電気主任技術者 仕事:空調過電流警報の発生

最近少し働きすぎかな
ビルLED化工事が私の提案で通り今月23日から開始。
毎晩業者とその夜中の工事打合せをするのでいろいろ
していたらいつも帰宅は24時前がほとんどなの
社長から毎晩タクシーで帰る許可をもらってるので
身の危険はありません。
でも5千万円という私が生まれて初めての大きな仕事で
電気主任技術者として責任もあるので頑張るしかないの
だから家にいる時はいつも寝ています。10月いっぱいかかる予定
それと疲れてくると自制心が薄れるせいかなぜか性欲が高くなる。
体の火照りを解消するのに逝かせてくれたり、食事、入浴で体
まで洗ってくれる、あの子がいるのだけが救い。

お客様が営業中はできないから作業はどうしても夜中作業。
ただ器具を交換するだけでなく天井塗装もあったり接続予定
の電源電圧がその天井は違っていたり実際の照度が不足とか
自分なりに照明について事前に勉強しての開始だったんだけど
やはり実際の施工はいろんな問題が発生します。
業者監督もこの現場は初めてなので頼られているけどなんとか
二人で協力して予定の17日には完成させたいですね。
あ!その監督というのも私と同じ女性の方で以前はメーカー
で照明プランナーのお仕事をされていた方です。
あの人に私も学びながら毎晩勉強させていただいています。

毎晩5~10名チームで作業してるんだけどエスカレーターホール
とか高所場所は全員で協力して作業をしています。
下受け作業の男性に"貴女みたいな女の人は初めてだ"なんて
言われたけどじっと見てるだけでは気が済まなくなります。
器具取付は彼らの作業を見ていて覚えたので作業は毎晩私が
帰宅後朝5時までしてるけど、23:30までは私も作業員に参加
して器具工事をしています。
毎日の工事スケジュールが少し遅れてるからね。
社長からは無理にそれに拘らないで"ケガだけはするな"とは
言ってくれてはいるけど大人のけじめとして予定工期で済ませ
たいと思っています。

昼間は下の様な感じで普通に仕事をしているの
過電流警報が監視室のPCで今日出ました
写真では雰囲気が出せないけど過電流が発生した機械
のアイコンが赤く点滅するの

とにかく現地に行ってみると盤の方でもAL2という過電流
で機械が自動停止したとわかる!
その他では欠相要素、反相要素でも警報が発生するけどAL2
以外で警報が出た事は一度もありません。
その他特定の負荷%になったら警報を出しもできるけど一度も
使った事はありません。
この電子ユニットは故障して交換するのは簡単なんだけど
設定作業がガチ面倒なので私は昔のすべてシーケンスタイプ
の盤で指示もアナログの針式が一番好きですね。

まずは絶縁抵抗の計測準備
何もせずにMCBを投入して再度運転を挑戦してはいけません。
家で素人の方が何も考えずにMCBを投入する真似を現場の
電気主任技術者がしては失格ですよ。
メガのアース端子は扉の金属部に適当に接続するのではなく
きちんと盤内アースターミナルに接続されてくださいね。
後綺麗にしてるでしょう?誰から見られても恥ずかしくない
様に盤の中も自分の机の上と同じ感覚でいつも掃除もします。

あそう!私はメガをする時は相間をジャンパ線等で接続して
アースとの間で測定します。
単相L/N一括又は三相R/S/T一括とアースという意味。
これはメガの取説にそうあったので昔からそうしています。
ジャンパ線とは両方にクリップのついた短絡用の線の事です。
これはシーケンスを調査する時でも絶対私には欠かせません!


ずいぶん古いメガを使用してると思われたかもしれません
これは私が父から譲り受けた物でもの凄く古いけどまったく故障
せずに正確な値を示す優れ物なの
会社の人はデジタル式を使ってるけど針式の方が確実に変化を
読めるので私はこれが好き。

まずMCBを切るのは当然!
3線をすべてジャンパーしたらMCBの二次側でメガを計測、次に
マグネット(MG)の二次側で計測します。
①点で計測するとMCB二次側~MG一次側の配線のメガ
②点で計測するとMG二次側~配線、機器のメガ
以上を100Vメガで計測した結果20MΩ以上で問題なし。
故障を見つける場合は440V回路でも200V回路でも100Vメガで
探せば見つける事ができます。
様はモーターが焼けた場合の絶縁0Ωを探すのが目的で正常なら
ばすべて20MΩあります。(100Vメガは20MΩまでしか計測不能)

尚この回路はCTで電流を読み設定以上になると過電流と判断して
MGを切るのでTHRはありません。
パーツに名称を入れているのは自宅にいる時に会社の方から
故障の電話を受けた時あれ、これという言い方で報告を
受けたくないからです。

200V回路だから250Vメガ、440V回路だから500Vメガは
普通なんだけど最近の機器には蓋をはぐると衝撃電圧試験禁止
という妙なニュアンスで記載
されてる物を時々よく見ます。
某大手計装メーカーの製品にもしっかりありました。
これって絶対に私達が行うメガの事も意味してるんでしょう?
法的には絶縁測定の電圧については○○が好ましいというだけで
絶対そうでなければいけない!とは言ってません。
わざわざ好ましいという表現を使ってる意味を知りたいね。

店舗、テナント分電盤でメガを計測する場合は顧客が都合で
接続使用してる所有物については外してほしいのが私の本音
なんだけど、現実それを完全に行うのはどうしても無理!
この現場でも過去その事により機器がいくつか故障した事例
があり客から弁償しろ。と騒がれてオーナーが弁償されたそうです。
法的には測定方法に間違いはないと説明しても客にとっては
昨日まで正常に動いていた物が停電作業の翌日には動かない
となると素直に"わかりました”と納得する人の良い方は今の
時代皆無に等しいのです。

父が若い頃は何でも低圧は500Vメガでしてたらしいけど
今は電子制御の電圧に敏感な物が多いのでもし停電作業
でメガを測定した後に故障した機器があると面倒ですね。
停電作業後で私が一番心配するのはそうしたメガ作業
による客先からのクレームです。

結局壊れたらメガのせいで壊れたとしか客は言いません。
そういう経緯もあり私が勤務する現場ではメガは100Vで統一
しているんです。他の現場はどうでもいいの"ここはここ"
結局、自主保安体制とは最後は"ここはここ"しかないんだよ。

最初の話に戻りとにかく今回は絶縁は異常なしという結論。
ではこれで投入して試運転して良いかという判断になります。
私が懸念したのはファンの軸などが固着したなど機械的な
異常がありえる可能性を考えたのでこのままMCBを切り
専属の空調業者に見させる事にしました。
無理に稼動させると機械的故障範囲が拡大すると判断!

モーターを扱うなら特性表の中で回転数と電流の変化くらいは
電気主任技術者は知ってないといけません。

電圧をかけたまま回転数が上がらないと電流が高いまま
となり結局それに過電流トリップ機能が反応するのです。
そう軸が何かの原因で回り難いもその一つ!
モーターが停止状態をすべりS=1といいますが回転が上昇して
Sが1よりどんどん小さくなるすると二次抵抗はR2÷Sのため
逆に大きくなりオームの法則の理屈で運転電流が減るのです。


係長に今回の私の判断を説明したところあのファンは10年以上
なるけどそういう警報は一度もなかったのにこういうのが今頃出る
様では一式交換しましょう。
とも言ってるので業者に交換するつもりで調査をお願いしました。
中途半端な修理で20万円かかり半年後に交換で50万円かかる
と技術部長からどうして最初に一式交換しなかったのか?
という過去の掘り起こしになるから私も最終的には一式交換に
決めました!

後はエクセルで下の様に写真付状況を作成して職場の申し送り
にも追加します。
こういう事だけでなく問題点を担当処理した人は誰が見てもわかる
様に記録を残すのが今の職場ルールなの
特に現場の警報が出た状態は必ず撮っておく事。後で勘違いでは
ないかと言わせないためです。
(監視室PCの警報は電気一括異常のため警報の中身まで不明)

業者からの見積もりがそろった時点で正式な故障報告書を作成
して会社の方には提出が後日必要になります。
やはり50万円程度はかかるでしょうから金額に応じた事務処理
をしないと会社というのは何もできないんです。

その後★会社から業者に注文書が送られて工事開始です★

口約束で金額を決めて工事をして業者からの請求金額が異なって
ると経理からこんな支払いはできない。となるので必ず注文書を
出すのは業者と発注者のためなんです。
又電気主任が独断で工事を発注して工事金額で会社に損害を
与えたら人事評価は大きく落ちます。

緊急時私の場合は携帯のLINEで技術部長に許可を求めます。
だから故障が発生した場合は調査するだけでなく状況の要所
を撮っておく事を忘れてはいけません。
責任者は単なる技術屋ではなく社外、社内での事務手続きや
先の展開まで考えて行動する事を求められます。
修理を外に依頼する以上は勤務する会社のお金の流れ
添付必要書類というのを最初に熟知されてください。


普段使わない業者を使う場合は必ず見積もり内容と他社の
同様の工事と金額比較して適性かCHECKも必要です。
電気に関する事では電気主任しか内容が詳しくわからない
ので電気工事見積もりCHECKも電気主任のお仕事です。
だから電気に関する修理見積もりはすべて私宛で来ます。
時々客先工事だけどサービスで業者との交渉に同席して
電気に詳しくないテナントにアドバイスもします。
そこで必要な事は電験で勉強した事ではなくて過去の自分
の現場経験を頭に絵描いて比較しながらですね。

時々お客様から何があるかわからないから大変でしょう。
と質問されますが"はい、過去の成功と失敗の積み重ねの
経験だけが私達の財産です。"とお答えします。
私も最近になってその言葉の意味がわかる様になりました。
最初は電験資格さえあればできると私も勘違いしていました。

次回は制御電源の取扱いについて記事にするつもりです。
装置には運転回路と制御回路があるけど停止させる場合において
どちらを先に落とすべきとか貴方は現場で意識されてますか?