電気主任技術者 照明回路タイマー取付

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年に数回はするのがテナントから照明回路にタイマーを取付して
ほしいという依頼で現場の電気主任技術者になるならこの程度は
楽勝で自分一人でも工事できないといけません。
11/25もSHOPの開店前の朝に早出して取付をしました。

2P2Eの既存照明回路行きの2線を外す。
(100V照明ならば2P1Eとなる)
そこの二次側からタイマー回路S1とS2に接続する。
ON時間のみNO(ノーマルオープン)から200Vが出力されてマグネット
励磁コイルA1-A2に印加されます。
主回路はS1手前でパラ分岐させた200Vを既存照明回路に送電して
点灯する。

パナソニックのTB15601Kタイマーの仕様
ボルトフリーなのでCOIL電源電圧は100V~200Vいけます。
負荷が少ないならばマグネットなしでS2-NOに既存の照明回路を
直接接続しても構いません。
(200Vモーターでも750Wまでなら直接続でON\OFF制御可能)
ただ10Aを越す場合は私はマグネットを入れます。
こういう物って15Aまで制御できると思いがちだけど注意!
蛍光灯だけでなくHIDランプもある場合、入切に必要な電流値
は事前によく調べておきましょう。
尚実売価格はNETで8千円前後で購入できます。

電験三種を勉強されてる方なら上の回路は頭では理解できたかな?
でも1回もされた事がない方では組むのは難しいかもしれません。
頭の上でつながりを考える段階では楽勝だけど実際この工事をすると
なるとたとえばタイマーのS1とS2端子には3本線は入りません。
無理すると破損しますからね!じゃあどうしたら?
S1に接続するのもCOMに接続するのも同じ、A1から主接点一次側
に接続すればS2に3本挿入は不要になるのに気がつけるか?
写真の接続を見ながら上の図回路と動作は等価であるのを目で
追ってくださいね。

これが本で勉強しただけの世界と実際の世界の少しの違いなんです。
自分の頭の中の思考を現場で実現させようとしても仕様の少しの
違いでできない場合はその場で考えながら行うのです。

タイマーのピンの状態をよく見てください。
07:00~22:00の間が倒してありますがこれでこの間のみ
タイマーNO接点はONとなり照明が点灯します。
マグネットでの照明電流の入切は必ず主接点で行い補助a接点
を使用してはなりません。

業者に頼めば工賃込みで最低でも3~4万円は請求されるので
パーツ料金のみで行うテナントサービスの一つです。
この会社では昔から電気主任技術者を担当した人はこの程度は
自ら行う習慣があるけどお客様に対しては自分が担当になった
からと質は下げれませんから同じ様に作業できないといけない。
自分ができないから業者に依頼するとなればこれまで1万円で
できていた事が業者にさせるので4万円必要となります。
客だけでなくオーナーからも電験資格があるのになぜ?と言われる。
そう一般の人はこの資格を持ってのだから電気なら何でもできると
思っているのです。(とにかく業者発注はありえません)

★電気主任技術者の方、ご存知ですか?
蛍光灯を昔から会社が一括購入してる業者から速報が入りました。
大手照明メーカーが蛍光灯を来年から順次生産しなくなるのと現在
納品してる蛍光灯の来年からの値上げについてです。
私が勤務してるビルも3割程度はLED化されてないので関係ある
内容ですね。
値上げした商品もメーカー在庫が終了した時点で終了になるので
今の蛍光灯照明器具からこのLED照明器具に変更が必要です。
ビル全体で数千万円かかる話ですから各現場でも計画的な更新
PLanを電気主任技術者としてもオーナーに提案が必要でしょうね。

NETですぐ調べたら国がこういう方針を出してる以上今回は
私たち電気エンジニアも本気で対応しないといけません。
これって家庭にも影響するという意味ですよね?

私が住んでるマンション部屋の廊下にはFDLのコンパクト蛍光灯
があるんだけどあの口金の代替LED電球はない?と思って調査
したら大丈夫すでに販売されていました。
今後代替LEDにするのに1箇所が5千円近くかかるのでそういう
気持ちの準備は必要でしょうね、蛍光灯はもうなくなるのですから
照明器具交換の場合は義務は借家は大家さんにありますがたぶん
借り手が電球を代替LEDを買う事で対応するしかないでしょう?
わざわざ大家さんからLED照明器具に交換なんてされないはず!
(電気屋さんにお願いしたら工賃込みで1箇所3~5万円はかかる)
古い蛍光灯器具に代替LEDを取付るのは将来安定器焼損の可能性
があるので器具交換が理想だけど一般の方はそこまで危機意識は
ありません。

電気主任がお仕事として更新計画を進めるなら今の器具にそのまま
使える上の様なLEDランプという更新ではなくて器具一式交換しかありません。
ビルや工場に多いFLRやFHFの様な直管型蛍光灯にあっては
危険な安定器をバイパス工事してLED化する方法もあるけど経年劣化
した古い器具では配線やソケットの交換も必要でビル全体数が対象
だから現場の電気主任が個人で対応できる話ではありません。
ただ切れた時に1台づつ現場の電気主任にバイパス工事をする様
に指示するオーナーもいるかもしれません?(業績不振のオーナー)

いずれにしてもLED化について電気主任は良く研究しておくべきです。
まったく無頓着なオーナーでイザでもう交換電球がLEDしかないとなって
何とかしてくれ!と言われるのは現場の電気主任ですからね。
応急対応として直管LEDランプを使用するための器具バイパス工事
は練習しておくべきです。電気主任技術者ならば!
★参考記事⇒LEDバイパス工事方法

11/28に数ヶ月ぶりに500KVA電灯変圧器で地絡警報(LGR)が出ました。
監視室PCでこういう感じで表示されますがすぐ現地の変圧器B種接地
で測定したらこの時期程度の25mAでまったく異常なし。
この系統のコンセント機器か照明設備に接続される何か?だけど
経験的にテナントが使用してる機器の何かが一瞬の悪さをした。
ただ漏電が継続すれば500mAが出たままとほとんどでなりそうで
ないと調査の方法がないのでこういう場合は様子見ですね。
変圧器B種接地電流は私の現場ではほとんどで50mA未満
夏場負荷が増えると動力変圧器が50~100mAになりますが
100mAを超えてるのはありません。
もし貴方の現場で100mAを超えてる変圧器があるならば原因
を調べておいた方がいいです。(調査必要基準は50mA超)
火災など急に事故が発生した時にわかりません。はヤバいよ。

B種接地線には対地間静電容量を通じて流れる高調波成分、ノイズ
など漏電以外の電気成分も流れてるので0mAなんて現場はありえない
一般的傾向として負荷電流に比例してB種接地電流は増えていきます。
(1日の中で昼と夜中、平日と休日でも全然値は異なる)
ですから毎月それを計測しておく事で正常な状態の値がわかるのです。
というか現在月例点検では変圧器のB種接地電流を測定する様に通達
が経済産業省より出てるのをご存知ですか?
されてない現場の方は来月より忘れずにされてください。
測定には1/1000A(1mA)が測定可能なクランプメーターが必要

それほど常に変化するわけではないけど1日の変化として見たら
変圧器のB種接地電流はこういう変化をします。
この変化は各負荷の癖に応じて変圧器により違いますが夜中は
負荷がなくなるので下がります。
逆に夜中まで高いままだとそれはどこから来てるかが問題です。
共用部かテナントでもアクティブ状態になってる何か?

初めて変圧器B種を計測して100mAを超える値を検出した場合は
それが夜中の00:00でも発生してるのか?まず調べてみて。
LGRの設定を500mAとかにして逃げている現場があるみたいですが
手遅れになる前に本当真剣に原因調査が必要です。
特に300~500mAも出たままで平気はエンジニアとして常識に
欠ける管理状態です。絶対に!
ただこういう常時発生してる場合は原因特定は必ずできます。
こういう感じで⇒★ある漏電事故の場合

変圧器の期待寿命はなぜ30年なのか
12年も未使用の変圧器を22000Vの線路に接続してテストする件で
電力会社から実施する、しないは需要家の自由でただそれで波及事故
を発生させたら相応の責任が必要という回答をもらいました。
当然ですよね、それで会社にも電気主任としても反対します。と意見を
伝えてそれは中止になりました。
前任者からの爆弾でしたが誰も100%安全と業者も言えないならできません。

変圧器の研究をしてる内で知った事で誰にも知って損ないと思えるのが
変圧器の期待寿命はなぜ30年かという理由。
意外と私も含めてその正確な理由を知りません。
内部に使用される絶縁紙の引張り強度が初期値に対する比率約60%
になった時点を変圧器の寿命
と言うのだそうです。
電流がコイルを通過すると張力が発生するので古い変圧器で過負荷
は好ましくないというのも同じ理由ですね。

25年から35年運転した変圧器では絶縁破壊電圧はそれほど低下しない
が機械的強度(引張り強度)は大きく低下するのです。
つまり単に耐圧試験で絶縁上合格しても負荷電流を相応にかけると
負荷電流による張力に耐えられない場合、内部で相間短絡!
絶縁紙の主要構成物質はセルロース分子であり、この分子の長さの
目安となるのが平均重合度と呼ばれる物でこれの変化グラフが下表
この値が30年程度で半減するのだから引張り強度は丁度寿命と
なり変圧器交換時期と言えるのがこの表を見て私も納得できました。
35年使用できてる現場があっても負荷電流が少ないからでそういう
老朽化した変圧器を継続使用するのはヤバいと思います。


11/23に地下の100トンの受水槽の下に照明器具を2台増設した。
なんとこんな下に小さなポンプがあり2ヶ月に1回ここの
ストレーナーの清掃をしていて投光機の照明でしていたの
会社のおじさん達がいつも私の知らない間にしていたんだけど
このたびある方がこの下で頭部を強打されました。
作業環境においてこういう潜在的な危険箇所は現場ではあり
暗い又は照明がないという事例は意外と多いのです。

この職場も高齢者が増えてきたので若い頃大丈夫だった事も
今は難しくなったと言われていました。
テナントや共用部ではないから見栄えは問わないので安全
にしてほしいと係長からミッション発令!
作業自体は遊びに近い程度だから即取付をしました。
上りSTEPのとこにMCBをつけてこれで照明を点灯させる。
テナントが退去で放棄した直管の照明器具が倉庫にあったので
これを壁付けするだけ!私ともう一人の二人で作業しました。

すでに作業用コンセントのための配線は昔の人達でしてあるので
これに照明器具を途中とENDに取付すればいいだけ。
ただガチにコンクリ壁が硬くてプラグを打つ穴開けが大変でした。
こういう100トンもの水槽の下だからその辺の壁とは強度が違う
のは叩いただけでもわかります。
(コンクリに穴を開けそれにプラグを挿入してビスで器具固定)
京子ちゃん面倒ならぶら下げてもいいよ。なんて言われたけど
それは不細工なのでなんとか穴を2箇所開けて器具固定させました。
照明器具程度なら2箇所固定で十分です。

途中で線を一旦切断して器具に接続します。

途中と奥作業現場の壁面に取付、奥の1台では途中経路がまだ暗い。

以前の3倍は明るくなりました。
前の電気主任は文句ばかり言って何もしてくれなかったが
若い人は何でも機敏に対応してくれるから俺らも助かる。
と言われました。
前に記事にした夜間のセンサーライトもそうだけど職場の方
が安全に作業できる環境改善も電気主任技術者のお仕事の
一つだしそうあってこそ評価というのは上がるのです。
難しい電気理論を知ってる、難しい資格を持っていても何もしない人
何もできない人ではいつか誰かから"何のための電気主任なんだ?
と言われると思うよ、そうなっては絶対にいけません。

その言葉は電気主任技術者になった人が言われてはいけない
不名誉な言葉で私もそうならない様に意識がんばっているの。
★保安規定には電気主任技術者の解任についてもあり
対応できない不手際が連続するとせっかくなれた電気主任技術者
を解任させられるのが会社ですから注意しましょう。
特に他の設備員より高い給料をもらってる場合不満が出るの
が人の心理ですし免許があるだけでは誰も認めてくれません!