電気主任技術者 仕事:キュービクル設備3

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たとえばコンデンサに通電する高圧のSWであるVCSで現地では投入するのだけど
中央監視PCが投入状態にならない場合これがVCSの投入シーケンスです。
VCS2-1番間に常時AC110Vがかかっていて内部で整流してDCにしてMC1が投入
される事で投入コイルCCがONとなりVCSの投入接点が入ると読めます。
このAC110Vは前記事で説明した受電6600Vを100VにするVTの制御電源から来て
います。
VCSが投入されるとVCS7-8番a接点がONとなり中央監視に投入を知らせますが
それが認識できないならばこのVCS7-8番があやしいという事になります。

VCSはラッチ式ではないので投入後も保持電流が必要なタイプ、つまりトリップコイル
を内蔵してなくてもVCS2-1番間が無電圧になれば切れます。
受電VCBの様に基本停電作業以外では365日投入を維持する場合はラッチ式で投入
後は機械的に状態を保持して、必要時にトリップコイルで切らせるのです。
そうでないと数年で投入コイルが熱で断線する可能性があります。

ではそのVCS7-8番を点検するに当たりどこにそれがあるのか?図面ではこうある
けど実際はVCSの中にあって容易に触れる事はできないのです。
こういう場合はそのVCS7-8番に接続される線番に注目!120と121の線
というのがわかります。
こういう外部配線との接続は一ヶ所のターミナルに並べて別位置に配置されていて
ここで点検をするのです。
高圧受電外部TBというターミナルを見て左ターミナルの上から7番目と8番目がそれに
当たります。

実際に現場VCSが投入状態ならここが短絡状態になっています。
ここをジャンパー線で短絡すればいいのです。
(絶対に他間を短絡してはいけません、焼くおそれがある)
これで中央監視PCに投入表示があるならばVCS内部のVCS7-8番
のa接点が悪い可能性大です。
尚ターミナル上から7番目と8番目とVCS7-8番は偶然の一致でたま
たまです。
この状態でVCSのメンテ業者に修理依頼すればいいのです。
もしこれがPC側ならば今度はシステムの方の業者で電気主任
は原因を調査して的確な業者に連絡しないといけません。

見えてる範囲で追加説明するとR相の電流表示が中央監視PCに出
ない場合、ここは4~20mAの電流なのでターミナル番号の300,301
G11の端子が緩んでないか増し締めしてください。

地絡警報LGRは現地で動作するのに中央監視PCでLGR警報
がまったく出ない場合
これが現場LGRのシーケンスです。
低圧動力で話すとP1とP2が電源、Z1とZ2にB種接地電流の値を入力
設定以上になるとc1とa1が短絡するのです。線番で言えば800と801
になります。

これがターミナル表で800と801があるのでこれも他を短絡させない様
にここをジャンパーで短絡させます。
これで中央監視PCにLGR警報が出るならば現場のLGRが故障してる
可能性大です。
そう滅多に壊れる物ではないので経年劣化時でしょうがたぶんこうい
う事例ではLGRの交換になるでしょうね。
それとこういうターミルの緩みというのもあるので増し締め
して見る事も忘れないでください。

必ずどこかにこういう外部配線と制御盤を接続するターミナル端子が
電気でも空調でもあります。
ここを短絡したり解放して疑似起動又は停止状態を作り異常を見
つけていきます。