電気主任技術者 ビル内一般設備

空調機、熱源機器、受変電設備、自動制御などをメインにいつも記事に
してるので今日はそれ以外の重要設備について記事にしました。
これらは直接テナントや一般利用者に関わる部分で不備や故障が発生
すると即クレームとなるのである程度の基礎は電気主任でも知っておき
ビルで働く以上は自らも対応できなくてはなりません。

一番左は火災(煙)感知器、真ん中は放送設備、右がスプリンクラー
ヘッドでたいていの方はどれも見た事があると思います。
煙感知器は煙を感知すると火災受信盤に信号を送る設備ですね。
放送設備は店舗では通常BGMが流れているけど非常放送を起動
するとカットリレーが動作してBGMを強制停止させ非常放送のみ
が放送アナウンスされます。

スプリンクラーは火災の熱でヘッドが溶けて水が噴出し消火をする
物で一旦水が噴射したら消火完了後は各階にある元バルブを閉め
て停止します。
この中で一番有得るえのは火災感知器の発報で実際の現場での
対応は利用者の安全確保のために各現場で消防署に提出した
消防マニアル
に従い対応できる様に訓練されるはずです。

これは誘導灯だけど最近はほとんどがLEDになっているので通常
は玉切れというのはありません。
5年はこのまま使用できるけど点滅とか点灯しない場合消防設備
だけは電気主任技術者であっても修理をしてはなりません。
(消防設備は消防設備士の独占業務です)
勘違いしてはいけないのは資格があるだけで消防実務経験のない
半素人もすべきではありません。

そういう人では時間がかかるだけでどうせ修理なんてできはしません。
★年2回その建物で消防点検をしてる専門業者に連絡を行います★
矢印の部分が緑点灯なら正常で赤点灯だと不具合があるので業者
に連絡されてください。


消火器はこういう赤い台に載せて各要所に置いてあります。
会社から消防署が開催してる講習に行き私も実際に噴射練習を
しましたが火に直に消火液をかけるというより火と燃焼物の境に
噴射させてこそ最大の消火効果が出ます。
たとえとしてホウキで床をはく様に噴射させる感じですね。

上の消火器で消せない場合、屋内消火栓で消火活動を行います
又消防訓練の時にこれも空操作ですが練習をします。
何回かテナントの皆さんの前で操作方法を説明した事があります。
責任者は部署に関係なく操作方法を熟知しておく様に社長命令が
出ています。(お客様の人命を職員でも守るというコンセプト)

火災受信盤ですが左は警戒区域事に分けてありそこのエリアの
感知器が動作すると点灯するPタイプで昔からある方式です。
右は簡単に言えばPCみたいに表示されるRタイプでこの10年以内
の建物ではRタイプが多いと思います。
防災センターに受信盤があれば警備の人が操作するので関係ない
けど設備の部屋にこれがあるならこれも覚えないといけません。
そんなに難しい操作はないので大丈夫です。
(たしか防災センター要員の講習を受ける事になると思います)

インフォメーションボードだけどこれもLEDになっていて下から見る
とLEDであるのがわかるでしょう。
これは消防設備ではなく点灯がおかしいなら自由に現場で修理
可能です。
ただ両側のビスで固定されていますからロビーに落下させると
大変なので必ず二人作業でカバーの取外しはします。
これはLEDなのでまず故障しませんが中に蛍光灯があるタイプ
は私は何回も修理をしました。ただ最近はバイパス工事でLEDに
できるのでそれを購入して蛍光灯からLEDにします。
交換の難しい場所にある蛍光灯器具こそLEDがいいですね。


これは空調噴出し口のアネモという物でVAV(可変ダンパー)
がない物はカバーを外すと風量調整ができます。
(VAVは温度検知して自動でダンパーが開閉する自動制御)
冷暖房調整の関係で時々この操作は設備の方が行います。
3個の爪でロックがかかっているので下から軽く押して左に回
せば外す事ができ、取付はその3個の爪に引っ掛けます。
意外とこれは初めてすると上手に取外し、取付が難しいので
よく練習しておく必要があります。
取付をしてこのカバーが落下しもし通行人の頭にでも落ちたら
かなりのケガとなり警察ざたになりますからヤバイですよ。
天井設備の取付、取外しは細心の注意が必要。

これはよくあるドームタイプの防犯カメラで私が勤務してるビル
ではあちこちにありそれらは警備事務所の総合盤に自動録画
されています。
どこのビルでも要注意人物というのは写真でリスト化されていて
そういう人が来ると警備員の方がマークされています。
一度見せてもらった事があるけど驚く程に普通の人が万引き
や構造物破壊など平気でされます。


自動ドア、シャッター、エレベーター、エスカレーター設備はフル
メンテナンス契約
だから設備の方が修理の必要はないけど、
それでもいくつか覚えておくべき事があります。

シャッターがUPボタンを押しても上がらない場合の人力での
開方法は覚えておく必要があります。
最初に電源が切れてないか安全装置が動作してないか確認。
そういう場合は絶対設備に電話がかかってきます。
(シャッター天井内に巻き上げ用の機械的な何かがある)
店舗シャッターが開店時間になっても開けられない更に設備員が
その手動開方法を知らないのは通りません!
店のシャッターが上がらないのだから店長はキレテます絶対に!
こんな故障は忘れた頃にあるので先輩から習っておいてください。

エレベーターについては乗り場のレールに物がつまりドアが閉
まらず停止が割りとあるので異物の有無程度は点検されて駄目
なら業者に連絡されてください。
エレベーターはそう大きな故障はまずありません!

エスカレーターは子供が走ったりした時の振動での緊急停止など
意外と故障より安全装置が動作して停止する事が多く現地確認
する事が多いと思います。
その程度なら現地リセットで再起動できますが機械物で常時動い
ていますので故障も時々します。
ただ○○の会社のエスカレーターより○○の会社の方が故障が少ない
というのは本当ですね。まあ言えはしませんけど。

テナント、一般客が利用する設備、そういう空間にある設備
故障で最初に確認をしなければいけないのは利用者にケガが
ないか、そうなる可能性がないかの確認です。

設備員は誰であろうと故障連絡を受けたら速やかに現地に行き
その確認をした上で必要があれば処置を行います。
その後で業者に修理連絡をして到着を待つ事となります。
★機械が動かないのは仕方ないけどケガ人を出したら仕方ない
ではすまないからです★

電気主任技術者として知っておかないといけないのはこうした
設備の電源元の位置です。

業者から電源が切れていますと言われてどこにMCBがあるのか
わからないでは大恥をかきますよ。
逆に"作業のため電源を止めてください。"と言われる事もあります。
特にシャッター、自動ドアはたくさんあるのでその階のあちこちの
分電盤から電源を取っているので私は手帳に一覧表にしてまとめて
います。