に依頼したら取付
加工費込みで1箇所最低5万円はするでしょう。(単体取付)
実際にビルのフロアーをすべてLED化するには照明プランナー
に照度計算して設計してもらったり高所では足場を組んだり、夜間
作業費その他費用が必要で1箇所当りの単価は10万円程度になる!
又全体一式交換となれば適当に交換しては前より暗くなったという失敗
もありえる適切な機種選定と台数の変更設計を専門家にしてもらう
必要があります。。。だから予想以上に費用は高いくなります。
1フロアーLED化するのでも数百万円は最低かかる!
安く済ませるなら照明プランナーを入れないで電気主任が機種選定
して電気屋にただ取付工事だけをさせるという方法もありはします。

この11月に第二段のLED化工事を私が勤務するビルで行いましたが
約5千万円、でも後各階トイレ、バックヤードのLED化の第三段がある
ので来期の予算で実施する予定で私も資料準備を今しています。
総費用では1億円程度はかかるので段階的に行う必要がありました。
金額はビルの規模によるので何社から見積もりをまず取りましょう!
社長から蛍光灯器具にそのまま交換可能なLEDにしたら安くできる
のではと当初意見もありましたが安定器が故障するとダメになるし
劣化焼損の事例も説明して器具一式交換を説明しました。

写真がすべてLEDランプという物です。
毎日10時間365日点灯させて順調なら約10年電球交換必要なし
階段、エスカレーター上など電球交換の苦しみから解放される!
しかも蛍光灯より省エネとなれば管理上もLEDは有益です。
ランプにスモークパネルを取付すればLED特有の刺す様な光も
解消でき、電球色(2,700K)~昼光色(6,700K)の光も出せるの
で蛍光灯からLED化への不安の必要はありません。
ただこういう細かい選定は照明プランナーでないとわからない。

電気主任技術者としてけして業者の売り上げに加担する意味では
なくて最善の提案と説明をするのに私もLEDを勉強しました。
国が2020年に蛍光灯、白熱電球の生産禁止を決定しています。
納品業者に聞くとまだ大丈夫なんて言ってますがいずれはどこの現場
でも対応する必要がある事で今先延ばしにしてると一度に多額の
金額がかかる事になります。
最大で5年計画でもいいからビルの全LED化をオーナーが無頓着なら
電気主任の方から提案していかないと★結局困る事になるのは
電気担当だから真剣に今回は考えた方がいいですよ、皆さん★

急な出費だから段階的に更新するのがいいと思う。


電球を販売するだけの会社はかなりの数が倒産するのでは?
実際私の会社でもそういうとこからの電球購入費は激減してます。
そういう点でも電球納品業者は正直状況を言わないでしょうね。
後もちろん電球交換も激減しました。
5~10年後切れたら上の写真みたいなのを現場で電気主任が都度
取替えします。(ただ配線を抜き替えるだけだから誰でもできる)

これはアネモという空調の噴出し口で時々開度調整をする
VAVがあればこういう操作は必要ないけど店舗にあるのはなし。
その場合はカバーを外して中の調整ねじを回して開度調整を
するんです。
ビルで設備のお仕事をされる場合は必ず操作する事がある!
このカバーには爪がありそれが本体に引っ掛けてあるの
初めてこれを操作した人は外せない人が多いので説明すると
下から少し持ち上げる様にしてカバーを回すのです。
力でただ回してもツメでロックがかかっています。

特に注意してほしいのは取付する時に3点すべてに確実に爪
を引っ掛けて固定する事です。
簡単そうに見えるんだけどこれ意外と難しいです。
斜めから見ながら確実にそれがなってるのを確認の事!

昔の話だけど見習いの方が取付をした後にカバーが落下
通行していた女性の顔面を強打し警察に通報されたそうです。
治療費はもちろん社長はお見舞金の100万円を持ち謝罪されました。
もちろんもう会社にはいれないし自分だけでなく上司も相応の処分を
受けてしまったそうです。
★頭の上で何か作業をした時はそれらが落下しないか現場仕事
では特に注意が必要。

特にこのアネモは落下させたらガチにヤバいから将来
操作する事があれば思いだしてね。
もちろん天井付けの照明器具を交換した場合も同様です。